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蹴上(けあげ)発電所訪問記 on 2017-4-13

2017年05月06日 05時20分08秒 | 京都情報
2017年4月13日に琵琶湖疎水の水を利用した日本初の水力発電所「蹴上発電所」を敷地の外側
より写真を撮ってきましたので関連資料と共に紹介します。

琵琶湖疎水事業は、京都府知事北垣国道の発意により、田辺朔郎工学博士を工事担当者として、
明治18年(1885)起工され、同23年(1990)に竣工した。

一方、蹴上発電所は明治21年(1888)に田辺朔郎と高木文平はアメリカコロラド州アスペンの
銀山で視察した水力発電に関心を持ち,導入を決定しました。
第一期蹴上発電所は明治23年(1890)に建設工事が開始され明治24年(1891)に完成しました。

明治45年(1912)第2疏水の完成に伴い第一期蹴上発電所が取り壊され、第二期蹴上発電所が開業。

昭和11年(1936)には、第一期発電所の跡地に第三期発電所が建設された。

2001年に「琵琶湖疏水の発電施設群」として、夷川発電所、墨染発電所とともに
土木学会選奨土木遺産に認定されている


蹴上発電所(けあげはつでんしょ)の歴史や由来について、さらに詳細は下記サイトを参照
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000170052

蹴上発電所の現況については下記サイトを参照願います
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/__icsFiles/afieldfile/2016/09/12/0912_1j_02.pdf

蹴上発電所の基本情報

住所:京都市左京区粟田口鳥居町1番地 TEL:関西電力 蹴上発電所 非公開(見学不可)
現況:運転中 着工:明治23年(1890)1月  運転開始:明治24年(1891)6月
発電方式:水路式 最大出力:4,500kW 発電電力量:16.7百万Kwh/年
最大使用水量:16.7㎥/s 有効落差:33.74m CO2削減量:約8,300t/年



上の写真は蹴上発電所周辺の地図

前置きが長くなりましたが早速写真紹介に入っていきます。

上の写真は蹴上発電所のあゆみに関する現地説明板です。


上の写真は上記の説明版の図の拡大版です。


上の写真は琵琶湖疎水記念館の展示パネルで夷川発電所、墨染(伏見)発電所が竣工した
年代も確認できます。

第1期蹴上発電所

上の写真も同じく現地の説明板で第1期蹴上発電所についてと年表が記載されています。
この中に今は残存していませんが当時の建物の写真がありましたので下に添付しました。






上の2枚の写真は第1期蹴上発電所で使用されていたペルトン式水車の展示(琵琶湖疎水記念館)と説明板





上の2枚の写真は第1期蹴上発電所で使用されていたスタンレー式発電機の展示(琵琶湖疎水記念館)と説明板

第2期蹴上発電所


上の写真は第2期蹴上発電所の現地説明板








上の4枚の写真は琵琶湖疎水記念館における第2期蹴上発電所に関する展示















上の7枚の写真は現存する第2期蹴上発電所の建物






上の3枚の写真は2013-11-3放送 BS朝日 「百年名家 京都琵琶湖疎水の流れる町」からの
第2期蹴上発電所に関するもので当時の電線は発電機ごとに電線が分かれていることを説明
したもので建物から電線の穴が多数あることが判る(現存)

第3期蹴上発電所


上の写真は第3期蹴上発電所の現地説明板


上の写真は第3期蹴上発電所の現況 撮影:2017-4-13

小生の関連ブログ:南禅寺の境内の水路橋「水路閣」 on 2013-1-30

         銀閣寺(慈照寺) on 2012-9-5    
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