土木研に行く



11月18日は土木の日だそうだ。毎年,この日に一番近い土曜日に,独立行政法人土木研究所の一般公開が行われる。
何故か今まで行ったことがなかった。ウチとしては意外。




施設内はバスで移動。こちらは試験走路。道路施設に関わるありとあらゆる研究実験が行われているそうだ。
右手には全長700mのトンネル。




コース上には2カ所バンクがあり,それぞれ140km/h,120km/hが設計速度になっているとのこと。
試験走路体験では,バンクでバスが停車し,文字通りバンク角度の体験ができる。
角度は28度とのこと。




バスに乗り込み,高速走行体験。
これは気持ちいい。時間があれば,前後席,左右席と4パターン体験してみたかった。




道路から海岸へ。これは砂浜の実験装置。
とにかく建屋の中が広い。そして柱がない。




海岸からダム建設現場へ。色々なタイプのダムのスケールモデルが設置されていた。
1/50位が多いようだ。
もちろん,八ツ場ダムの模型もあった。八ツ場ダムは現在,詳細設計中とのこと。ここでの実験結果がフィードバックされるのだろう。
現在懸念されるのは,こういう模型を作れる職人さんが少なくなってきていることだとか。
確かに設計通りのスケールモデルを作るのは,長年の技術がいるのだろう。




構内のイチョウは,かなり色づいていた。




ダムから橋へ。土木研には撤去された橋の部材が集められる。
経年劣化の研究のためだそうだ。
70年代,高度成長期に日本中でたくさん作られた構造物が寿命を迎えており,それらの維持管理が大変だとのこと。
鉄筋,鉄骨,コンクリートで作られたものは,寿命があるということはなかなか意識してもらえないようだ。




公開時間が終了したので,対策本部車がたたまれていくのを見る事ができた。
こういうギミックは,さすが日本! という感じた。
この対策本部車は,一昨日まで大島に行っていたとのこと。

毎度の事ながら,かなり楽しめた。今日は動き出すのが遅かったので,隅々までとは行かなかったのが心残り。
次回は朝一からだ!
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