仕事が入ったけど、かなり読んだなぁ・・・・おかげで仕事進んでないかも(^^;)
2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4926ページ
ナイス数:404ナイス
笙野頼子三冠小説集 (河出文庫)の感想
「母の発達」を読んで、また笙野頼子さんを借りてしまいました。「タイムスリップ・コンビナート」(芥川賞)、「二百回忌」(三島由紀夫賞)、「なにもしてない」(野間文芸新人賞)の三冠を文庫化したもの。正直、僕には文章が長くて、くどくて、読みにくいんです。でも、物語というか妄想というか、その世界が好きで、なかなか進まないけど読んでしまう。また、きっとそのうち図書館で笙野さんの作品を借りると思います。
読了日:5月2日 著者:笙野頼子
「はい」と言わない大阪人の感想
「はい」と言っちゃうと会話が続かないということなんやね。大阪人の僕も再発見。この本を読み始めてから、会う人に普段より一言余計に喋ってる自分に気付いた(笑)大阪を出てから30年以上なんで、正しい大阪弁(泉州弁ですが)を喋られへんけど、やっぱり大阪ええとこやと再認識させてもらいました。最終章のラジオドラマ『おしゃべりな夏』、ええ話でした。
読了日:5月3日 著者:わかぎゑふ
秘密。―私と私のあいだの十二話 (ダ・ヴィンチ・ブックス)の感想
同じ話を別の人物の視点から書かれたA面・B面のすごく短い短編集。もっと読みたい!とちょっと不完全燃焼。作品自体は、面白く、この短さによくまとめたと感心しました。
読了日:5月3日 著者:吉田修一,森絵都,佐藤正午,有栖川有栖,小川洋子,篠田節子,唯川恵,堀江敏幸,北村薫
注文の多い注文書 (単行本)の感想
小川洋子さんの静かで不思議な雰囲気漂う注文書に、クラフト・エヴィング商會からの納品書と品物、そして小川洋子さんの受領書。これらのセットの繰り返し。クラフト・エヴィング商會さんとのコラボで小川洋子さんの世界が可視化されたように思えます。
読了日:5月6日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會
僕の明日を照らして (ちくま文庫)の感想
虐待やいじめで、もっとドロドロした話になるのかなぁ、と思って読み始めたら、あれっ?こんなにいい奴ばかりでいいの?といういい意味の期待外れ。全体に友情物語みたいな。隼太と優ちゃん、この先もいい親子というか、いい男友達でいてほしい。
読了日:5月7日 著者:瀬尾まいこ
延長戦に入りました (幻冬舎文庫)の感想
笑うしかないスポーツに関するエッセイ。うんうん、あるある、そうそう、懐かし~・・・僕には完全にハマりました(^o^) でも、このエッセイが奥田英朗さん初読かも(^^;) こんなエッセイも書く作家さんだったんですね。
読了日:5月7日 著者:奥田英朗
君へ。―つたえたい気持ち三十七話 (ダ・ヴィンチブックス)の感想
電話、手紙、メール、FAXなど、コミュニケーションをテーマにした37名の作家さんの作品集。昔、携帯電話やメールなんかできたら、別れた人と違った展開なんかあったのかなぁ・・・なんて思ったり。一つ一つは短いけど、ちょっと心があたたまったような気がします。
読了日:5月8日 著者:有栖川有栖,村山由佳,大沢在昌,大槻ケンヂ,大林宣彦,乙一,鴻上尚史,瀬名秀明,鈴木光司
OL放浪記 (集英社文庫)の感想
わかぎゑふさんのエッセイって、やっぱり好きです。本人のネタの面白さに加え、まわりの劇団員や事務所の人間、そして社長の中島らもさんの存在が面白い。しかし、パワフルなネエチャンですわ。
読了日:5月10日 著者:わかぎゑふ
父・相田みつを (角川文庫)の感想
先日、相田みつを美術館に行ったこともあり、図書館で目に付いたので借りました。まっすぐに生きた人だったんですね。また、美術館で作品を見てみたくなりました。
読了日:5月11日 著者:相田一人
ないもの、ありますの感想
左うちわ、助け舟、転ばぬ先の杖など欲しいものがいっぱいあったけど、僕は買っても使いこなせないかも(笑)何も考えずに読むのにいい本です(そんな本ばっか読んでますけど^^;)
読了日:5月11日 著者:クラフト・エヴィング商會
君と過ごす季節 春から夏へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
「立夏」(西加奈子)は大笑いはないけど吉本新喜劇で見たい。「芒種」(原宏一)は、落語の人情噺みたいでいい。他には「啓蟄」(栗田有起)、「清明」(小手鞠るい)、「穀雨」(川本晶子)あたりが良かった。
読了日:5月12日 著者:大崎梢,大島真寿美
君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
何となく先に読んだ春から夏のほうが面白かったかな。「寒露」(小野寺史宜)は、淡々としてるのが不思議と心地いい。「霜降」(小川糸)、ちょっと切ないねぇ。「大雪」(小澤征良)とかも良かった。
読了日:5月14日 著者:飛鳥井千砂,小川糸
本をめぐる物語 一冊の扉 (角川文庫)の感想
「栞は夢をみる」のほうを先に読んでたので、そっちより本を題材にしたストレートな作品だと思えた。どれも良かったけど「メアリー・スーを殺して」(中田永一)、「旅立ちの日に」(宮下奈都)、「砂に埋もれたル・コルビュジエ」(原田マハ)、「時田風音の受難」(沢木まひろ)あたりが特に僕の好みだったかな。
読了日:5月16日 著者:中田永一,宮下奈都,原田マハ,小手鞠るい,朱野帰子,沢木まひろ,小路幸也,宮木あや子
宇宙と人間 七つのなぞ (河出文庫)の感想
40年前に書かれた本の文庫化(なぜ今?)。40年前に読んでいれば少し進路なども変わったかなぁ・・・でも内容が頭に入らず読了できなかったかも(^_^;) 学問が進歩してるので、ちょっと古いですけど、そんなに違和感なく読めました。湯川秀樹博士の本は初読でした。
読了日:5月17日 著者:湯川秀樹
ありがと。―あのころの宝もの十二話 (ダ・ヴィンチブックス)の感想
ちょっとわからないのもあったけど、最後はちょっとホッコリするような短編集。加納朋子さんの「モノレールねこ」に再開できて良かった。
読了日:5月21日 著者:
砂の女 (新潮文庫)の感想
先日、新聞で映画の岸田今日子さんの妖艶な写真を見て読んで見ることに。こんな有名なのを今まで読んでませんでした。読みながら喉が渇き、自分が砂だらけになってるような・・・自分も知らない間に同じことを繰り返して、それが当然と思っていることもあるのだろうか?主人公は結局、この後どうなったんだろ?
読了日:5月24日 著者:安部公房
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)の感想
「Calling You」はどこかの短編集で、「傷 KIZ/KIDS」は映画の小説版で既読。でも、この2編と「華歌」のどれも少し希望は見えたけど、それまでが切なすぎます。「華歌」では涙と(鼻歌ではなく)鼻水が出ましたから(^^;)
読了日:5月25日 著者:乙一
失はれる物語 (角川文庫)の感想
「Calling You」「傷」は直前に読んだ「きみにしか聞こえない―CALLING YOU」で読んだのでパス。「失はれる物語」「手を握る泥棒の物語」は既読。「しあわせは子猫のかたち」はホラーっぽくなりそうだけどいい話でした。「マリアの指」は予想外な結末でビックリ。切ないのもあれば、笑えるのや、謎解きや、いろんなものが詰まった短編集です。
読了日:5月26日 著者:乙一
零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)の感想
技術者の苦労の末に生まれた零戦。華々しいデビューは技術者として喜ばしかっただろうけど、最後は特攻機として人命とともに二度と飛べないようになるために飛び立つ・・・つらかっただろうな。技術者や現場の頑張りを無駄にしてしまう国、政治家、外交下手・・・今の時代もそのへんは変わってなさそう(-_-;)
読了日:5月29日 著者:堀越二郎
「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)の感想
「一般的なセオリーは拮抗する高いレベルのチーム同士が対戦する際に通用するものなんです」・・・それで普通じゃ考えられない戦い方で強豪校を倒す。野球だけじゃなく、物事に対する考え方をちょっと変えたら何かできそうな予感もする。野球の本というより、固執した考えから脱却させてもらえる本かもしれません。
読了日:5月30日 著者:高橋秀実
読書メーター
