超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">硝子の広場、回転寿司、冬の旅</span>

2011-11-29 23:19:03 | 無題

夕方、リスト編曲のシューベルト歌曲のピアノ版聞く。冬の旅やますが良かった。ピアノはレスリー・ハワード。病気療養中の父が気持ちよさそうにこれを聞いていたという。
友人から七時十分に電話で8時45分に新宿に着くから西口の回転寿司で飲もうと言う。
ラファエル・クーベリック指揮マーラー復活を聞きながら移動。早めに着いたので西口の硝子の広場で開催しているやや大規模な古本市を見る。
手に取った本で気になったのはコバルビアスのバリ島という本で父の愛読書だったが結局貸してはもらえず寄贈されてしまった思い入れの深い本。
初めてキリスト教に接する人のためにとかいう本も手に取った。五木寛之のわが心のスペインは友人が喜ぶかと思ったが案の上持っていた。
新宿西口の回転寿司に入る。
青山陽一さんの新譜ブルーズ・フォー・トマトはいい意味で毎度の調子だ、五木寛之にスペイン市民戦争を語らせたら止まらない、ブルガリアを扱った短編も二三ある、
東京駅八重洲口のブルガリア料理店ソフィアは今度行ってみたい、ライヴのお客さんは予約の倍も来た、嬉しい驚きだ、開始時刻になっても一人しか到着していなかった、一時期音信不通だったドラマーも来て、対バンのボーカルとは空と大地のような好対照に見えたと言われた、西口の喫茶ハイチがなくなったのはショックだ、予備校時代から来ていた店だ、と言っていた。
帰って、ヴィルヘルム・ケンプのシューベルトピアノソナタD960を聞く。
やはりヴィルヘルム・ケンプのソロピアノ・レコーディングス欲しくなった。
オーマンディのベートーヴェン、カラヤンの東京ライヴ全集、クーベリックのベートーヴェンと欲しいものは芋づる式に増える。
クーベリックの後期モーツァルト集にシューマン交響曲全集やブルックナー二曲が入ったボックスセットも捨てがたい。数日前ラジオでブルックナー第二番キャラガン版を大阪フィルが演奏しているのを聞いたがなかなかブルックナーらしくてよかった。

クリスマス前のまぶしい街の灯がうつむく人を燈せたならと



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<span itemprop="headline">青山陽一インストアライヴ</span>

2011-11-23 16:08:53 | 無題

青山陽一さんのインストアライヴに、午前中珈琲を飲んで出掛ける。
タワーレコード新宿店。早く着いたのでクラシックのコーナー見る。
リッカルド・シャイーのベートーヴェン交響曲全集の通常盤、扱いやすそう。
初回限定盤よりよさそうだ。カラヤン東京ライヴ全集、高い。
7階に下り、特設会場でリハーサルをしていたので見る。
リハーサルで拍手されて照れて拍手を断っていた。
一時からインストアライヴ。青山さんは黒ぶちの大きな眼鏡を掛けて、白黒チェックのシャツを着て、灰色の薄いVネックのトレーナーを着て、ジーンズを履いていた。相変わらず細い。
編成はタンバリンと、ベースと青山さんのギター弾き語り。
お金を貰っていないフリーライブだからリラックスしてますと言っていた。
みなさん、ブルーズ・フォー・トマトはすでにお聞きでしょうかと問い掛ける。
演奏した曲は新譜ブルーズ・フォー・トマトからタイトル曲
ブルーズ・フォー・トマト、クレイタウン、炎とは何のことか、ライフ・イズ・ベリー・ショート、クラウディー・へイジー、スティーヴ・ウィンウッドのカヴァーでキャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム。クラウディー・へイジーではサビの部分で観客にコーラスを頼む。ライフ・イズ・ベリー・ショートでは曲の途中の歌い出しの部分で歌をフライングしてしまい、自分で失笑していた。メンバーとの曲合わせは本番が初めてだと言う。その割にいい感じですなと言っていた。スティーヴ・ウィンウッドは今来日中ですが、エリック・クラプトンばっかり見ないで下さいよ、ちゃんとスティーヴ・ウィンウッドを応援してあげて下さいと言っていた。青山さんは大きな文字の歌詞を印刷した紙を開いて歌っていたが、新曲とはいえ、ほとんど覚えているようで、余り歌詞を見ている様子はなかった。
青山陽一さん独自の半ば意味不明な感覚的な歌詞世界と、ひねりの効いた曲作りが今回も炸裂である。
観客は結構、年季の入った男性客が多いのも特徴。もちろん女性客もいたけれど。
インストアライヴが終わってすぐにタワレコ購買者対象のサイン会があり、気さくにファンに握手していた。青山さんの新譜ブルーズ・フォー・トマトお勧めである。
身銭切りレコード買ったファンのため笑みを絶やさず軽く数曲



