チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

ピエール・モントゥー初来日(大阪国際フェスティバル、1963年)

2015-08-28 22:33:48 | 来日した演奏家

1963年の第6回大阪国際フェスティバルにロンドン交響楽団が登場し、指揮台には88歳(!)で初来日のピエール・モントゥー(Pierre Monteux, 1875-1964)が立ちました(座りました?)。モントゥーはこの公演の1年3ヶ月後には亡くなってしまうんですね。


↑ 大阪でのロンドン交響楽団のリハーサル。ブラームス交響曲第2番フィナーレ?(ちがってたらごめんなさい)
中央はネヴィル・マリナー(Neville Marriner, 1924-2016)ですよね。Wikipediaには「1972年にアカデミーと初来日」とありますが。。

 

↑ ビュッフェ・ディナー。左からモントゥー夫人、堀大阪国際フェスティバル協会元理事長、村山未知専務理事、モントゥー。

 

↑ モントゥーは小柄だったんですね。一番右は同行したアンタル・ドラティ(Antal Doráti, 1906-1988)。

 



《参考:第6回大阪国際フェスティバル・ロンドン交響楽団公演記録》

【1963年4月13日(土)19時】
指揮/ピエール・モントゥー
ワーグナー: マイスタージンガー前奏曲
エルガー: エニグマ変奏曲
シベリウス: 交響曲第2番

【4月14日(日)19時】
指揮/アンタル・ドラティ
ヘンデル(ハーティ編曲): 組曲「水上の音楽」
モーツァルト: 交響曲第40番
チャイコフスキー: 交響曲第4番

【4月15日(月)19時】
指揮/ピエール・モントゥー
ベートーヴェン: 「コリオラン」序曲
同: 交響曲第8番
ブラームス: 交響曲第2番

【4月19日(金)19時】
指揮/ピエール・モントゥー
チャイコフスキー: 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
R.シュトラウス: 交響詩「ドン・ファン」
シューベルト: 交響曲第9番ハ長調

【4月20日(土)19時】
指揮/ゲオルク・ショルティ
ベートーヴェン: 「エグモント」序曲
同: 交響曲第4番
同: 交響曲第7番

 


↑左からドラティ、ショルティ、ロベール・カサドシュ(Robert Casadesus, 1899-1972)。
カサドシュはやはり大阪国際フェスティバルでリサイタルを開いた(1963年4月22日)。4月27日にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、ラヴェルの左手のための協奏曲を弾いた(上田仁指揮東京交響楽団)。

。。。情報を訂正・追加していきます。


『大阪国際フェスティバル30年記念写真集』より