超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

世界史通史・覚え書き

2019-10-31 00:00:08 | 無題
「詳説世界史研究」のメモから、要点をまとめてみたい。
 預言者ムハンマドに啓示されたイスラム教は、その教えコーランを聖典とし、
中東を初め世界各地に広まり、アッバース朝を中心とするイスラム教圏を建設した。
アッバース朝の衰退後、オスマン帝国が大帝国に発展した。

一方、キリスト教圏では西ローマ崩壊後、東ローマのビザンツ帝国が長期にわたって
存続した。そこでローマ法大全がユスティニアヌス(1世)によってまとめられた。
西ローマ崩壊後、ヨーロッパ世界はゲルマン民族が多くの地域を支配した。
フランスの前身であるフランク王国はカール大帝のもとでカロリング・ルネッサンス
を迎えた。中世キリスト教世界は封建領主制と教会の下で栄えた。

アンセルムスからトマス・アクィナスの神学大全に至るキリスト教神学が支柱となった。
中世神学では普遍論争で実念論と唯名論が議論し、唯名論に傾いた。
イスラム教に支配された聖地奪回を目指す十字軍の出費と黒死病が中世ヨーロッパを
疲弊させた。十字軍で盛んになった東西貿易の経済的恩恵を受けたイタリアの
各都市が栄えた。ルネッサンスがのちに花開く。

 続き
一方、フランスとイギリスは百年戦争で争い、ジャンヌ・ダルクによってフランスは
一時、盛り返した。それからイギリス国内ではばら戦争で争いが続いた。
イギリスでは議会が徐々に発達し、王党派と議会派の対立が続いたが、
クロムウェルの指揮するピューリタン革命と、権利宣言を受け入れたメアリ2世と
ウィリアム3世を迎え入れた名誉革命を成し遂げた。

フランスは絶対王政が続き、ルイ14世太陽王が王権神授説を唱えた。
ルイ16世の時代、圧制への抵抗が高まり、バスティーユ襲撃などで
フランス革命へ向かった。人権宣言を採択したフランス革命のあと、
革命指導者だったロベスピエールの恐怖政治が一時支配したが、
その状況を打破したのがナポレオンだった。
イギリスでは綿工業や蒸気機関の発達で産業革命を達成し、近代化をいち早く遂げた。

駆け足で世界通史の要点をまとめた。西洋史が中心である。覚え書き。

世界史の要所要所を書き留めて頭のなかに歴史まとめる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駆け足・日本通史

2019-10-30 18:14:30 | 無題
仕事の合間を縫って、「詳説日本史研究」を読み進める。
飛鳥時代、蘇我馬子が物部守屋を倒し、聖徳太子を摂政に立てて
仏教を広める。
その後中臣鎌足と中大兄皇子が蘇我入鹿を暗殺し、大化の改新。
土地を公けにして公地公民制を立て、公地を公民に貸し与える
班田収授法を定め、民に租庸調を負担させた。この辺りは
だいぶ忘れている(笑)。
天智天皇のあと壬申の乱が起きて天武天皇が皇位に就いた。
701年、大宝律令が公布され、710年に元明天皇が都を平城京に移し、
鎮護国家の奈良時代がはじまり、大仏開眼などが行われた。

続き
桓武天皇が794年平安京に遷都し、平安時代が始まる。
空海や最澄が唐から帰国し、密教を広めた。
その後藤原氏の摂関政治が続き、浄土教の国風文化が栄え、
荘園制が国を支えた。続く院政時代に武士が台頭し、
保元平治の乱で貴族の揉め事を武士が収めた。
平清盛が実権を握るが、源氏に攻められて壇ノ浦で平家が
安徳天皇と海中に沈んだ。
そのあと鎌倉、室町と幕府が続き、信長秀吉家康が天下人となり、
江戸時代に入る。
自分的には鎌倉新仏教に興味が引かれた。