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<span itemprop="headline">焼肉、混声歌曲、戦前のピアノ</span>

2011-11-16 00:43:23 | 無題

疲れて仕方がないと思っていたら、友人から電話で八時に神田で会うことになった。
近々ヴィルヘルム・ケンプの35枚組8500円のピアノ作品集が発売される。
それでも、自分はケンプのソロ・ピアノはケンプ名盤1000シリーズでかなり集めたし、シューベルトのソナタやベートーヴェンのソナタ、シューマン作品集を持っているので35枚組のピアノ作品集を買う必要はないと思うに至った。
それにしても35枚組は安い。
ケンプ名盤1000で一枚千円で買った身には羨ましい価格だ。
中古CD店でバックハウス・プレイズ・ブラームス840円で買う。ミュージック&アーツ社。
パウル・バドゥラ・スコダ手に取る。
神田に八時に行く。ハンテジヤ、今日は入れた。
豚キムチ焼肉、ホルモン焼、海鮮パジョン、友人はマッコリ、私はビールを頼む。
友人はブラームスの歌曲集「愛の歌」を買って聞いた、混声合唱が立体的で天才的で刺激を受けた、最近マイウェイの歌の斬新なアレンジに挑戦している、
フランク・シナトラの歌い方にマイルス・ディヴィスのフレージングは影響を受けている、と言っていた。
京都でよく行く千本釈迦堂は宝物殿の十一面観音のお顔が良い、十一面観音が憐れみを持ってこちらを見ているのを拝むのが好きだ、
千本閻魔堂で閻魔様に叱られるのも好きだ、貴船の料亭で川床なんて観光客が迂闊に近づく所ではない、と言っていた。
家に帰って夜バックハウス・プレイズ・ブラームスを聞く。
さすがに戦前の録音だけあって、音が粗い。
それでも、厳しくも優しいバックハウスの表情豊かな音色には心が洗われる。
2355のトビハゼのトビーのBGM、愛のワルツも入っていた。
明日は帰宅後、小澤征爾指揮のカルミナ・ブラーナ&第九のDVDを鑑賞する予定。
談笑し混声曲の冴えを聞き古いピアノに淡い抒情も



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<span itemprop="headline">談笑、妙味、音楽漂流</span>

