福島民報より転載
郵便バイクで放射線測定 ボランティア団体が26日から郡山で 線量地図を公開
放射線量を独自に測定しインターネット上に公開しているボランティア団体「SAFE CAST(セーフキャスト)」(本部・東京都)は26日から、郡山市で日本郵便の集配用のバイクを活用した空間放射線量の計測をスタートさせる。郡山郵便局のバイク8台の荷台(高さ約1・3メートル)に測定器を取り付けて計測する。9月5日までの予定。
郡山市と日本郵便の協力。セーフキャストが開発した衛星利用測位システム(GPS)機能付きの測定器「bGeigie(ビーガイギー)」を用いる。測定器は5秒ごとに空間放射線量を自動で計測する。位置情報も記録される。データを収集し、地点ごとの線量をまとめて地図を作製。地図はセーフキャストのホームページで閲覧できる。市も今後、データを活用する予定。
セーフキャストは、細い路地も走行できるバイクの特性に着目。管内の空間放射線量をくまなく測定することで、より正確な空間放射線量が分かる地図を作製しようという試み。計測は南相馬と田村の両市に続き3例目となる。ピーター・フランケン代表は「収集したデータが市民の安心のために役立てばうれしい」と話している。
(2013/08/17 15:40)