何とも駆け足のまとめだが頭の整理がついた。
暇を見て、「詳説世界史研究」もおさらいしたい。

駆け足で日本の通史見渡して使っていない記憶引き出す

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歴史の本や法の精神

2019-10-29 19:55:50 | 無題
クラウディオ・アラウのブラームスのピアノ協奏曲1番を聞いて鋭気を養っている。
「西洋経済史」と「北海道の歴史」という本を買った。
石器時代に始まって、江戸時代の藩の介入、明治になって屯田兵が来たとかである。
出ている歴史の会で必要なのだ。

「詳説世界史研究」が707円で新品同様の分厚い読み易い本だったので、
同じ古書店で「詳説日本史研究」も取り寄せたらボロボロだった。
当たり外れがある。

モンテスキューの「法の精神」を読むと政体論で、
共和制、君主制、専制君主制の三つの政体が当時あるという。
共和制を支えるのは人民の徳で、君主制を支えるのは貴族の名誉で
専制君主制を支えるのは恐怖政治の恐怖であるという。

「法の精神」と言ってもそのものズバリについてはさほど言及がなく、
ほぼ三政体の特徴と区分けに終始している。
それでも歴史的に価値があるのはイギリスの三権分立を評価したからで、
また、ヨーロッパ旅行の知見がよく活かされているからである。

小鳥はとっても歌が好き、という童謡を思い出して、時々口ずさんでいる。

後半生歴史が身近になってきて脳を刺激し暮らし彩る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アラウの演奏術とほら吹きの昇天

2019-10-28 18:42:27 | 無題
昨日の夜、クラウディオ・アラウのフィリップス録音全集の解説(英語)を読む。

半世紀前、ルービンシュタインとホロヴィッツとアラウがアメリカで活躍する
三大ピアニストだった。
アラウはベートーヴェンを録音したあと、師匠筋の
リストはもちろんシューマンのピアノ曲に取り組み、
シューベルトの最後の3っつの
ソナタを録音した。
ドビュッシーとバッハは少ししか残せなかった。
モーツァルトのソナタは完結した。
アラウはリストの直弟子の弟子で
19世紀の伝統を受け継ぐ最後のピアニストの一人だった。
アラウはピアノ演奏のコツを、リラックスして、かつ集中して弾くことだと
語っていた、という。
 このボックスセットは今アマゾンで中古で高額で売られている。
度外れなせどり販売である。

私は発売当時廉価で思い切って買ってよかった。
今日は先住民のウィネパゴ族のおどけ者の神話の話を人にする。
お調子者でだましたり、だまされたりしながら旅をして、
いろいろ発明をして歩き、最後は天に昇って、この世の
裏側の世界を管理しているというほら話。
これは聖人に足りない間抜けな部分を補う神話だという。
はじまりの時の神話の一種である。

ほら吹きが世を騒がせてかき乱し発明をして英雄となる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無季語俳句で詠む日常

2019-10-27 08:30:56 | 無題
煩悩の数だけ欲しい大全集
持っている盤を残らず聞き直す
長距離を走った後に行き止まり
満天の孤独をじっと天使見る
逃げ場なくお不動さんに只すがる
自らを助ける者に陽が当たる
人生の好機が来れば出直せる
ぬいぐるみ珈琲淹れる日曜日
放下して全てを忘れ生き直す
秋晴れの青空見上げ無一物
丸裸無窮の慈悲に花一輪
後半生この紅葉を何度見る
失意の日妻が取り出す蓄音機
一通り笑ったあとに滲む青
LPの針でゴルトベルク鳴る
円山の象が婚約したと聞く
難問は寝かせておけば時満ちる
もう一度立ち上がらせる曲に触れ
去ってなお春の野花が永遠に咲く
疲れには生姜煎餅甘く効く
胸の内垂れ耳うさぎ打ち明ける
養蜂の箱に冥府の蜜光る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする