超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">ドヴォルザークの愛聴盤</span>

2013-01-31 20:24:10 | 無題

最近ドヴォルザークに凝っている。
以前買ったコロムビアのドヴォルザーク・コレクション
協奏曲・管弦楽編を繰り返し聞いている。
ドヴォルザークは稀代のメロディ・メーカーだ。

気難し屋のブラームスもドヴォルザークとは親しく交わったという。
同じコロムビアのドヴォルザーク・コレクション
室内楽編がほしいのだがなかなか見掛けない。
そろそろ日本コロムビアが再販してくれないだろうか。

仕方がないので室内楽編の中核となるパノハ四重奏団の
ドヴォルザーク弦楽四重奏全集を注文した。
ドヴォルザークの四重奏曲では「アメリカ」がとりわけ
有名だが、初期の四重奏曲はあまり知られていない。
私もラジオで「アメリカ」を途中から聞いて
アメリカの作曲家かなと思ったら実はドヴォルザークだった
思い出がある。

ブリリアントの40CDはあまり聞かずに売ってしまった。
今考えると勿体ないことをした。
ドヴォルザーク・コレクションとか40CDを安価でみつけて
高値で売る商売をしている人がいるがやめてほしい。
業者はほしいものをほしい人に適正価格で売ってほしい。
鉄道マニアで鳩好きの心優しいドヴォルザークの
生み出す尽きせぬ旋律に心奪われている。

鳩好きで鉄道好きの少年が世に数々の旋律を残す



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<span itemprop="headline">白隠展、自在境の変奏曲</span>

2013-01-23 22:30:07 | 無題

渋谷文化村で現在開催中の白隠展―禅画に込められたメッセージ、を観に行く。
白隠禅画の代名詞、達磨図が数多くある。
ぎょろりとした目、ひげ面 丸い額。
隻履達磨という絵も何点か有り、死んだはずの達磨が片草鞋で、これから天竺に帰る所だと言う。見ると体は半分透けている、という絵だ。
白隠は禅の始祖とも言われる達磨の鋭い眼光を好んで描いた。
頭頂を沿って癖毛の人間臭い釈迦の絵も何点か有る。
女性の母性に慈悲を感じさせる細い線の観音像も数多く描いている。多くは斜めを向き、伏し目がちだ。
地獄極楽変相図は地獄の眺めと極楽の眺めを熱心に書き記している。
極楽は簡素化され、重点は地獄の眺めに置かれている。
地獄の責め苦のあれこれを事細かに描写している。
地獄に落ちるのが怖い。それが出家のきっかけとなった白隠である。
地獄に対する思い入れが強いのであろう。
さてここはひとつこまかく地獄のようすを書き込むとするか、と言わんばかりに楽しんで描いているのがよくわかる。
地獄と言えば、南無地獄大菩薩という書が残っている。
人を出家に向かわせるきっかけとなるのだから、地獄もありがたい菩薩様だと白隠は言うのである。

七福神の布袋や大黒も好んで描いている。
布袋解開という絵ではにこにこしたご機嫌な顔の漫画のような布袋様が袋の中身を開いて見せる。どんなお宝が詰まっているのかと思えば袋から出てきたのは寿の一文字。何とも楽しい絵である。
にこにこ笑って托鉢して走る、すたすた坊主というかわいい坊さんの絵も好んで描いている。
富士大名行列や一富士二鷹三茄子など縁起のいい絵もたくさん描いている。
かと思えば地獄の鬼が手に持つ鉄棒を描いて、これを怖がるものは極楽に行くと書き添えている。

白隠の書も太字で堂々としてぶれがなく良い字で、大弁財尊天とか北野天満宮とか金毘羅山大権現など、
諸国のご神体の名前を嬉々として書いている。南無不思議光如来、死の字、無の字、なども書き残している。隻手の声の公案の片手の絵など気に入った。円相の絵も描いている。

白隠の禅画や地獄絵や布袋や大黒などの福神の絵、南無地獄大菩薩や南無不思議光如来や死の字、無の字、暫時不在如同死人(ここに心を集中せねば死人も同じ)などの書は、禅僧の至った自在な境地の百面相であり、悟り百景のお披露目なのであり、すべては円相と同じ自在境の変奏曲なのである。
禅僧が描く心の自在境 変奏曲を奏で続ける



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<span itemprop="headline">音楽繋がり、いつもと違うインド料理、紺のコート</span>

