不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Una gita a Brescia - Castello -

2023-09-08 11:23:59 | 旅行記
コンサート終演が遅くなると予想して
会場のPazza della Loggiaに一番近いホテルに。
Albergo L’Orologio
こじんまりして、かわいらしいホテル。
ホテルの部屋からもコンサート会場がちょっと見えるし、
お昼過ぎから始まっていたリハーサルも全部聴こえてくる。


リハーサル進行中、会場の座席作りも着々。


街を歩くと不思議なアートにも出会う。


ポテチ好き。
日本では某カルビー一択に近いけれど、
イタリアではこれ一択。

チェックインしてひと休みしてもまだ16:00。
時間もあるので、お城まで登ってみる。

Ultima rampa al Castello
青い空によく映える。

日本のお城の作りと比較しながら観ると
またちょっと面白い。

西洋のお城には居住地としてのシャトーもあるけど
ここは本当に攻防するためのお城だったのだなぁって思う。
跳ね橋
狭間
桝形
天守

空堀。
ゴリラもいるし。
(Davide Rivaltaのアート作品)
昔も空堀に猛獣を放しておいたら
より効果的だったかもね。

街を一望できる小高い丘の上にあるので、
眺めも最高。
Bresciaのいろんな側面を確認できる。

なんかロマンティックな2人もいる塔。
後ろは丘陵地帯。

インダストリー都市でもあるブレーシア。

Centro di Brescia

Cattedrale のクーポラ


Piazza della Loggiaにある時計塔。
このとき18:22で、
18時台であることは理解できるけれど
結局よくわからなかった。
細かくいろいろ書き込まれていて
とっても興味深い。
Cattedrale di Brescia

旧聖堂と新聖堂が隣接している。
Cattedrale の内部は白く明るい空間。

ホテルのフロントのお兄さんが紹介してくれたOsteriaはグループ経営のお店らしく
目と鼻の先にあって、使っているカトラリーがホテルのものと同じ。
L’Oste Sobrio
前菜にBurrata con pomodori secchiを頼むつもりでいたけれど
Fuori menù があるということで
本日のおすすめのFiori di zucche in pastella
ズッキーニの花のフライ
まさかこんなにたくさん出てくるとは思わなかったけれど
さっくさくで軽いので、あっという間に完食。
Primoにはブレーシャの郷土料理をきいて
Casoncello al burro e salvia
大きめのラビオリにシンプルなバターとセージ。
これもかなりの量ではあったけれど、完食。
注文したとき、量を確認していなかったので
勢いで付け合わせのポテトまで頼んでしまったけれど、
これはこれで美味しくいただきました。

実はお店に着いた19:30の時点で
ほぼ予約でいっぱいで、
30-40分で食べ終えてねと言われていたので
かなりのスピードで食べ進めたけれど
もうちょっと味わいたかった。
20:00過ぎには外のテーブルはすべて埋まる人気店でした。

Una gita a Brescia - Museo di Santa Giulia -

2023-09-08 10:41:00 | 旅行記
RengaとNekのユニットのコンサートのためにBresciaへ一泊旅行。

ちょうどいい時間帯の列車はItaloだったので、爬虫類っぽい車両で出発。


Chiesa di Santi Nazaro e Celso

Chiesa di San Francesco

リサイクルアート

Teatro Grande


Bresciaのマンホール

Bresciaの駅からまずはユネスコの世界遺産エリアへ。
町の様子を感じながら寄り道したり
のんびり歩いて40分くらいで到着。
Museo di Santa Giulia
Parco Archeologico di Brescia romana
共通チケットで15ユーロ。

美術館は複数の教会と付属の建物が複合した
複雑な構造で時々迷子になる。
ポイントには係員が待機していて、
どこからどの順番で鑑賞するかアドバイスしてくれるので、
その通りにきちんと進んでいっても
美術館だけで2時間弱。

Chiostro di Santa Maria in Solario
ここにある貴石やカメオが212個もついたCroce di Desiderioや
総象牙作りの遺物入れのLipsanotecaは
今の価格にしたら一体いくらなんだろうって
想像しても仕方ないことに時間を費やす。

Chiesa di San Salvatoreの柱頭飾り
Chiesa di San Salvatoreの上層部にある
Coro delle Monacheのフレスコ画が鮮やか。
この教会に隣接してChiesa di Santa Giuliaが建てられ、
2つの空間は上層部を広く開口した壁で仕切られていて
身を潜めて神に仕えた女性修道士に、
平穏な祈りの場を提供する造りになっている。

Chiostro di San Salvatore
Corridoio Unescoと呼ばれる通路で
美術館と古代ローマ時代の遺跡群が繋がっているので、
美術館を観終えて遺跡に移動。
Teatro Romano
Capitolium
CapitoliumのColonne

ローマ共和国時代の遺跡部分は半地下。
保存のために温度湿度管理されているため
一度に入場できる人数と時間が制限されている。
チケット購入するときにだいたいどれくらいで、そこに行き着くのか逆算して予約をしておくのだけれど、多少ずれてもちゃんと再調整してくれる。
Capitoliumの地上階に展示されているブロンズ象。
Vittoria alata
なんか不自然な手には、かつて盾が握られていて、そこに勝者の名前が刻まれていたとか。
ちょっと浮いている左足の下には
元はMarteのヘルメットがあったと考えられているそう。
Pugile
勝利の女神と向かい合って展示されているボクサーというかグラディエーター。
闘いを終えたばかりでグローブつけたまま
顔にはちゃんと傷跡や血痕も表現されていて
当時の鋳造技術の高さを感じる。
鏡に映るVittoria alataを見ているように配置されているのも面白い。

すべて観終えると、15:00。
一旦ホテルへチェックインしてからBrescia観光後半に。