カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

飯豊アクセス編

2019-08-18 | ヤマのこと

2019.8月の飯豊山へのinoutを記しておきます
(毎度ダラダラ長いです、すいません)


【in】
新宿→大宮10:14(新幹線つばさ)→米沢11:55/12:16(米坂線坂町行き)→手ノ子13:15 宿の送迎


いいで白川荘

大日杉登山口のある山形県側に行くには前泊しないと無理な我が家
ですが問題はそのひとつしかない手段のアクセス”米坂線”
米沢駅始発が5:56、羽前椿6:42着 羽前椿からはタクシーで約1時間
これでは登山口に着くのが早くても8時になってしまう
新潟県側から来ようとしても本数は変わらないから結果は同じ

大日杉の避難小屋も前泊利用できるのだが、問題はゴミ
この先3日間、ごみ持ったまま登るのがどうしても嫌だったので なんとか近隣の宿に泊まりたい

前泊の宿を羽前椿周辺で探すも、駅近は2施設しかなく既に満室
個人の民宿をあたるかなぁ・・・と思いつつも第一希望の宿に
ネットでは満室となっているけど一応電話してみよう、とかけてみたらなんとOKとのこと。
しかもダメもとで聞いてみたら翌朝登山口まで送ってくれるという。
この宿が決まった段階で今回の飯豊は「成功のシナリオしか見えない♪」と単純な私




その米坂線、米沢を12:16発の次は16:16発までないんですから何が何でも12時台に乗らないと。

で、ゆっくり家を出て宿の方に手ノ子駅まで迎えに来ていただきました。
無人駅、駅前には店どころか自販機の一つもありません。
久しぶりに知らずに降りたら途方に暮れるレベルの駅でした。



宿は登山口に近い白川ダム湖畔にあります
キャンプ場も併設しているし、研修施設のような感じかな?
と思ったら、いやいや、地のものを使った立派なお食事の出る旅館レベル
お盆時期にも関わらずこれで1泊2食¥10,260
羽前椿からタクシーで登山口まで¥10,000かかること考えたら
日々の疲れを癒してから山に登れるんですから、迷わずこっち。

翌朝は5時過ぎにマイクロバスで登山口まで
「お迎えはいいんですか?必要だったら上から電話してくださいね」
と聞かれ、
え?お迎えまでしてくれるんだ!じゃこっちに降りても良かったんだ!とその時知る。
たった一泊しただけで なんと至れり尽くせりな(。´Д⊂)
スタッフの方もみなさん良い方ばかりで、登山者に優しい宿でした。



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【out】
下山口は昨年同様、弥平四郎からデマンドバスを利用して野沢駅までの予定でしたが・・・


天候回復で飯豊行が確定した出発の前日、ウキウキ気分でバス予約の電話をしたら
「今年は弥平四郎からのバスは6:40と16:00しかないんですよ」

へ?HPに4/1現在の時刻表あるけど全然違うじゃん?
「弥平四郎から6km先の○○まで歩けば昼間の便もあるんですけど・・・知らない町で無理ですよねぇ」

そ、そんな!
弥平四郎登山口には自販機のひとつもないのに!
山をさんざん歩いた後、炎天下の舗装路6kmって!
時間変更になったってなんでHPに載せてくれないのー!


・・・と¥300で乗れる市民バスに文句言っても始まらない
川入登山口に降りてもバスは金土日月しか走っていないんだから・・・


「はい、タクシーにします」


ということで、今年は弥平四郎登山口から1時間20分の林道歩きをカットして、
祓川駐車場までタクシーに迎えに来てもらうというセレブ下山

結果的にこれは大正解。
暑くて暑くて下山なのに途中で貧血状態で降りてきて、
あの無風のアブ林道(しかも今年は晴れてて暑い)1時間半歩いてバス停まで行ったら相当やばかった。

約束の時間ギリギリに降りてきて、駐車場にエアコンキンキンのタクシーを見た時の喜び。
白髪の運転手さんの背中に白い羽が見えた、ああ、神様だ・・・


それでも、3日間ありえないほどの汗をかいた身体
山中では平気でも、下界に降りるともう我慢できない
この後、温泉に行く予定はあるのが決まってても
こんなキチャナイ身体で、電車乗れない!無理!
と急きょ、途中の温泉”ロータスイン”で降ろしてもらった
祓川駐車場からここまで、タクシー代金約¥8000也



温泉でサッパリして出てきたら、切合小屋からほぼ同じペースで行動していたカップルに遭遇
手にザックはなく、温泉セット持ってるのみ
彼女は涼しげなワンピースに着替えて爽やか~な感じ
あー、車の人は下山後の着替え持って歩かなくていいんだったね
だから25リットルくらいのザックで登ってたんだぁ

かたやゴミや汚れた洗濯物がパンパンに詰まったキチャナイザックと
この後も共に歩かねばならない私、
その爽やかさが心から羨ましかった。

※ロータスインから野沢駅はデマンドバス予約しなくても乗れます。10分程度で着きます(日に数本ですが)


飯豊朝日連峰の登山者情報
飯豊山小屋等情報(PDF)
川入登山口へのバス
西会津町民デマンドバス


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野沢駅13:16→会津若松駅14:06

野沢駅から会津若松駅まで電車に揺られ、まだ家には帰りません、次の目的地へ
会津若松駅に降りたら焼け焦げそうに暑かった!(この日新潟で40度とか?)

駅からバスに乗り昨年同様東山温泉へ



今回は”向瀧”さんにお泊り



こちらのお宿は登録文化財制度の第一号物件として登録された宿。
木造日本建築、庭園などみどころもたくさんあり、温泉はシンプルな源泉掛け流し
貴重な建造物を活用しながら保存するという、維持管理には相当な苦労がうかがい知れます

食事は今時珍しい部屋出し&お布団敷き
館内には自販機も何もない、ただ温泉があるだけのゆっくりした時間を過ごします

日が暮れて・・・




たまたまこの日は”会津東山盆踊り”4日間開催される日の初日でした



宿のすぐ前の湯川の中に 高さ14メートルの大きなやぐらが建てられ
生のお囃子で会津磐梯山の民謡に合わせ その周りを踊るという、
会津の夏の風物詩に偶然参加することが出来ました



エンヤー会津磐梯山は 宝の山よ(ハァーヨイトヨイト)
笹に黄金が エーマタなり下がる(チョイサーチョイサ)


女将の歌声がココロに沁みた
暑い暑い夏休みの終わり。


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最終日

東山温泉駅9:07→はいからさんバス→会津若松駅9:54→郡山11:11/11:36→(なすの)→東京13:16






【登山編】
飯豊山その1はこちら
飯豊山その2はこちら

 
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