超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

聖トマス神学早わかり

2020-01-31 22:09:15 | 無題
岩波文庫のトマス・アクィナスの「形而上学叙説—有と本質とについて」来たので読む。
アリストテレスの「形而上学」をアウィケンナという神学者の注釈に沿って、
神学的に読み直した本である。
まことに難解な代物だが、いくつかのセンテンスは私にもぎりぎり分かる。
①個々の存在者は、本質を通して、存在を神から分け持つ。
②個物は質料と形相(素材とかたち)から成る合成実体である。
③神は単純実体であり、神の本質は、ずばり存在である。
④すなわち神とは、存在そのもの(有りて有る者)である。
⑤ほかのものは、自分以外に存在の拠り所を必要とするが、
神は自分以外に存在の拠り所を必要としない。

私が分かったのはここまででで、種と類と種差の説明はよく分からなかった。(論理学的な話題)。

文庫を買ったあとで気づいたが、この文章の現代語訳がインターネットで無料で読める。
ウィキソースの「存在者と本質について」というページで全文公開している。
日本語訳者の名前は載っていない。岩波文庫より相当分かりやすい訳である。

神だけはその本質が存在で他のすべては仮りそめに有る
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楽聖生誕ボックス決定

2020-01-30 17:52:01 | 無題
今日は仕事場で会議した。
午後、さらにミーティングがあった。
無事帰ってきた。
ベートーヴェン生誕250周年なので
ブリリアントのベートーヴェン作品全集を買いかけた。
だが、交響曲だけでも知らない指揮者と楽団の寄せ集め。
ピアノソナタも知らない演奏者の寄せ集め。
友人に相談すると自分が持っているEMIのベートーヴェン作品ボックス
をあげるから、ブリリアントのはキャンセルすれば?と言ってくれた。
えっ、EMIのベートーヴェン作品ボックス?
そいつは素晴らしい。EMIの名演奏家の粋を集めた珠玉の箱である。
交響曲はクリュイタンス、ミサ曲はジュリーニ、
ピアノソナタはハイドシェック、四重奏はハンガリー四重奏団。
バイオリンやチェロやピアノ協奏曲、バイオリンソナタに
チェロソナタにピアノ三重奏曲まで入って、
50CDのEMIフランス盤である。タダデクレルノ?
小躍りして電話を切り、ブリリアントを辞めた。
書類の山との格闘ももうひと踏ん張り。光が見えてきた。

友人が珠玉の箱を呉れるから生誕年を深く祝える
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聖トマスの神学の文庫!

2020-01-29 22:06:52 | 無題
トマス・アクィナスの「形而上学叙説」という岩波文庫を
取り寄せている。
副題が「有と本質について」というものだ。
なんのことやら、と皆思うかも知れない。
私が過去に「神学大全」の抄訳でわかったのは、
どうやらトマス・アクィナスは、神を「有りて有る者」と
見ているらしい。
その神の「有るという性質」を万物は分け持っている
というのだ。
だから、物事の「本質」もまた、神の「有る」を分けてもらう
ことで、眼に見えるかたちで顔を出す、というのだ。
多分、今わたしが書いたようなことが、
この本には繰り返し書かれていると思う。
それを確かめるために岩波文庫を取り寄せてみた。
1930年代の日本語訳なので、旧漢字で、旧字体で読みづらいだろう。
だけど、岩波文庫のアンセルムスの本は読んで意味が判った。
何とかなるだろうと期待している。中世神学文庫全集でも刊行されないものか。
需要が少ないのでムリかもしれない。なぜかそういう話に興味津々である。

万物は神のところの「有る」という素質を内に分け持っている
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受験書を遊びで読む

2020-01-27 19:00:36 | 無題
受験シーズンのせいか、自分が受験生だった頃役に立った受験参考書が
読み直したくなる。あの頃は、今より英語や古文がテキパキ読めた。
思うにそれは、熟語フレーズの底力なのである。
でも、そのころ持っていた本は処分してしまったし、中古で買おうにも
題名が判らない。
とりあえず、「古文攻略マストアイテム78」と「速読英熟語」を取り寄せる。
次いで、白水社「フランス熟語集」、「村中のセンター倫理」も買ってみた。
この歳で受験参考書もないものだが、なぜか受験の頃の語彙力を
趣味で復習したい思いに駆られた。
実際、洋書を読んでいても、熟語の知識は大いに役に立つ。
別に受験とは関係ないので、純粋に趣味で教養のために
パラパラめくるつもりでいる。受験産業は苦手なのだが、
必要に迫られていないので、気楽なものだ。
近所にブックオフでもあれば、激安で幾らでも買える。
町が遠いので結構送料で損してしまう。
受験生でもないのに娯楽で受験書を読むのも大人の楽しみだ。

寝る前に遠い昔の受験書をパラパラめくり脳を遊ばす
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冬の中島公園を散歩

2020-01-25 21:01:39 | 無題
札幌の中島公園を散策する。
雪の中島公園を見る。
こぐま座や豊平館やキタラホール見る。
池が固く凍っていた。
徒歩スキーをする人がいる。
天文台の下の小山で雪ぞりをやっている親子が多い。
文学館で砂澤ビッキの詩と本棚展をやっていた。
喫茶スペース・オアシスでココアとクッキー食して、
帰ってくる。冬の中島公園は初めてで楽しかったが、
とにかく氷点下で寒い。
求肥餅、甘酒を食して暖まる。
夕食は肉味噌と白菜スープのうどん。
バリカンで髪を刈って安く済ませる。
夜、ワルターのブラームス新盤を聞いている。
あと1週間+αは忙しいが、
暇を見て、法哲のメモ書きと作文を進めたい。

こぐま座や天文台を見て歩き凍てつく冬に一呼吸する
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