不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Incisione che mi attira

2008-02-03 12:21:04 | まち歩き

めったに散策などしないサン・ロレンツォ教会界隈なのですが、
先日友人とサン・ロレンツォの中央市場に行った帰りにふらふら。
そのときにふと見かけた可愛らしい版画と水彩画のお店。

見た瞬間にかわいいなぁと恋してしまいそうな作品たち。

Yasukorina_02
まずドゥオーモを頭に乗っけた猫ちゃん。キュートでしょ!!

Yasukorina_03
そして私にはどうしても
アルノ川で泳ぐ猫ちゃんとヌートリアに見えるこの作品も
さりげなくポンテベッキオが描かれていて
フィレンツェのお土産にはもってこい!!

Yasukorina_05
定番のピノキオもいるし、
イタリアらしいヴェスパも500もあるし!!

Yasukorina_06
ドゥオーモをモチーフにしているものもどれも可愛らしくて
お店の前で友人とわいわいがやがや。

友人と二人で
「こんなに我々日本人のセンスにぴったりくるなんて、
もしやアーティストは日本人では?」
と話をしていると穴倉のような半地下のスペースから人影。

出てきたその人を見た瞬間に
自分の旧来の友人であることに気づきました(笑)。
彼女の作品だから私のツボにはまったのでした。

どことなく幻想的な彼女の作品は昔から好きで、
実は彼女の初めての展覧会のときに出展されていた作品が
今でも我が家のリヴィングに飾ってあります。
あれはいったい何年前の作品だったかねぇ。
それはお魚が中世の塔の間をお散歩しているモチーフです。

Yasukorina_01
今はサン・ロレンツォ地区の小さなお店で
もう1人日本人の水彩画家と一緒に
作品の販売をしているということで
フィレンツェをモチーフにした小さめの版画が
お手ごろ価格でいっぱい並んでいます。

これ本当に手ごろなので私のほうが心配してしまうくらいです。

今度IKEAに行って3連つづりの額縁とか買ってきて
この作品たちを飾ろうと心に決めたのでした。
もちろん選ぶ作品は
「ドゥオーモを乗せる猫」
「ヌートリアと泳ぐ猫」
「ヴェッキオ宮殿とにょっきり猫」

Bottega d'Arte DUE CIPRESSI
Piazza San Lorenzo, 7r
50123 Firenze

Yasukorina_04
普段はサン・ロレンツォ教会周辺は
露店商がずらりと並んでいるので
この露店の間を歩いていると気づけません。
サン・ロレンツォ教会正面に向かって
右手の露店商たちの裏の歩道を歩いていくと
右側にぽかりと壁に穴が開いています。


Fiera del Cioccolato in Santa Croce

2008-01-27 15:58:00 | まち歩き

チョコレート祭り。
24日から始まっていて今日は最終日。

既に24日の夜の閉場間際に行って
ホットチョコレートを一杯いただきチラッと観ていたのですが
yossyと待ち合わせして日曜日にも行ってみました。

生憎の天気なのですが、
最終日だし日曜日なので、それなりの賑わい。
F_c_01
なんかこうイベント会場というかテント市くさくて地味ですが。

何点か見て回りましたが、どうもぴんと来ない。
というのもフィレンツェ周辺のお店の出展が多いこともあって
今買わなくてもいつでも買えるかなぁと思えるから。
フィレンツェに住んでいるありがたみなのですが。
私の大好きなAndrea Bianchiniは出展していて
ついそこで買いそうになりましたが
いつでも本店に行けるのでやめておきました(笑)。

何枚かテント内の写真。

F_c_02
F_c_03

遠くから出展しているところも
どこも似たようなチョコレートの出展で
オリジナリティーがなかったのが残念。

そんな中でちょっと気になったお店もいくつかありました。
F_c_05
よくある、チョコレートでできたサラミやチーズ。
でもそこにねずみの人形置いてあるところが可愛らしい。

F_c_06
ティーショップも出展してました。
チョコレートを使ったお茶もあり、
こちらはチョコレートも入ったインフーゾ。
左のチョコレート&洋ナシはうまそうな香りがしていましたが
これをお茶として飲んで飽きない自信がなかったので
購入は諦めました。80gで4ユーロ。
この80gを消費する自信がなかったのです(爆)。