2013-01-17 00:50:33 | 無題

今日は帰宅してからポーセリンとタスマニア響のベートーヴェン一番二番三番を聞く。
交響曲にピアノで伴奏している珍しい全集で、ピアノの音色が心地よい。
それとフォルクマール・アンドレーエとウィーン響のブルックナー全集の八番、四番を聞く。極美。
これは最近ブルックナーに目覚めたと書いていた学友にもお勧めしたい。
イギリスの1940年代の本を訳していたら電話が鳴って、友人と豪徳寺で会うことになる。
行くまで時間があるのでフランツ・コンヴィチュニーの英雄を聞いて珈琲を飲む。
クルト・ザンデルリンクのベートーヴェンを聞いて移動。
早く着いたので駅併設のサンマルクカフェでプレミアムココア340円を飲みメモ書きをする。
友人は予定より遅く来た。電車が遅れたという。いつものように、インド料理のパティヤラパレスに行くとばかり思い込んでいたら、今日は前に見つけた別の店、「ナマステ日本」に行こうと言う。
冒険心があるな、と言うとお前が見つけたんだろうと言う。
ナマステ日本は商店街のアーケイドをくぐり、スナックを改装したような店の作り。
パティヤラパレスは喫茶店を改装した作りで私は気に入っている。
前にナマステ日本のメニューを見て妙に安いと思ったら、カレーとナンが別料金だった。
ほうれん草とチーズのカレー(パラク・パニール)750円。ナン250円。シシカバブ480円。
グラスワインがないのが難点。シシカバブは安くて旨いが、パティヤラパレスのボリュームに魅かれる。
大島渚が逝去した話、戦場のメリークリスマスの思い出話をしようと思っていたが言いそびれる。
友人は雪の日にストックを両手に持って仕事に行ったと喋っていた。
イランの旅行ガイドブックを買った、どうせならイランを一周してみたい、ゾロアスター教の聖地もまた行きたい、幼少の頃以来の来訪になると言っていた。
大河ドラマの八重の兄が新政府に重用されて頭角を現した話は前に俺が話したんじゃないか、grnの英国製のコートは確かにいいな、俺は別のブランドのコートを二着持っている、と言っていた。
二人で3900円。パティヤラパレスより若干安いが、私はパティヤラパレスのシシカバブのボリュームに魅かれると何度も繰り返す。
途中車内事故で電車が遅れ、バスを長く待った。帰ってgrnのコートを吊るす。
 
豪徳寺ナマステ郷で談笑し濃紺色の服に満悦



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<span itemprop="headline">音楽の福袋、最近の食卓、紺のコート</span>

2013-01-13 00:07:46 | 無題

最近はローマン・コフマンのショスタコーヴィチ交響曲全集を何枚か聞き、
ミヒャエル・ギーレンのベートーヴェン交響曲全集を聞き、
ブルーノ・ワルター箱(BWE)に戻る。
この前食べて美味しかったのは食材店で買った、
アンビカ社のパラク・パニール、ほうれん草とチーズのカレーのレトルト食品。
それとデルソーレの手のばしナンを買って一緒に食べた。
宅配で来たジミー・スミスとアート・ブレイキーも一通り聞いた。
エイト・クラシック・アルバムズという4枚組のCDで、
LP八枚分の曲数が入っているという。
昨日は友人に貰ったくわいの含め煮を食べた。
くわいはほろ苦さと香ばしさを身上とする野菜。
金沢の近江町市場で買ったという。大変おいしく頂いた。
ブルーノ・ワルター箱は福袋である。田園、運命…幸せが一杯詰まっている。
今日はgrnで英国製の紺のベーシックなコートを
30パーセント引きで買う。お値打ちである。
grnは気軽に買えてカジュアルな服が多くていい。
だいぶ以前イタリア製のコートを学校のロッカーにしまい込んで、
捨てられてしまった苦い思い出がある。
今度買った英国製の紺のコートは失われた物を補って余りある。
友人はH&Mで服を買ったと言っていた気がする。
今日は白井良明さんの新譜、
「伝説の肖像」( portrait of a legend)を繰り返し聞く。
白井さんらしい楽曲で、沢田研二や松尾清憲とゲストは多彩。
今日の夕食は自家製のジャガイモで煮た肉じゃが。
やはりジャガイモが新鮮でほくほくして旨い。
洋書の翻訳を続けているが、まだ光は見えない。
音楽の福袋開け繰り返し取り出して聞く尽きぬ旋律



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<span itemprop="headline">クラシック、大河ドラマ、西安料理</span>

2013-01-09 00:41:36 | 無題

ワレリー・ゲルギエフのマーラーを聞きながら洋書の翻訳をしていたら、電話が鳴る。
友人から電話で新宿で待ち合わせて新宿西口の西安料理シーアン(xian)に行く。元祖寿司のそば。

まず頼んだのはガツの冷菜。これは辛くて旨い。ラー油と花椒とネギをあえてある。
次に頼んだ茄子の山椒揚げはフライドポテトみたいな食感で中は柔らかい。
最後に頼んだ牛肉のピリ辛炒めは辛くてサクサクしている。唐辛子が歯ごたえがあり、野菜と肉とニンニクと唐辛子がよく合う。

友人は食べながら八重の桜は口惜しいけどよい、いい役者を使って手堅くまとめている、主人公の兄が佐久間象山に兵学を習いに行く、会津藩の悲劇がこれから描かれる、司馬遼太郎が会津藩の忠義は日本の良心だと言った、ならぬことはならぬのです、がキーワードだと話す。

私はカラヤンのEMIレコーディングスは4800円で中古CD店で売れた、ベートーヴェンの弦楽四重奏集は2400円で売れたと言う。
友人はボックスセットを新たに買っても七年も封印したんじゃ意味がない、質が悪いなと話す。

一品一品の料理が今まで食べたことのない味でどれも唸らされる驚きの旨さ。

帰りはギュンター・ヴァントのギュルツェニヒ管とのブルックナー交響曲8番の第三楽章を聞きながら電車で帰る。家に帰ってブルーノ・ワルター箱を聞くのが楽しみ。

カラヤンのボックスを売ったら、店員さんがお得意さんに電話を掛けて、カラヤンの赤箱が入荷しましたよ、もう確定だと思います、来店お待ちしていますと喋っていた。
そんなに心待ちにしているお客さんがいる貴重なボックスを売ったのは早まったか。
だがカラヤンのEMIレコーディングスはドイツグラモフォンの録り残しを集めたような散漫な選曲で、
私には宝の持ち腐れだったのでちょうどよかった。
絹の道辿れる料理食べてから過去は忘れてまた歩き出す



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