超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">ジョン・バルビローリのマーラー演奏</span>

2016-03-26 18:40:55 | 無題

ジョン・バルビローリのマーラーをまとめて聞いている。
10年ぐらい前、店頭でよく見かけたのがジョン・バルビローリのマーラーである。
国内盤のシェアが一時期高かった。
だが輸入盤も加えないとなかなか曲数が揃わないのである。
輸入盤と国内盤合わせてもマーラー全曲揃わないのがバルビローリである。
しかも1番巨人は希少盤でパーセルとのカップリングで収録されている。
全部取り出して交替交替に聞くのが億劫なのでМD2枚に全曲収録した。
今そのМDでジョン・バルビローリのマーラーを聞いている。
ジョン・バルビローリのマーラーは録音が冴えないが演奏はよい。
なぜジョン・バルビローリが早くからマーラー録音に拘ったかよく分かる。
紳士的な演奏が時々熱くなる。
ヨレヨレの録音ながらマーラーの歌心をよく焙り出している。
ジョン・バルビローリと言えばエルガー辺りもよかった。
昔店頭でマーラーを最初に探したとき、ジョン・バルビローリ数枚、
レナード・バーンスタイン数枚、クラウス・テンシュテット数枚しかなかった。
私はその後店頭でEМIのクラウス・テンシュテットのマーラー全集を
見つけて、マーラーに目覚めたのであった。
その後ラファエル・クーベリックを聞き、ヴァーツラフ・ノイマンを聞き、
ボヘミア的なマーラーに目覚めたのである。
レナード・バーンスタインは高かったから聞いたのはもっと後。
ジョン・バルビローリはさらにあとから聞いたのだった。
店頭では一番早く知っていたのだが、実際に聞いたのは後年である。
かすれたなかから流麗な歌が立ち昇るジョン・バルビローリのマーラーである。

温厚な紳士が時に熱くなる歌が聞こえる遠いマーラー



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<span itemprop="headline">メンゲルベルク録音、巨匠の名盤、うそ発見器</span>

2016-03-18 19:24:52 | 無題

veniasからメンゲルベルク・コレクション出る。
今日はフルトヴェングラーのベートーヴェンの序曲集と
シューベルトの未完成&グレイトを聞く。
ベートーヴェンの序曲集、臓腑に沁みる名演揃い。
トスカニーニもこの後聞く予定。
ヴァーツラフ・ノイマンの個別のCDがセットになった
マーラー交響曲全集箱入りも愉しみである。
フルトヴェングラー、ワルター、トスカニーニ、メンゲルベルクが
四強である。
だがワインガルトナーも捨てがたい。
だがワインガルトナーにはそれほど録音が残っていないのではないか。
ヒストリカルを聞いていてたまにクラウディオ・アバドのマーラーや
ブラームスを聞くとびっくりする。
やはり現役盤は音が段違いにいい。
貸していたプーランク全集却ってきた。
ヒッチコックでプーランクの常動曲が
動揺したときに早くなるうそ発見器みたいに
使われていたとクラ友が言っていた。
クラ友はイタリア四重奏団の全集買っただろうか。
ワルターの30枚組HMVで6800円
買っただろうか。
トスカニーニの英雄聞く。
せっかちなのが演奏に出ている。
メンゲルベルクもそうだが気質が演奏に出ていて
憎めない。

戦前の古い演奏取り出して繰り返し聞き青空を見る



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<span itemprop="headline">難解書、スクロヴァチェフスキ、熱情に思う</span>

2016-03-15 22:16:33 | 無題

自分とは縁遠い難解書なんか読んでまとめている。
ロジックに疎い私がわかる範囲での難解書、画期的だ。
先日スクロヴァチェフスキ&読響のブルックナー8番をEテレで見た。
スクロヴァチェフスキの円熟したブルックナーよかった。
そのあとオットー・クレンペラー&WDRのブルックナー8番を聞いた。
ブルックナー8番が一枚で聞ける。ペースは速いがクレンペラーらしい堂々とした名演。
今、難解書も一段落して、エミール・ギレリスのベートーヴェン・ピアノソナタ集を聞いている。
いろいろ辛くてクラシックしか聞けない時期も多々あった。
だが今では堅い本も読みつつのクラシック鑑賞である。
いつ空中分解するかわからない私の読書&クラシック鑑賞である。
読書は本の難解さと私の理解力の掛け合いであり、時間との戦いである。
孤独な旅の友は本日のクラシックである。
エミール・ギレリスを聞いて救われるのは私だけだろうか。
最近クラウディオ・アバドのマーラー6番・9番を聞いた。 
録音が比較的新しく安心して聞けるマーラーである。
クラウディオ・アバドには興味なかったが意外と水準が高いと思う。
桜が咲く憂うつな季節が来る前に、できる限りの読書と音楽鑑賞である。
大貫隆の文法書も途中なのだが手が回らない。
最近気に入っているのがヤマザキのkiriのクリームチーズロールである。
シューロールケーキより糖分脂質控えめなのがいい。
相変わらずワタボクのコーヒー飲んで憩っている。
ベートーヴェンでは熱情の第2楽章が祈りのようでいい。
難解書と音楽鑑賞の間で祈りに目覚める私であった。

