ぜんこうさん - BLOG

チャリンコ、タイガース、酒など、好きな時に好きな事を書かせてもろてます
→最近は、サイクリングと読書ばっかり(^^;)

2月の読書メーター

2017-03-01 09:09:59 | 読書メーター
仕事ないからいっぱい読めた


2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3817ページ
ナイス数:537ナイス

物体Mはわたしの夢を見るか? (ソノラマ文庫)物体Mはわたしの夢を見るか? (ソノラマ文庫)感想
ゲル状液体から人体成型機で作られた主人公が「ブレードランナー」の世界やら「宇宙大作戦」(←スタートレック)の世界に入ったり、一千個の小さな私に分裂したり、世界を創造したり・・・作者の願望・欲望満載のSF。 こういうくだらないSF、好きです(笑)
読了日:2月2日 著者:大原まり子
本バスめぐりん。本バスめぐりん。感想
移動図書館バス「めぐりん号」に乗る、サラリーマンをリタイアしたテルさんと若い司書のウメちゃんのコンビが、身の回りの小さな事件を解決していく連作ミステリ。 出てくる図書館利用者などはちょっとクセのある人もいるけどいい人ばかり。 どの話もいい終わり方。 シリーズになると嬉しいけど、どやろ?
読了日:2月4日 著者:大崎梢
時を生きる種族 (ファンタスティック時間SF傑作選) (創元SF文庫)時を生きる種族 (ファンタスティック時間SF傑作選) (創元SF文庫)感想
■真鍮の都/ロバート・F・ヤング:この短編をもとに「宰相の二番目の娘」を書いたらしいが、この短編のほうが好き ■時を生きる種族/マイケル・ムアコック:時計を作った人類は、時間を制御しているのか、時間が我々を制御しているのか ■マグワンプ4/ロバート・シルヴァーバーグ:抜け出せない時間的に壮大な無限ループ ■緑のベルベットの外套を買った日/ミルドレッド・クリンガーマン:こんな時間のいたずらで素晴らしい出会いがあるといいなぁ ■努力/T・L・シャーレッド:世界平和のために過去を告発したのに(T_T)
読了日:2月8日 著者:R・F・ヤング,フリッツ・ライバー他
名探偵登場! (講談社文庫)名探偵登場! (講談社文庫)感想
名探偵のアンソロジーになぜか津村記久子さんの名前を見つけて借りてみた。ただ全体に元にしている小説や探偵を知らないことや僕自身の読解力不足もあり、オチもそうやけど話自体が意味不明なものが多かった(-_-;) ■フェリシティの面接/津村記久子:探偵というより、やっぱりお仕事小説っぽい(^^) 最後の、レモン・コンピュータよりもいい名前になる果物・・・確かにありますね(^^) ■科学探偵帆村/筒井康隆:そうきましたか。少子化対策にはなる特殊能力だけど何かむなしい。
読了日:2月12日 著者:筒井康隆,町田康,津村記久子,木内昇,藤野可織,片岡義男,青木淳悟,海猫沢めろん,辻真先,谷崎由依,稲葉真弓,長野まゆみ,松浦寿輝
あつあつを召し上がれ (新潮文庫)あつあつを召し上がれ (新潮文庫)感想
たぶん初の小川糸さん。 食べ物の小説ってイメージしやすく、読みやすく且つお腹が減る。 「あつあつを召し上がれ」やけど、最初がかき氷(笑) ぶたばら飯でパブロフの犬のようになるし。 松茸は食べ慣れないので反応は薄かったけど、みそ汁では涙腺崩壊。 みそ汁を話に入れると、なんで感傷的になるんでしょうね。日本人一番のソールフードと言っていいかも。 あ、表紙は焼売やったんや・・・ぶたばら飯に出てきた奴食べてみたい~!
読了日:2月13日 著者:小川糸
とっておき名短篇 (ちくま文庫)とっておき名短篇 (ちくま文庫)感想
この短篇集は全体に僕の好みでした。■愛の暴走族/穂村弘:ふられた男の暴走がすごい ■運命の恋人/川上弘美:なんの生物かわからないけど気になる ■「一文物語集」より/飯田茂美:なんかこのいっぱいある短文(一文)に病みつきになる。このもとになってる本を読んでみたい。■悪魔/岡田睦:後味悪い~ ■異形/北杜夫:山岳小説(?)でこの結末は想像もしなかった
読了日:2月14日 著者:
タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)感想
ウエルズ初読み(もしかしたら学生時代に「宇宙戦争」を読んだかもしれないけど)。 「タイム・マシン」「水晶の卵」「新加速剤」「奇蹟を起こした男」「マジック・ショップ」「ザ・スター」「奇妙な蘭」「塀についた扉」「盗まれた身体」「盲人国」 SFなんだけど、読んだ後は、おとぎ話のような感じでした。
読了日:2月19日 著者:H.G.ウエルズ
名短篇ほりだしもの (ちくま文庫)名短篇ほりだしもの (ちくま文庫)感想
今回はエッセイや私小説のようなものも多かった。■宮沢章夫:宮沢さんが入ってるので手にとったが既読だったかも…でも面白いから良し。■中村正常:中村メイコさんの父がこんな面白い文章を書いてたとは知らなかった。■石川桂郎:床屋さんの話なのだが、死人の顔を剃るよう頼まれたり、留守を頼まれたらその一家が別荘で心中したり、やけに怖い。■内田百閒:芥川龍之介の話だが、芥川が何か病的で怖い。■里見弴:会えなかった漁師さんとのすれ違いが悲しいけどいい話。■伊藤人譽:山奥の穴の底に落ちた話、絶望感いっぱい。(コメントに続く)
読了日:2月21日 著者:
i(アイ)i(アイ)感想
ちょっと「舞台」の主人公に似てるし、アイのほうがやや共感できるかなと思ったけど、僕が男性のせいか後半には共感しにくくなった。いつものパターンで最後は涙かなと思ってたら、やっぱり落涙(T_T) ■「クリムトが描く女性みたいだ」・・・漁港の肉子ちゃんの表紙もクリムトでしたよね、西さんが好きな画家さんなのかな。■ユウはアイを存在させてくれた。・・・やっぱりそうきたか(^^) ■彼の名はアイラン・クルディ・・・彼の写真をネット検索して、すごいきれいですごいショック受けました。
読了日:2月23日 著者:西加奈子
白い犬白い犬感想
なんかピントが甘い写真も多く僕にはいまひとつ。 写真集というより自分ちのアルバムという感じ(^^;) 犬が主役なんやけど、もっと、じいちゃんさまも被写体に入れてほしかった。 僕は梅佳代さんには、やっぱり人物を撮って、クスっと笑える写真をどんどん発表してほしい。
読了日:2月24日 著者:梅佳代
忘れ物が届きます (光文社文庫)忘れ物が届きます (光文社文庫)感想
表紙のイメージで物が届くと思ってたら、忘れていた昔の事件がひょんなきっかけで解決していく話なんですね。 5篇の中では、「沙羅の実」が最後何度か読み返してようやく意味がわかり、最後の「野バラの庭へ」のどんでん返しにビックリ。
読了日:2月25日 著者:大崎梢
マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)感想
また今回もビストロ・パ・マルのスタッフと楽しく過ごせました。フランス料理は食べ慣れないので、説明のないカタカナはググりながら(^^;) 表題作を含めて8篇のお話。 表題作は三舟シェフの知り合いも出てきていい終わり方かと思ったら、ちょっと考えさせられました。 最後の「ヴィンテージワインと友情」僕としては後味悪い。 最後はいい話で終わって欲しかった。
読了日:2月26日 著者:近藤史恵
昭和の犬 (幻冬舎文庫)昭和の犬 (幻冬舎文庫)感想
直木賞やし作者と同い年やし、というので借りてみた。 書かれていた歴史的事実などは共有できたけど、滋賀県の田舎が想像以上に田舎であることにちょっと驚き。(言い方悪いけど)以前の西加奈子さんの文体に似てて、淡々と物語が進む(姫野さんのほうが先輩やからこの感想が変か?)。でも大きな出来事もない主人公の柏木イクと犬(時々猫)の話。 大事件とか大恋愛とかないけど面白い。 バイオニック・ジェミーが「あの耳の達者な娘さんやろ」はワロたw 解説の最後には姫野さんを有名にした(?)ジャージ姿の写真もついてます(^^)
読了日:2月28日 著者:姫野カオルコ

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