Believe

家に帰ると、長女がピアノの前でうなだれ、涙ぐんでいました。

どうしたの?

「『六年生を送る会』でピアノを弾く人のオーディションがあるんだけれど、上手く弾け無くって・・・」と奥さん。

・・・もしかして、悔し泣き??

「そうみたい」


長女はしばらく動きませんでした。

自信が無いならやらなくてもいい、誰も責めない、貴女は全く悪くない、と言うような話を少ししましたが、長女は動きません。



弾き始めました。それから2時間ほど弾いていました。


成長したなぁ、としみじみ感じました。


しかし、いつの頃からでしょう、悔し涙を流さなくなってしまったのは。
諦め方と言い訳ばかり上手くなり、後悔しなくなったのは。

それがオトナになること、と言ってしまうのは、寂しい気がします。 
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