超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">エルガー二種、ヴォーン・ウィリアムズの海、ベト弦</span>

2012-05-30 19:41:18 | 無題


ボールト指揮のエルガーのEMIの二つの交響曲と管弦楽曲選集を聞く。
しばらくの間レジス社のモノラル盤でしのいで来た。
レジス社のエルガーも演奏の良さは伝わってくる。
だが、ようやく神保町でステレオ盤を手に入れた。
やはりステレオ盤は音の冴えと立体感が違う。
ボールト指揮のエルガーは悠然とした足取りで癒される。
同じボールト指揮のヴォーン・ウィリアムズ交響曲全集を聞く。EMI1900円。
海の交響曲などマーラーの復活や千人の交響曲を思わせる突き抜けた昂揚感がある。
ボールトは生前ヴォーン・ウィリアムズの海の交響曲を聞いて、永遠の海に旅立ったという逸話がある。
吉田秀和の作曲家論集ブルックナー・マーラーを読み終えたところで、吉田秀和氏の訃報を知った。
惜しい人を亡くしたものだ。
あとはデッカ盤のイタリア四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏集を聞いている。
高音がきつくなく、よく歌っている全集で、独墺系ともアメリカ系とも違う大らかさがある。
昨日は友人と新宿のギリシア料理店デカメロンに行った。
チーズとひき肉の料理ムサカと豚肉や野菜の串焼きスブラキを味わう。
友人は明日はHUBで歌う、アイジャストコールトゥセイアイラブユーとステイン・アライブを歌う、
高校生の頃ふざけて歌ってハードロック歌唱法を身につけた、
しがらみがあっても自分の道を行くべきだ、
自分にとって週末行く名古屋が逃現郷だ、ときどき京都が逃現郷だ、
と喋っていた。
私は最近エードリアン・ボールトにはまっている、エルガーの威風堂々もいいしヴォーン・ウィリアムズもいい、と話す。

二種類のエルガーを聞き片隅のギリシア料理で小休止する



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<span itemprop="headline">エルガー、ベト全の詩情、シベリウスと盤評</span>

2012-05-25 01:56:09 | 無題


1550円でボールトのエルガー交響曲と管弦楽集を買った。5枚組レジス社。
安いのはいいのだがEMIのライセンス取得盤かと思ったら、1940年代、1950年代の録音だった。
ちょっとがっかり。友人が貸してくれたEMI盤がステレオでいい音だったので落差は歴然。
でも、演奏は…、これは聞くに値する。古い音源でも安いから我慢しよう。

最近ミヒャエル・ギーレンの新録のベートーヴェン交響曲全集を何度も何度も聞いている。
DVD音源をCD化したもので、丸くなったギーレンの思いがけない詩情に打たれる。
南西ドイツの田舎町でのライヴ録音なので観客に配慮したのだろう。
現代音楽色が薄くなって、比較的早いテンポだが意外に歌っている。
ギーレンと言えばブーレーズ的冷血系ベートーヴェン全集で名高い。
だがヘンスラー社の丸くなったギーレンのベートーヴェン全集、勢いよく売れてるらしい。
EMIの旧録が入手困難なせいもあるだろうし、大人になったギーレンを聞きたいというコアなファンもいるだろう。
他を寄せ付けないドライな強面のギーレンを聞きたければEMIの旧録を聞くべきだろう。
ただ、年老いて初めて辿りついた強面系指揮者の老境の詩情を垣間見たければ、ヘンスラー社盤だ。

最近グループ展をやった画廊で掛かっていた、アシュケナージ指揮のシベリウス集2300円。5枚組。
これもお買い得盤だ。アシュケナージのシベリウスは結構迫力があり、意外と渋い演奏を聞かせる。
交響曲全集及び代表的な交響詩がいくつも収録されている。れっきとしたデッカ盤。
どうして安いのだろう。アシュケナージは人気がないのか。
図書館で取り置きしてある吉田秀和の「作曲家論集ブルックナー・マーラー」取りに行かねばならない。
ついでに友人に教えて貰った三浦淳史の「レコードを聴くひととき」も取り寄せたい。
一つ一つの話が小話調にコンパクトにまとまっていて、エピソード満載だというから楽しみだ。

思い切り音楽だけを語りたい憂き世に疲れ眠るその前



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<span itemprop="headline">ウェディング・サルサ、画廊の打ち上げ、ギーレンの新ベト全</span>

2012-05-21 22:35:56 | 無題


昨日は大学時代の友人の結婚パーティだった。ダンス教室のサルサ講師の先生と結婚したのだ。
演歌ありキャッツアイの余興あり、ドリフありの盛り沢山な結婚パーティだった。
大学時代の友人は4人だけで、あとはサルサの生徒や仲間。もちろん余興の合間はサルサである。
何と言っても良かったのが、新郎新婦のウェディング・サルサ披露。
こういう広がりのある楽しい世界をいつの間にか築いていたのだと感慨深い。

一昨日はグループ展の最終日で普段会えない人や親しい友人が見に来てくれていい機会だった。親しい友人はクリエイティブで手作り感覚に溢れていて刺激を受けたとあとで言ってくれた。
女性の友人の娘さんが「作品凄く良かったです~」とはっきり言ってくれて嬉しかった。
私の絵は上手い人受けはしないが純真な子ども(の感覚を持つ人)に好評で、グループ展に参加して正解だった。

打ち上げはチェコ料理だぁしぇんかで行った。ブドゥヴァルビール飲み、ブランボラーク(ハッシュポテ
トのもちもち焼き)、モラビア風ローストポーク、牛肉煮込みのグラーシュを頼み、歓談した。

