ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

『瀕死の双六問屋』忌野清志郎

2007-09-23 09:13:27 | なんやかんや
先日買ってきたきた文庫本を読み始めた。




まだ読み始めたところだけど、ブログで紹介したくなった。

日の丸・君が代の法制化が議論されてた頃には、こんなこと書いてる。(第十八話「五十年以上も戦争の無かった国に生きてる」より)

各地で「君が代」の公聴会とやらが催されてるらしいがヤラセみてえだな。それで民主主義のつもりなのか。ひとつの歌がシングルとして、どのくらいのパワーがあるのか、いつも俺達は考える。レコード会社もプロダクションもバンド・メンバーも作家も音楽と歌について議論するんだ。それが当たり前のことだろう。だが、公聴会とやらには音楽家の顔ぶれが見られない。ひとつの歌を国歌にするのかどうかという議論に音楽家が参加していないのは、これまた不可思議なものではござらんか?
旗や歌に関してはデザイナーやミュージシャンの意見を聞くべきではないのか。”かたはらいたい”とはこのことじゃ。


ミュージシャンならではの視点というのか、僕はすごく新鮮な意見を聞いた(読んだ)ような気がした。


そして清志郎自身が「君が代」をアルバムに収録したことでポリドールが発売中止したことにふれている中でこんな記述もある。(第二十二話「様々な制約と規制の中で、がんばれ外資系の会社よ!」より)

俺は右翼かも知れないと思う。丹下左膳の格好をして刀をさしているとそんな気にもなる。志をつらぬくという気持ちを日本人が持っていたら、すばらしい世界が来るんじゃないかと思う。俺は右でも左でもかまわないんだ。そんなことどーでもいいんだ。右にどんどん行ってみろ。やがて左側に来ているのさ。地球は丸いからね。それよりも二人並んでいると俺の右側は君の左側だったりもするのさ。そんなことより俺は、人々の心の中に芯が一本通ってりゃいいんだ。それが一番大切なことだと思ってる。


なんか一言一言が新鮮でたまりません (^^)
コメント
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