不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Kanogawa Cafe vol.8

2015-05-24 15:09:34 | 日記

狩野川流域の有効活用と活性化について
ゆるくまじめに語り合う「かのがわカフェ」の8回目。

なかなか毎回参加することはできないんだけれど、
参加すると必ず、
狩野川流域地域の良さを見直し
また少し好きになるので、
できる限り参加したいなといつも思ってます。

今回は天城の「かたつむり」さんで。


フランスでパン修行を終えて
地元に戻ってこられた息子さんご夫婦の
新しいチャレンジについてのお話。
もちろん、自家製のおいしいパンとともに。

パンには詳しくないし、
フランスにも全然興味がないけれど、
フランスのパンはおいしいと思うので、
本場の材料と製法にこだわったパンを
伊豆の地で食することができるのは
個人的にとても嬉しいので、
色々興味深く話しを聞きました。


フランスはキッシュも美味しいしね。
優しい味のキッシュでした。


パン・オ・ミューズリに添えられていた
クリームチーズ&ゴルゴンゾーラチーズクリーム。


こちらも優しい味の温かい野菜たっぷりスープ。


ストローの本来の形!
ちゃんと麦棹だったことに感動しました。

興味深いお話のそのなかで、
「本場フランスで使っていないものは使わずに
フランスで使っている素材だけを使って
こだわったパンを作りたい。」
というひと言がとても印象に残り
また深く同感しました。
一見すると誤解されそうなひと言だったし、
きっと誤解したまま帰られた人もいたんじゃないかと思うんだけれど。

私が日本に戻ってきて
「イタリア」を掲げているショップやレストランなどで
どうもしっくり納得できないと思うのは、
やたらになにもかも
日本風にアレンジされたもので溢れているからなんですが、
それと、根の部分では同じだなぁと思った
今日の彼のひと言だったわけです。

パンも含めて、とりわけ食というのは
それが食されている国や地域と密着したものであって
その地でそれが愛されてきた歴史を思うと、
下手なアレンジは、
本物を一度でも知ってしまった人には
多分許せないんだと思うんです。
アレンジされたものを「別物」として受け入れる寛容さは
持ち合わせる必要はあるけれどね。

彼が愛するフランスのバゲットを実現するためには
粉にこだわり、水にこだわる必要があって、
どんなに美しく美味しくても
軟水である天城の水では辿り着けないゴールがあるわけです。
だから、硬水度をあげるために
天城の水だけではなくフランスの水も混ぜなくてはいけない。
フランスで使われていない食材は
たとえ地元の特産わさびであっても使わない。
そういいきれる潔さはかっこいいなと思うのよ。

もちろん狩野川流域の活性化という観点からは
地産地消奨励で、
地元の食材と折り合いを付けてほしいのだとは思うけれど
それだけではない「活性化」とか
協同の形を生み出せるよいきっかけになるんじゃないかなと
密かに期待しています。

フランスパン、ドイツパン、イタリアパンは
それぞれ似て非なるもの。
それぞれの土地や文化とともに発展した違うものだからね。
ヨーロッパで暮らすと、それははっきり分かるし、
違うものだから比べることもないんだけれど、
伊豆の田舎ではそこまで分かってくれている人が少ないだろうから
大変だろうなとも思うんだよね。
折れずに埋もれずに、こだわって続けてくれるといいな。

天城でフランス風のパン屋さんBoulangerieを
2016年春に本格オープンさせるそうです。 



あぁ、私もちゃんと自分の夢を追いかけなくちゃいかんなぁ。 


5月23日(土)のつぶやき

2015-05-24 02:45:20 | 日記

2020年東京オリンピックの開会式&閉会式で歌ってほしいアーティストと楽曲を募集しているみたいなので、一晩考えてあの一曲に投票しました。もちろん、#吉川晃司
tv-asahi.co.jp/music/sec/opin…


この一週間は早かった。
クジャクサボテンの鮮やかな色で目覚める土曜日。
さてなにしようかな。
Buon sabato !! instagram.com/p/2_9wOpiX1p/


茅萱は満開を過ぎて、綿毛を纏ってます。
こいつも私の花粉症の原因だろうと思いながら、茅野原をお散歩。

今日から狩野川鮎釣り解禁なのかな、釣り客が川に入ったり、堤防におとり屋さんの小屋が準備中。 instagram.com/p/3AQFd1CXzK/


レイラにおねだりされて、沼津千本浜まで。
富士山と松林とレイラ。 instagram.com/p/3Aplf8CX4X/


千本浜のあと、韮山の一句石の女将さんのバラ園へちょっと寄り道。
何種類くらいあるんだろう。女将さんと若女将で手入れしてるそうですが、年々充実。 instagram.com/p/3BMRbjiXyC/