レハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」が1970年6月末に二期会により日本初演されました。
↑ 指揮者、オーケストラ、会場等がわかりませんでした。東京文化会館アーカイブによると同年7月7日に大ホールで演奏されていますが、二期会によるものかを含めて詳細わからず。
総監督はバリトン歌手の中山悌一(1920-2009)、演出は東宝演劇部の中村哮夫(なかむらたかお、1931年生まれ)。制作は立川澄人(1929-1985)。歌詞は野上彰(1909-1967)の日本語訳が用いられました。
↑(拡大)立川澄人のダニロと遠藤祐子のハンナ。公演は好評だったようです。
(以上『芸術新潮』1970年8月号より)
ちなみに音楽之友社『音楽データ・ブック』(1991年)によると、メリー・ウィドウの日本初演は1915(大正4)年5月23日、山田耕筰指揮東京フィルハーモニー会管弦楽部によりなされたことになっています。このときは演奏会形式か、抜粋だったんでしょうか。調べます。