2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4926ページ
ナイス数:404ナイス
笙野頼子三冠小説集 (河出文庫)の感想
「母の発達」を読んで、また笙野頼子さんを借りてしまいました。「タイムスリップ・コンビナート」(芥川賞)、「二百回忌」(三島由紀夫賞)、「なにもしてない」(野間文芸新人賞)の三冠を文庫化したもの。正直、僕には文章が長くて、くどくて、読みにくいんです。でも、物語というか妄想というか、その世界が好きで、なかなか進まないけど読んでしまう。また、きっとそのうち図書館で笙野さんの作品を借りると思います。
読了日:5月2日 著者:笙野頼子
「はい」と言わない大阪人の感想
「はい」と言っちゃうと会話が続かないということなんやね。大阪人の僕も再発見。この本を読み始めてから、会う人に普段より一言余計に喋ってる自分に気付いた(笑)大阪を出てから30年以上なんで、正しい大阪弁(泉州弁ですが)を喋られへんけど、やっぱり大阪ええとこやと再認識させてもらいました。最終章のラジオドラマ『おしゃべりな夏』、ええ話でした。
読了日:5月3日 著者:わかぎゑふ
秘密。―私と私のあいだの十二話 (ダ・ヴィンチ・ブックス)の感想
同じ話を別の人物の視点から書かれたA面・B面のすごく短い短編集。もっと読みたい!とちょっと不完全燃焼。作品自体は、面白く、この短さによくまとめたと感心しました。
読了日:5月3日 著者:吉田修一,森絵都,佐藤正午,有栖川有栖,小川洋子,篠田節子,唯川恵,堀江敏幸,北村薫
注文の多い注文書 (単行本)の感想
小川洋子さんの静かで不思議な雰囲気漂う注文書に、クラフト・エヴィング商會からの納品書と品物、そして小川洋子さんの受領書。これらのセットの繰り返し。クラフト・エヴィング商會さんとのコラボで小川洋子さんの世界が可視化されたように思えます。
読了日:5月6日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會
僕の明日を照らして (ちくま文庫)の感想
虐待やいじめで、もっとドロドロした話になるのかなぁ、と思って読み始めたら、あれっ?こんなにいい奴ばかりでいいの?といういい意味の期待外れ。全体に友情物語みたいな。隼太と優ちゃん、この先もいい親子というか、いい男友達でいてほしい。
読了日:5月7日 著者:瀬尾まいこ
延長戦に入りました (幻冬舎文庫)の感想
笑うしかないスポーツに関するエッセイ。うんうん、あるある、そうそう、懐かし~・・・僕には完全にハマりました(^o^) でも、このエッセイが奥田英朗さん初読かも(^^;) こんなエッセイも書く作家さんだったんですね。
読了日:5月7日 著者:奥田英朗
君へ。―つたえたい気持ち三十七話 (ダ・ヴィンチブックス)の感想
電話、手紙、メール、FAXなど、コミュニケーションをテーマにした37名の作家さんの作品集。昔、携帯電話やメールなんかできたら、別れた人と違った展開なんかあったのかなぁ・・・なんて思ったり。一つ一つは短いけど、ちょっと心があたたまったような気がします。
読了日:5月8日 著者:有栖川有栖,村山由佳,大沢在昌,大槻ケンヂ,大林宣彦,乙一,鴻上尚史,瀬名秀明,鈴木光司
OL放浪記 (集英社文庫)の感想
わかぎゑふさんのエッセイって、やっぱり好きです。本人のネタの面白さに加え、まわりの劇団員や事務所の人間、そして社長の中島らもさんの存在が面白い。しかし、パワフルなネエチャンですわ。
読了日:5月10日 著者:わかぎゑふ
父・相田みつを (角川文庫)の感想
先日、相田みつを美術館に行ったこともあり、図書館で目に付いたので借りました。まっすぐに生きた人だったんですね。また、美術館で作品を見てみたくなりました。
読了日:5月11日 著者:相田一人
ないもの、ありますの感想
左うちわ、助け舟、転ばぬ先の杖など欲しいものがいっぱいあったけど、僕は買っても使いこなせないかも(笑)何も考えずに読むのにいい本です(そんな本ばっか読んでますけど^^;)
読了日:5月11日 著者:クラフト・エヴィング商會
君と過ごす季節 春から夏へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