2011-11-07 00:14:17 | 無題

今日はヴァーツラフ・ノイマンのマーラーの巨人と復活を聞き、栗コーダーカルテットの羊どろぼう。を聞き、ロータスカラメルビスケットセントニコラスというお菓子を食べ、珈琲を飲む。
先日神田で会った友人から電話で、雑誌ミーツに載っている上海料理屋さんに行こうと誘われる。
歌舞伎町を随分歩いて上海シャオツーという店に入る。チンタオビールを飲む。
お通しは揚げた肉まん。
頼んだのは豆腐の唐揚げ、腸詰めのピリ辛ソース、上海菜飯という高菜炒飯、山椒とにんにくの効いた麻婆豆腐、揚げパン。
友人は金沢でよく行く五木寛之が通ったおでん屋は若葉だ、金沢駅に有るのは黒百合だが余り行かない、ブラームスのレア・ライヴ・レコーディングスは買わなかったのか、ブラームスは思っていたより今でも通用する曲を書くと言っていた。
シュヴァンクマイエルのアリスの挿絵は悪くないがかなりグロテスクだ、年末に金沢に行った後京都に寄って千本閻魔堂で閻魔様に叱られに行く、閻魔様は目が光っている、そのあと千本釈迦堂で癒されてくると話していた。
そのあと、西口の東京カフェでお茶して帰る。
最近夜は本を読み、ヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェン・ピアノソナタを聞き、前に飼っていた猫を思い出して感傷に浸る。
ヴィルヘルム・ケンプのバッハ平均律クラヴィーア抜粋も聞いた。
今日は中古CD店でブルーノ・ワルターのブラームス・レア・ライヴ・レコーディングスに手を出しそうになったが止めた。ヴァージニア・アストレイのサンクタスは探したがなかった。
今日食べた上海料理はありそうで滅多に出会わない味だった。
味付けが一味もふた味も違っていて、その妙味に唸らされた。友人は中津川に行くのも毎年恒例だという。
私にはそういう場所がないなと思いつつ、電車に揺られていた。今日見たCDで良かったのはハイティンクのリスト交響詩全集やパウル・バドゥラ・スコダのベートーヴェン・ピアノソナタ全集。
上海の妙味に打たれ友と会い買わずに去った音を愛しむ



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<span itemprop="headline">雑談、食事、音楽記</span>

2011-11-05 18:57:54 | 無題

先週は仏教フレンドと隣町で会い、エビとモッツアレラチーズのトマトスパゲティとグラスワインを食す。
鈴木大拙の「禅の第一義」が平凡社ライブラリーで出た、勢いがあって凄く良いと言う。即非はAは非Aであり、かつAはAであるということで、色即是空で、絶対矛盾の自己同一に等しい、と言う。
アーティスト・ウェイは誰でもアーティストの種を育てられるという良い本だ、ジョブズ氏にも影響を与えた鈴木俊隆氏の「初心禅心」は良い、人間のなかには植物も動物も皆入っている、いるかは海の人類かも知れない、鯨も無敵でプランクトンを食ってあんなに大きくなっている、蟻も全身フル装備であんなに小さいのにちゃんと動く、映画ワタリドリは凄い映画だ、大乗起信論を現代語訳で読んでいる、などと話していた。
次の日は別のシンガーの友人と8時に神田で会う。
その前にお茶の水の中古CD店を見るが何も買わなかった。ハンテジヤは満席で45分待ちというので諦め、インド料理店ロナクに行く。
二種のカレーとタンドリーチキンとシシカバブのセットを食べ、350円の中ジョッキを飲んで話す。
今年も内灘の米軍着弾点観測地跡に年末に行き、金沢の五木寛之が住んでいた場所の近くのおでん屋に行く、俺の年末恒例だ、名古屋の映画館で電人ザボーガーのリメイクを見た、竹中直人が悪乗りし過ぎだが同世代の客で満席だった、フルトヴェングラー・ザ・レガシーは買い過ぎだ、ひと月で同じズボンを5着も買うのはおかしい、と言っていた。
楽しく笑って飲んで1700円。ロナクは安くて良い店だ。
その後、禅の第一義を買い、クーベリックのベートーヴェン全集イタリア盤やセゴビアのバッハ編曲集やサヴァリッシュのシューマンとメンデルスゾーンを聞き、録画していたおもしろい朝ドラのカーネーションを一気に見る。
今日は珈琲を飲み、ごまだれだんご食べ、洋書の翻訳に解説を書き、シャイーのベートーヴェン全集を聞く。眠れない時はアブラヴァネルのマーラー復活などを聞き、気を紛らわしている。

取り取りの個性と出遭い帰宅する 漠たる日々を音が支える



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