唯一お買い物したのはこのお店。
F_c_04
チョコレートでできたブタさんですが、
ここにはチョコのネズミさんもたくさんいました。
私が買ったのは小さなプラリネの詰め合わせ。
また別の機会に紹介できると思います。

F_c_07
すっかり冷え切った体を温めるために
ホットチョコレートを飲み話し込んでいるうちに
すっかり晴れ上がってきてました。

購入したのはわずかでしたが
色々試食したのでカロリー摂取はかなりのもの。
おいしい楽しい日曜日。


Cafè Contro Moda

2008-01-13 23:33:41 | まち歩き

ちょっと前からストロッツィ宮殿(Palazzo Strozzi)で
行われているのが「Contro Moda」という
イタリアのファッション史にまつわる展覧会。
ファッション界にあまり興味がないので
展覧会には足を運んでいないのですが、
この展覧会が始まってまもなく
ストロッツィ宮殿の一階部分に
Contro Moda Cafeという名の
おしゃれなカフェが登場して気になっていました。Cafè Contro Moda
Nel Palazzo Strozzi è aperto il nuovo cafè.

老舗であったCafe Giacosaが
数年前にRoberto Cavalliに買収され、
ちょっとおしゃれなカフェになりましたが、
このストロッツィ宮殿のカフェも
Roberto Cavalli& Giacosaプロデュースです。

展覧会開催期間中だけの
一時的なテンポラリー設営だと思っていましたが
実はこれが常設のカフェだということで
今後の私のオススメスポット。
1500年代の貴族の邸宅の一角にポップな光が踊る
なんとも不思議な、おしゃれな感じ。
外から見るとなかなか敷居が高い感じですが
まだあまり知られていないこともあり、
カフェは混みあうこともなく、料金的にも普通のカフェと同じ。
もちろん座ってゆっくりカフェを楽しむと若干高くなりますが
ホットティーやカプチーノは
おしゃれなテーブル席でいただいても4,50ユーロ。

Cafè Contro Moda
私はホットティーを頼みましたが、
おしゃれなトライアングルのボックスに入った
リーフが運ばれてきて大感激。
可愛いのですよ、この三角形のリーフ。
こういうところがブティック系のプロデュースなのかな。
フレイバーはベリー&ハーブを中心に独特なものが揃っているようです。
今回はミント&ハーバルをいただきましたが、強烈なミント味でした。

このリーフ、お土産や贈り物にいいなぁと思って尋ねたら
リクエストが多いので、カフェショップで販売の予定だとか。
現在準備中で2週間くらいしたら入荷の予定だそうです。
きっと買いに行きます(笑)。
Cafè Contro Moda


Tramvia a Firenze

2007-11-05 22:57:00 | まち歩き

フィレンツェの街にも地下鉄をという動きが数年前にありましたが、
さすがに地下を掘ると色んなものが見つかってしまって
収拾つかずに大変なことになるので計画倒れとなりました。
その代わりにエコ路面電車を走らせる計画となり
実際に1線は色々問題を抱えながらも工事進行中です。

1線は西に広がる郊外のベッドタウンと駅を繋ぐ路線。
バスでもオーケーだと思うのですが、
専用路線と確立と排気ガス規制をより強化するための
フィレンツェ市の戦略の一環。
2線は駅と空港を繋ぐ路線になるということで
これは便利になりそうな気がするので是非早急に実現してほしい。
3線はどうやら街なかを走らせるつもりらしく
ドゥオーモ脇を不細工な路面列車が走るのは反対と
市民団体が熱く抗議をしている最中です。

そんな中、問題の路面列車の車両が公開になりました。
芋虫みたいなんですけど。
Fortezza_27102007_02
ここまで計画が進んでいて
今更反対しても効果はないような気もするのですけど
もちろんこの車両発表の前でも
反対のデモ&署名運動が行われていました。
しかし、その反対活動を尻目に、
フィレンツェ市民興味深そうに
この半分しかない車両に乗り降りしているから不思議です。

しかし、いつ完成するのでしょう??
先の長い話だな。