「立夏」(西加奈子)は大笑いはないけど吉本新喜劇で見たい。「芒種」(原宏一)は、落語の人情噺みたいでいい。他には「啓蟄」(栗田有起)、「清明」(小手鞠るい)、「穀雨」(川本晶子)あたりが良かった。
読了日:5月12日 著者:大崎梢,大島真寿美
君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
何となく先に読んだ春から夏のほうが面白かったかな。「寒露」(小野寺史宜)は、淡々としてるのが不思議と心地いい。「霜降」(小川糸)、ちょっと切ないねぇ。「大雪」(小澤征良)とかも良かった。
読了日:5月14日 著者:飛鳥井千砂,小川糸
本をめぐる物語 一冊の扉 (角川文庫)の感想
「栞は夢をみる」のほうを先に読んでたので、そっちより本を題材にしたストレートな作品だと思えた。どれも良かったけど「メアリー・スーを殺して」(中田永一)、「旅立ちの日に」(宮下奈都)、「砂に埋もれたル・コルビュジエ」(原田マハ)、「時田風音の受難」(沢木まひろ)あたりが特に僕の好みだったかな。
読了日:5月16日 著者:中田永一,宮下奈都,原田マハ,小手鞠るい,朱野帰子,沢木まひろ,小路幸也,宮木あや子
宇宙と人間 七つのなぞ (河出文庫)の感想
40年前に書かれた本の文庫化(なぜ今?)。40年前に読んでいれば少し進路なども変わったかなぁ・・・でも内容が頭に入らず読了できなかったかも(^_^;) 学問が進歩してるので、ちょっと古いですけど、そんなに違和感なく読めました。湯川秀樹博士の本は初読でした。
読了日:5月17日 著者:湯川秀樹
ありがと。―あのころの宝もの十二話 (ダ・ヴィンチブックス)の感想
ちょっとわからないのもあったけど、最後はちょっとホッコリするような短編集。加納朋子さんの「モノレールねこ」に再開できて良かった。
読了日:5月21日 著者:
砂の女 (新潮文庫)の感想
先日、新聞で映画の岸田今日子さんの妖艶な写真を見て読んで見ることに。こんな有名なのを今まで読んでませんでした。読みながら喉が渇き、自分が砂だらけになってるような・・・自分も知らない間に同じことを繰り返して、それが当然と思っていることもあるのだろうか?主人公は結局、この後どうなったんだろ?
読了日:5月24日 著者:安部公房
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)の感想
「Calling You」はどこかの短編集で、「傷 KIZ/KIDS」は映画の小説版で既読。でも、この2編と「華歌」のどれも少し希望は見えたけど、それまでが切なすぎます。「華歌」では涙と(鼻歌ではなく)鼻水が出ましたから(^^;)
読了日:5月25日 著者:乙一
失はれる物語 (角川文庫)の感想
「Calling You」「傷」は直前に読んだ「きみにしか聞こえない―CALLING YOU」で読んだのでパス。「失はれる物語」「手を握る泥棒の物語」は既読。「しあわせは子猫のかたち」はホラーっぽくなりそうだけどいい話でした。「マリアの指」は予想外な結末でビックリ。切ないのもあれば、笑えるのや、謎解きや、いろんなものが詰まった短編集です。
読了日:5月26日 著者:乙一
零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)の感想
技術者の苦労の末に生まれた零戦。華々しいデビューは技術者として喜ばしかっただろうけど、最後は特攻機として人命とともに二度と飛べないようになるために飛び立つ・・・つらかっただろうな。技術者や現場の頑張りを無駄にしてしまう国、政治家、外交下手・・・今の時代もそのへんは変わってなさそう(-_-;)
読了日:5月29日 著者:堀越二郎
「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)の感想
「一般的なセオリーは拮抗する高いレベルのチーム同士が対戦する際に通用するものなんです」・・・それで普通じゃ考えられない戦い方で強豪校を倒す。野球だけじゃなく、物事に対する考え方をちょっと変えたら何かできそうな予感もする。野球の本というより、固執した考えから脱却させてもらえる本かもしれません。
読了日:5月30日 著者:高橋秀実
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