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TPP会合 秘密契約の開示を 紙議員が質問主意書

2013-08-06 11:26:12 | 日記
           しんぶん赤旗       2013年8月6日(火)
TPP会合
秘密契約の開示を
紙議員が質問主意書
 日本共産党の紙智子参院議員は5日、安倍内閣に対する質問主意書を参院に提出し、7月にマレーシアで開かれた環太平洋連携協定(TPP)交渉会合で日本政府が署名したとされる「秘密保持契約」の内容を明らかにするよう要求しました。
 質問主意書は、TPPに対する国民の関心は極めて高いにもかかわらず、「情報が国民に伝えられていないことは、極めて重大な事態であり、許すことはできない」として、「国民的議論」を進めるというこれまでの安倍内閣の表明と秘密保持契約は「真っ向から反する」と批判。契約の内容とともに、署名した当事者の氏名と役職、安倍首相の指示の有無などを明らかにするよう求めています。
 日本政府が農林水産分野の重要品目の関税撤廃からの除外方針を関係国に説明したかどうかについても質問。イスラム教国の交渉官に日本酒を贈与しひんしゅくを買った日本政府の対応を批判し、同会合参加に要した諸経費を明らかにするよう求めています。

米「投下に正当性」は「うそ」 O・ストーン監督が来訪

2013-08-06 10:56:19 | 日記
東京新聞 2013年8月6日 朝刊より転載

米「投下に正当性」は「うそ」 O・ストーン監督が来訪


原爆ドーム周辺で、原爆が投下された当時に思いをはせるオリバー・ストーン監督=広島市中区で


 アカデミー賞の受賞作品「プラトーン」などで知られ、米国の軍事展開を批判する米映画監督のオリバー・ストーン氏(66)が、広島の原爆の日などに合わせて来日している。十五日まで長崎、沖縄を回り、原爆や米軍基地問題について人々と対話する予定だ。原爆投下を「正当性がない」と指摘、「歴史を正しく記憶することが大切」と訴えている。

 「米国は日本がソ連に侵略されることを恐れていた。だから日本が降伏したがっているのを知りながら原爆を落とした」。広島市で市民団体のシンポジウムなどに参加したストーン氏は強調する。

 昨年、歴史学者でアメリカン大准教授のピーター・カズニック氏とテレビドキュメンタリー「もうひとつのアメリカ史」を制作、同名の本を出版した(日本語版は早川書房「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」)。公文書をひもとき、戦時中から今のオバマ政権まで続く覇権主義に疑問を投げかける内容だ。

 すべての元凶とみるのが日本への原爆投下。戦争を早く終わらせ、多大な犠牲を防ぐのに必要だったという米国の正当化理論に対し、ストーン氏は「私も長年、投下は正しかったと信じていたが、それは神話、うそだと分かった。今も子どもたちはうそを教えられている」と指摘する。

 さらに、米軍が沖縄をはじめ各国に軍事基地を展開していることを「非常に危ない」と懸念、「だから広島は象徴でなければならない」と訴える。

 安倍政権は「日米同盟強化」を理由に集団的自衛権の行使に布石を打ち、その先には改憲の議論が待ち構える。ストーン氏は日本の右傾化を「世界にとって危険なこと」とみる。カズニック准教授も「憲法九条は日本にとって要。安倍政権が変えようとしていることは問題で、悲惨な結果を招くだろう」と強調した。


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