熱情の旋律をただ追いながら祈る気持ちで今を乗り切る                    



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<span itemprop="headline">アズーリ神楽坂で旧友と会う</span>

2016-03-11 19:15:35 | 無題

国学院博物館で柄鏡展を見て、飯田橋のイタリア料理店アズーリ神楽坂に行って大学院の同窓会。
国学院で神道には陰幽教と顕露教の裏表があるという話を思い出す。
国学院博物館に折口信夫の書斎が再現されていた。
神道の信仰対象の巨石のレプリカが置いてあった。

アズーリ神楽坂は神楽坂のロイヤルホストの前を曲がったところにある。
自分は最近書いた文章の話、家の本の話をする。
k島君は昔のマンガ、諸星大二郎の話、宗像教授のマンガの話をする。
k藤さんが来て近代日本哲学の西洋の受容や交友関係をドラマチックに物語的に書こうよと言う。
k島君に原書が読みたいなら教文館のギリシア語聖書がいいよと話す。
k野さんはロールズやサンデルについても書きなよと言う。
k島君から物語京都学派という本の話を聞く。

f澤さんは人生を振り返って、全部止めたいと思うときもあるけど、皆この道しかなかったんだよねと総回顧する。
m本さんは人生に無駄なことはないと言っていた。同窓会に行くと皆さま年輪を重ねて収穫の時を迎えているのだな、と自分と比べてたくましく思う。
クラシック友だちとオタクトークを全開できなかったのがちょっと惜しいが、友人それぞれの近況や興味の幅が窺えて楽しいひと時だった。

メロディがないオネゲルのパシフィック231を褒めているのは意外だったと言われるが、機関車が走り出して走って止まるまでを管弦楽で表現するのは鉄道オタク的発想で結構面白かったと話す。
アズーリ神楽坂では野菜の蒸し焼き二皿とお肉料理とパスタ二種食べ、スパークリング・ワインとグラスワインとコーヒーを飲んで3440円だった。再会を語って解散。終バスで帰る。

久々に熱い話に花が咲く年輪を経た懐かしい顔



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<span itemprop="headline">オイゲン・ヨッフムの旧録全集を聞く</span>

2016-03-06 18:51:56 | 無題

オイゲン・ヨッフムのシンフォニーズを聞いている。
昔の日記を読んでその頃聞いていたものを引っ張り出して聞いている。
オイゲン・ヨッフムのシンフォニーズはドイツグラモフォンで、今聞いているのは
旧録のベートーヴェン交響曲全集である。
EМIのイコン・シリーズ盤より、古くて剛健なヨッフムが聞ける。
旧録のベートーヴェン交響曲全集は単売では廃盤で長い間入手困難だった。
今はグラモフォンのシンフォニーズに含まれているので単売でも流通している。
ベルリンフィルとバイエルン放送響の合作である。
昔ながらのベルリンフィルの古色なかすれたいい感じの音が聞ける。
手兵バイエルン放送響もドイツ的な音色が楽しめる。
同じことは、このシンフォニーズに収録のブラームスやブルックナーにも言える。
失われた古き良きドイツの音色が生き生きと聞こえるのである。
地味に良い指揮者の廉価盤ボックスセットは嬉しい企画である。
ハイティンク、クーベリック、カール・シューリヒト、ヨーゼフ・カイルベルト…。
こうした指揮者の廉価盤ボックスセットを集中的に聞いて憩っている。
ドイツグラモフォンは渋い写真を上手く使ってファンの心をつかむ。
グラモフォンはきっといい写真家を使っていたのだろう。
ボックスセットの写真とデザインが格好いい。
久しく聞けなかった音源がまとめて聞けるのも嬉しい。
最近ではveniasというレーベルがさらにマニアックな良いボックスを
連発している。
オイゲン・ヨッフムの古色蒼然とした音色が素晴らしい。

古き良き渋い指揮者の紡ぎ出すこの音色で年月を飛ぶ



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