昔の本に、近衛管弦楽団定期演奏会の紙切れがはさまっていました。
近衛管弦楽団は財政的に困っていたというだけあって(かわいそうなABC交響楽団)手書きの、なんとなくビンボ臭いチラシ。でも温かみが感じられます。
第14回定期は1954年(昭和29年)の11月30日だと思われます。
ストラヴィンスキーやヒンデミットという当時の「現代音楽」もあってなかなか意欲的なプログラム。
「俄(にわか)貴族」は町人貴族、「ダムバルトンオークス」は室内オーケストラのための協奏曲変ホ長調 "Dumbarton Oaks" のことのようです。
それにしても第15回のソリストが未定だったり第16回の日程がまだ空欄だったりするのが気になる~