カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

奥武蔵・関八州見晴台へ

2023-04-08 | ヤマのこと

2023.4.7(金)未踏だった埼玉県の”関八州見晴台”へ


何か目的がないとなかなか行かないエリア
この日の天気予報は曇りのち雨でしたが、晴れじゃなくても構わない里山なので行ってみることに。




西吾野駅から沢沿いに歩き、三つある登山口の真ん中の萩の平コース、民家の横からスタート。



いかにも寺に至る参道っぽい雰囲気? 杉林の中を登ります



途中でタヌキに遭遇('ω')  ボケてますが道の真ん中をかけて逃げていくヤツ



ゆるゆると登っていくともう一つのパノラマコースとの合流地点に石仏



そこからはせっかく登ったのに下りになり、しばらく行くと木々の中に寺が見えた。
この感じ高水三山に似てる~と思いながら、



登り切ると目の前にドーン!すごく大きくてビックリ!



ここ高山不動尊(たかやま)は、京王線沿線の高幡不動、千葉の成田不動、と並んで「関東三大不動」のひとつ。
現存する本堂は1849年の再建で唐破風造り。どっしりとすごい存在感。
本尊は埼玉県内最古の木彫仏のひとつで、国の重要文化財に指定されているそうです。



あまりの立派さにしばらく東屋に腰掛けて眺めてしまいました。
ここに来るまでの色のない杉林も、これを見れるなら苦じゃないな(ここは車で来れます)



寺の後ろから登りに入り、すぐ車道を横切り、



またまた車道に出て、この先が見晴台かな?



やっと杉林から解放されたと思ったら、ぽつぽつと今年初のフデリンドウ たぶん



良い香りのニオイタチツボスミレ



フモトスミレ



オカスミレ



急に桜とツツジの道になり、



ものすごいひしめき合って咲いているミツバツツジ
花付きが良すぎ・笑



登り切ったらそこが高山不動尊の奥の院



関八州見晴台でした。

開放感のある山頂、まだ桜が残っていた。
奥の院がある為か、なんだか日本昔ばなしに出てくるような味わいで、なんとも心休まる良いところ。



関東八州見晴台とは(江戸時代、安房など関東8つの国の総称)を見渡すことができる高台のことだそうです。

なるほど、眺めがよくここから右手には丹沢の山々が見えるようですが今日は曇りなので見えません。




こちら側には武甲山



ここ以外は歩いてきた道の9割が杉林というのが、奥多摩奥武蔵あるあるで残念ではありますが、
山頂周辺はとても良い感じで、駅から駅までで歩けるので気軽でいいな~と思いました。




さて、花立松ノ峠方面へ進みましょう。
途中、ぽつんぽつんとカタクリ 今年初なので嬉しかった~けど数が少なすぎ、もっと見たい(-_-;)



また花の無い杉林歩き、ぽつんとナガバノスミレサイシン



車道を見下ろすように歩く登山道を進み、傘杉峠へ降りると車道とぶつかります。
ここからは車道歩きか?山道か?を選べますが、今日はあまり歩いていないのでわざわざ山道を登り返す

ところがこれが大正解♪



色のない登山道に白っぽいのが見えたと思ったらイワウチワ♪



ヒカゲツツジ



先週まだ蕾で全然見れなかったので、咲きたてのイワウチワに会えて嬉しい
車道を歩いてたら会えなかったもんね




そしてまた車道に降りてここからは山道はなく車道
富士見茶屋(閉まってた)の枝垂桜がキレイでした



てくてく歩いて20分ほど、今日の目的地”顔振峠(かあぶりとうげ)”到着
ここは以前来たことがあります、調べたらちょうど10年前。



・・・よかった、開いてた。




”平九郎茶屋”のうどんが食べてみたくて、今日はここが目的でした。
90歳の加藤おばあちゃんが一人できりもりしているとか。え?ホントにひとりで??

太い手打ちのうどんと山菜天ぷらを頂いてお腹いっぱい。
10年前に入らずに心残りだったのが、今日叶えられて良かった。



店内4組のお客さんをさばくのもさすがに大変そうでしたけど。もっと客数増えたらどうするのか心配になった
ご馳走様でした、元気でいてくださいね~

そのまま駅まで降りようかと思ったけど、お腹がいっぱい過ぎてこれでは 摂取カロリー>消費カロリー
ユガテに寄って帰りましょうか、と歩き始める



マルバスミレ



カキドウシ群落



のつもりでしたが、どこをどう進み間違えたのか?だんだん踏み跡怪しく一般登山道っぽくない感じになり、



食後にこの急登は苦しい!



鶴ヶ峰、虎秀山 と手書きの道標はありましたが、




駅を示してくれているから大丈夫なんでしょうけど。
ちょっとバリっぽいルートに入ってしまったようです、蜘蛛の巣が多かった訳だ(*_*;



(これは下山後に振り返って撮ったところ)
薄暗い急斜面を降りると下の方に車が見えたのでほっとしたのもつかの間、
頭から上半身まで真っ白で動かない団体が見えて・・・頭をよぎるのはもしやあまり近寄りたくない方々の修行中!?

と思いきや、近くまで来たら今来た道はロープの中、白いウェアは林業の方々の新入社員?レクチャー中のようでした。
こちらこそ登山道じゃなさそうなとこ歩いて邪魔してすみません(;'∀') 
怪しい団体で連れ去られるのかと思った、すごい妄想・笑



集落に出ると桜やツツジの色にほっとする



途中、ユガテへの登山口が。
ここに降りてくる予定だったのにおかしいなぁ?

雨にも降られず、目的のうどんを食べれたのでまあ良かった、ということで。
東吾野駅まで15分ほど歩いて帰りました。




10年前に訪れた黒山三滝にあった黒山鉱泉館や他の宿も廃業されていたようです。時の流れを感じますね。

※黒山三滝の土産物店は健在のようです。





【行程】飯能駅7:53~西吾野駅8:20
    西吾野駅8:30⇒登山口8:55⇒高山不動尊9:55~10:15⇒丸山⇒関八州見晴台10:35~10:55⇒花立松ノ峠11:13⇒傘杉峠11:40⇒顔振峠
    ⇒平九郎茶屋12:20~13:00⇒宝山13:35⇒鶴ヶ峰13:42⇒虎秀山14:10⇒福得寺登山口14:40⇒東吾野駅14:50/15:22⇒飯能駅15:37
    
   累積標高差=登り891m 下り1002m
     

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