Bamboo Explosion



本日は小正月恒例の行事、どんど(ん)焼きでした。
だるまやしめ縄、お守り、破魔矢などを焼き、その火にあたったり、お餅を焼いて食べたりします。
この火で焼いたお餅を食べると風邪をひかないと言われています。

朝、どんど(ん)焼きのシンボルとなる櫓を建てました。
竹を芯として茅を巻き、短く切った竹を数十本つめ、更に藁を巻いて三角柱にします。高さは7m程度。
「昔は10m位のを作ったけど、まあ、今はドコでも低くしたな」
と、近所のおじさん。

昔は子供達、中学生が中心になって作ったそうです。
今は子供がとにかくいません。
作るのは大人ばかり、中心になっているのは70歳を過ぎようかという方々です。
私などは、『おう、アンチャン、そっち持てや!』とか言われてしまいます。

2時間程度で櫓の完成です。以前は年末に建てたそうですが、不心得者が悪戯して小正月前に燃やしてしまう事件が頻発したため、当日の朝に建てるようになりました。
地域によっては1週間前に建てています。

夜7時、点火です。カナリ豪快に炎が舞い上がります。
しばらくすると、竹の爆ぜるパン! ボン! ドン! という音が響くようになります。
お餅を篠竹に刺して火にかざします。焼けるまで10分程度、カナリ熱いです。

どんど(ん)焼きの話を仕事場でしても、知っている、やっているという人は殆どいません。
こちらの方だけの行事なのかなと思い調べてみると、スタイルは少しずつ違いますが、日本中で行われているようです。
イナカならでは、と言うよりイナカでなくてはできない行事、続くといいですね 

(参考リンク)
・小正月行事の全国調査集計(NPO地域資料デジタル化研究会) http://www.digi-ken.org/~archive/koshogatu.html
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