超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">ワインガルトナーで冬眠を脱する</span>

2017-03-31 21:35:58 | 無題
休みも今日で終わり。
アルティス社のワインガルトナーの芸術来る。
世界初のベートーヴェン全集にしては完成されている。
落ち着いていて、ちょうどいい間合い。
グールドが瞑想的と言ったのが分かる気がする。
ベートーヴェン自身が指揮するとこうなるのではないか。
誇張もなく、力みもない。自然体の奥深い響き。
EМIの高額な全集は妙に艶っぽかったが
実はかなり細工していたのではないか。
真実のワインガルトナーに触れた気がする。
田園にプチノイズが多いのは残念。
その他は奇跡的に音が良い。
新約聖書の副読本を買った。新しいアイディアがよく浮かぶ。
思うに任せないこともあるが、希望が持てる。
薔薇色の明日が顕在化しつつある。
ワインガルトナーに助けられて日々を乗り切る。
そこそこうまく行くことを祈る毎日だ。

作曲家自身の音を取り出して瞑想的に鳴らす驚き



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<span itemprop="headline">往年の名指揮者が笠地蔵のように集まって来る</span>

2017-03-30 07:01:39 | 無題
昨日はメンゲルベルク・コレクションのシューベルトのグレイトのCDの音が飛んだので
ティッシュで何度も拭いたら音飛びが直った。
午前中は古代ギリシアの実体論をメモする。
昼ご飯はフレンチトースト。
午後はデカルト、スピノザ、ライプニッツの実体論をメモする。
実体論など昔はまるで興味がなかったが実際読んでみると
歴代の哲学者が何に拘ったのかがが判っておもしろい。
野田又夫やフレデリック・ロルドンをつけ加える。
段ボールを何回か捨てに行き息が切れる。
晩ご飯はカレーチキンハンバーグスティック食べる。塩辛も食べる。
近所のスーパーはたらこや塩辛が安くて旨い。
トスカニーニやフルトヴェングラーやワルターのボックスを持っているので
これにフェリックス・ワインガルトナーが揃えば完璧だ。
最近、アンドレ・クリュイタンスやヘルマン・アーベントロート、ホーレンシュタインなど
往年の名録音のボックスセットの発売が活性化している。
ヴェニアスやアルティスなどが古い音源を盛んに発掘している。
一仕事終えてシューリヒト・エディションのブルックナーを聞くのは格別だ。
往年の名指揮者が笠地蔵のように集まって来る。

往年の名録音の演奏が笠地蔵来るように集まる


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<span itemprop="headline">叔父と私の六次の隔たり</span>

2017-03-27 21:34:05 | 無題
今日は午前中アドルノをメモして過ごした。
昼はスーパーで買った札幌ラーメンを食べた。
3時過ぎに連れと家を出て地下鉄の駅までバスで行き地下鉄に乗って叔父さんと叔母さんにサンマルクでビーフシチューをご馳走して頂く。叔父さんは道教や円空や木喰や良寛や東洋思想に共感しているという。坂の絵の展覧会を文学館で開くほど水彩の風景画に凝っていて一日中スケッチをして歩いているときも多いという。一遍上人の旅を辿る話は興味深いという。意外なのは種田山頭火の一行詩とか結構好きだとのこと。「まっすぐな道でさびしい」「どうしようもないわたしが歩いている」などの話で盛り上がる。理数畑の方だが心の文化に深い共感を抱いている感じだ。叔母さんとも楽しく食事ができて幸せである。ピアノの演奏が始まり、ショパンのノクターンと別れのエチュードを聞く。ピアニストはわざとなのか普通の演奏よりやけにゆっくりと弾く。それが印象的だった。そのあと叔父さん叔母さん従弟のお宅にお招きいただいた。ステレオのスピーカーが巨大なのに驚く。ミニコンポで音楽を聞いてあれこれいう自分が恥ずかしいほどだ。ノースマンというパイ生地のお菓子を貰い、叔父さんが淹れてくれた珈琲を飲み、うちは美術好きの家系だという話をする。酒井健氏の本を見てラスコーの壁画の模写をしたのを見せて貰った。あれはシャーマニズムと縁が深い。それとj縄文土器の模写などを並べて、文化の太古的な層を語りたいという。二笑亭奇譚という本を読んでいた。植物の話、畑の話、油絵や木のスケッチの話を叔母さんとする。叔父さんの書斎は確かにアトリエのようだった。叔父さんが父に贈ったスペインの風景画は今私が所蔵している。叔父さんの家の玄関にはアボリジニの夢の時の絵が飾ってあった。私はデュルケムやレヴィ=ブリュルの本でそのような文化の古典的著作の読解をしたので不思議な縁を感じた。不思議な縁と言えば、六次の隔たりで人はどこかで繋がっていると教えてくれたのもこの叔父さんである。従弟さんに車で送って貰って帰宅した。楽しい一日だった。マガロフのショパンを聞いて眠ろうと思う。
まっすぐな道も歩けずしょうもない私の旅を照らす繋がり