クラシック好きな友人とその日は歓談できなかったが、CDをたくさん貸してくれた。
パオロ・ベスキの古楽のチェロ組曲、エジプト料理屋さんで聞きたいような「モーツァルト・イン・エジプト」、ピアソラの「ガルデルの亡命」のサントラ、「ショーロの夕べ」という企画ものなど、音のカーニバル状態である。
現在それらをようやく聞き終えた。音楽の趣味のレンジの広い人で私にはないものを持っている。

その友人は読書家で「日本哲学小史」は西田幾多郎などの会報誌に載った論文などがたくさん引用されて
いて著書よりも分かり易いとか、三浦淳史の「レコードを聴くひととき」は北欧・イギリス音楽のエピソードが豊富に載っていて珠玉のエッセイだとか話してくれた。

その友人に紹介されたボールト指揮のエルガー「二つの交響曲と管弦楽曲集」や、イタリア四重奏団の高音域がきつくなくよく歌っているベートーヴェン弦楽四重奏曲集、ボールト指揮のヴォーン・ウィリアムズ交響曲集やブラームス全集を集めているところだ。

画廊で掛かったデッカのアシュケナージ指揮のシベリウス集、角が取れて丸くなったミヒャエル・ギーレンの新ベト全などと併せて楽しんでいる。
かつてはギンギンとドライだったミヒャエル・ギーレンだが、新ベト全は立体的で柔らかい音で、テンポは速くサクサク進むが思いがけない詩情がある。角の取れたギーレンは引退したマフィアの趣きだ。依然として底知れぬ怖さがあり、ギーレン節は健在。
疾走した数日間だった。

旧友の夢を分け合いチェコ店の深みに酔って音の襞聞く



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<span itemprop="headline">豪徳寺カレー店で逃現郷</span>

2012-05-17 23:50:25 | 無題

先日は友人と8時48分に豪徳寺で待ち合わせて、インド料理パティヤラパレスに行く。
友人、大いに語る。
五木寛之は好きだが織江の唄は受け付けない、
人のキャパシティは決まっていて、何がどれだけ辛いのか他人がとやかく言えることではないが、
言ってもらうことで何か気づくこともある、
ラジオで大田元沖縄知事からはよそでは聞けない沖縄の貴重な話が聞けた、
今日のシシカバブはボリュームがあるけど食べ切れるのか、
逃現郷という喫茶店が京都に有って、今の俺にはぴったりの名前だ、
苦しい時に鼻歌で気が紛れることもある、
対位法や十二音階ではなく鼻歌を語らせて欲しい、
藤村いろはカルタの絵が岡本太郎の父だと聞いてびっくりしたが、
言われてみると納得がゆく、
「鼻から提灯」の絵も圧巻だ、
「西瓜丸裸」は西瓜を食べて子どもが服を濡らしてしまうので
服を脱がせたことに由来する札だろう、
それを頭が西瓜で体が人間の絵にしたところが岡本太郎の父親らしい、
岡本太郎は東北の写真や沖縄文化論がおもしろい、絵は岡本一平のほうが好きだ
と喋っていた。
約1280円の二種のカレーとナンのセットと600円のシシカバブとビールで
二人で4600円。
帰ってボールト指揮の東芝EMIのエルガー二つの交響曲と管弦楽曲集を聞く。
交響曲も威風堂々調で悠然とした足取りで素晴らしい。
この友人と話すと全てを笑い飛ばせて気分が軽くなる。

提灯を鼻から出した凄い絵を酒の肴にシシカバブ食う



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<span itemprop="headline">ボールトのエルガー、イタリアのベト弦、画廊にて</span>

2012-05-17 21:15:36 | 無題


今日はグループ展を開いている画廊に行き、複数の旧友と歓談して珈琲を飲んだ。
エルガーの二曲の交響曲と管弦楽曲集ボールト指揮のCDを貸してくれたクラシック好きの友人と話す。
彼はエードリアン・ボールトは結構繊細な指揮もするのに日本では聞かれていない、
ボールトはヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集も素晴らしい、
死ぬ前にヴォーン・ウィリアムズの「海の交響曲」を聞いて永遠の海に旅立っていったという逸話がある、ボールトは膨大な録音があるのに日本のレコード会社は余りCD化しない、
エルガーがEMIから出た時はすぐ売り切れたので、再販したときに買った、
イタリア四重奏団のベートーヴェン四重奏曲集は歌っている、あんなに歌っている録音も珍しい、
ヘルマン・ヘッセの人は成熟するにつれて若くなるみたいな本を読むと嬉しい、
ピアノ曲は聞くのか、そう言えばヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェン・ピアノソナタ全集のステレオ盤が廉価盤で出た時に教えてくれたな、
クラウディオ・アラウのショパンのノクターンで号泣か、わかるな、自分もルービンシュタインのノクターン集が好きだ、
国語はどういうふうに判るのかを敢えて言語化する授業だ、
自分の絵本の写真のコラージュを作ってくれた友人はなぜ自分の詩にこういう写真やイラストをつけたのかをよく説明してくれた、
その説明も絵本に載せたかったが見る人見る人の想像力に委ねた方が良いと言われた、
と話していた。
別の友人たちは私の絵はかわいくて良い、Tシャツに絵をプリントするとよいのではと来場者に言われた、と話したので私は小躍りして喜んでしまった。
誉められて伸びるタイプだと言われた。
昔はドリームアカデミーとかを聞いていたがあれはあれでよかったが、クラシックに開眼するのも分かる、やはり今でも愛好家が多いのは普遍的な価値があるのだろう、と喋っていた。
お喋りが楽しくて飛ぶように時間が流れた。
飛ぶように時間が流れ気がつけば辺りは暗く暖かな風



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