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<span itemprop="headline">ロリン・マゼール聞いて小声で一行を書く</span>

2017-03-24 00:13:21 | 無題
ロリン・マゼールのベートーヴェン聞く。
テンポは軽快だが響きが渋い。主旋律以外の副旋律が良く聞こえる。
ウィーンフィルとのマーラーは同時代人の指揮者と違ってマーラーの不健全ではないところの美を描いたという。
今日話していて気づいたがマゼールのクリーヴランド管とのブラームス700円で買って持っていたのを思い出した。
平井正氏が直に言っていたが、アドルノはアウシュヴィッツのあとも生き残ったことへの後ろめたさ、申し訳なさ、罪責感に突き動かされている。
アウシュヴィッツのあとに詩を書くのは野蛮であるとさえアドルノは言っている。
アドルノはヘーゲルに否を突きつけるがヘーゲルからだいぶ学んだことも認めている。
左派の運動の挫折に触れた後、ハイデガーの存在論の危うさを指摘する。
私はハイデガー贔屓だがアドルノみたいな人がいても良い。
マゼールはマーラー全集を5種類ぐらい作っている。
ウィーンフィルとフィルハーモニアはCD化されているが、その他バイエルン放送響、ニューヨークフィルとの録音がありネット配信などでしか聞けないらしい。
友人はリストの詩的で宗教的な調べの「孤独のなかの神の祈り」のチッコリーニ盤とアラウ盤が良いと言う。
注意して聞いたことがなかった。
大体ピアノ曲は題まで気にして聞いていなかった。今度引っ張り出して聞こうと思う。
友人はマゼール・イン・ウィーンを買って、余裕があったら、
ベートーヴェンやブラームスの入ったのを買おうかなと言う。

一日を生きた記しを書き止めてとりあえず言う小さな声でも




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<span itemprop="headline">マゼール再聴、読書没頭、マケプレお試し</span>

2017-03-21 23:10:36 | 無題
友人が最近ロリン マゼールに凝っていて凄く良いので全集買うと言っていた。
そこで私は家中にあるロリン マゼールのCDを掻き集めて一か所に置いて集中的に聞いている。
今日はマゼールのシベリウス3枚組を聞き通した。なかなかの奇演・名演である。
今日は読書メモ書きが進んで胸をなで下ろしている。少しずつでも一歩前進だ。
今読んでるのはハーバーマスより過激だ。文明化の暴力と戦う気満々なのである。
伝統的な哲学とも一戦交える。娯楽文化のやり口にも物申す。
本人は新ウィーン楽派のベルクに音楽を習う。ドビュッシーふうの自然主義描写が嫌いなのである。
キルケゴールも自分流に読み換える。
全体とか均一化に抗する哲学を目指す。読み甲斐のある人だ。
私は100円均一は好きだが、社会の均一化は疑問視する。
そんなことを考えながらロリン・マゼールの奇演、名演に触れる。
チャイコフスキーは持っていなかったのでマーケットプレイスで
安いの(4枚1650円)を注文する。本当に着くのに五日も六日も掛かるのか。
来てのお楽しみである。今はクリーヴランド管弦楽団との
ベートーヴェンを聞いている。軽快なのに渋みがある。ロリンマゼールの芸術は
高価である。マゼール・イン・ウィーンは手頃である。友人は何を入手するだろうか。

家中の奇演名演掻き集め均一化から抜ける策読む



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