先日、某新聞社のイベント“「亀渕友香&VOJA」とゴスペルを楽しく歌おう!”の当選おめでとうございます」と通知が来た。
ラッキーなことに都心での開催ではなく、かつて息子がピアノの発表会でお世話になった地元駅前のホールでの、思いもかけないイベントだ。以前から一度ゴスペルを歌ってみたいという思いがあったことと、息子と一緒に歌うという機会はなかなかないので、これは!と、帰省予定だった息子と私の2人の名前で別々に応募した。
結果、2人とも見事当選。治療の状況によっては副作用できついかなとも思っていたのだが、幸か不幸か治療中止になり、体調も戻ってきて無事参加の運びとなった。
会場に到着すると、受付開始時間前からチラホラと参加者が屯している。受付を済ませ、懐かしいホールに入ると、スタッフの方から前からお詰めくださいの声。折角の機会なのでずうずうしく最前列に座らせて頂いた。
定刻通りに亀渕さんご本人とコーラスグループVOJA(The Voices of Japan)の女性2人、男性1人が登場。御年73歳というゴスペル界のゴッドマザーは、コントラアルトの声が素晴らしい声量のパワフルな方だ。まずは簡単に首回りのストレッチと呼吸、発声練習をしてソプラノ、アルト、テナーに別れる。恥ずかしながら、ゴスペルにはメゾソプラノというパートがないということを知らずに来た。そのため、今日は私はソプラノ、息子はテナーに別れる。
歌うのはAmazing Grace。この曲は2年ほど前に旅立ったお友達の好きだった曲で、お葬式の時に流れたなあ、と思い出す。
歌詞カードがあるだけで、楽譜があるわけではなく、耳から聞いて、感じて歌ってみましょう、とのこと。フロアには百二、三十人もいただろうか。実際に亀渕さんに指導を受けてゴスペルを愉しんでいる方も、私のように初めての者も、息子のように混声合唱をやっている方もいるだろうし、歌ではなく楽器をやっている方、普段はなかなか歌う機会のない方など、さまざまなバックボーンの参加者たちだ。
そんな方たちを前に亀渕さんが判り易く歌詞を発音し、その意味を説明されていく。ソプラノはメロディだから問題なく進むけれど、アルトもテナーもなかなか難しい。メンバーの3人がデモで唄ってくださり、それぞれのパートが2回ほど音取り方々練習して、皆で合わせる。2コーラス目はハレルヤでメロディーをなぞる。
この2年間OB・OG合唱団にもご無沙汰で、歌らしい歌は殆ど歌っていなかった。ろくに声が出ないのではと心配だったけれど、ヨーガで体得した深い呼吸が功を奏していたのか、胸を開いて長く息を吐くことが自然と身についていたのか、亀渕さんのご指導の賜物だったのか、思いのほか声が出て、とても気持ちよく歌えた。
100人を超える大合唱。フロアからの質問タイムもあり、あっという間に予定時間の1時間半が過ぎた。
やっぱり身体を使って歌うって素晴らしい。背筋を伸ばし、胸を開き、深い呼吸をしながら、口をしっかり開けて声を出す気持ち良さを久々に体感。ちょっと高揚した気分のまま大満足で会場を後にした。
終了時間には夫が迎えに来てくれて、3人でお茶をして帰宅した。
息子には先日面接したアルバイト先から採用の連絡もあり、親子3人でほっとする。
彼は明日、寮に帰っていく。私は卒業式・学位授与式で出勤だ。
すっかり春らしく暖かくなった今日、体調も大分戻ってきた。息子と一緒にこんなふうに歌を歌うことが出来て、幸せな時間を過ごせたことに感謝である。
ラッキーなことに都心での開催ではなく、かつて息子がピアノの発表会でお世話になった地元駅前のホールでの、思いもかけないイベントだ。以前から一度ゴスペルを歌ってみたいという思いがあったことと、息子と一緒に歌うという機会はなかなかないので、これは!と、帰省予定だった息子と私の2人の名前で別々に応募した。
結果、2人とも見事当選。治療の状況によっては副作用できついかなとも思っていたのだが、幸か不幸か治療中止になり、体調も戻ってきて無事参加の運びとなった。
会場に到着すると、受付開始時間前からチラホラと参加者が屯している。受付を済ませ、懐かしいホールに入ると、スタッフの方から前からお詰めくださいの声。折角の機会なのでずうずうしく最前列に座らせて頂いた。
定刻通りに亀渕さんご本人とコーラスグループVOJA(The Voices of Japan)の女性2人、男性1人が登場。御年73歳というゴスペル界のゴッドマザーは、コントラアルトの声が素晴らしい声量のパワフルな方だ。まずは簡単に首回りのストレッチと呼吸、発声練習をしてソプラノ、アルト、テナーに別れる。恥ずかしながら、ゴスペルにはメゾソプラノというパートがないということを知らずに来た。そのため、今日は私はソプラノ、息子はテナーに別れる。
歌うのはAmazing Grace。この曲は2年ほど前に旅立ったお友達の好きだった曲で、お葬式の時に流れたなあ、と思い出す。
歌詞カードがあるだけで、楽譜があるわけではなく、耳から聞いて、感じて歌ってみましょう、とのこと。フロアには百二、三十人もいただろうか。実際に亀渕さんに指導を受けてゴスペルを愉しんでいる方も、私のように初めての者も、息子のように混声合唱をやっている方もいるだろうし、歌ではなく楽器をやっている方、普段はなかなか歌う機会のない方など、さまざまなバックボーンの参加者たちだ。
そんな方たちを前に亀渕さんが判り易く歌詞を発音し、その意味を説明されていく。ソプラノはメロディだから問題なく進むけれど、アルトもテナーもなかなか難しい。メンバーの3人がデモで唄ってくださり、それぞれのパートが2回ほど音取り方々練習して、皆で合わせる。2コーラス目はハレルヤでメロディーをなぞる。
この2年間OB・OG合唱団にもご無沙汰で、歌らしい歌は殆ど歌っていなかった。ろくに声が出ないのではと心配だったけれど、ヨーガで体得した深い呼吸が功を奏していたのか、胸を開いて長く息を吐くことが自然と身についていたのか、亀渕さんのご指導の賜物だったのか、思いのほか声が出て、とても気持ちよく歌えた。
100人を超える大合唱。フロアからの質問タイムもあり、あっという間に予定時間の1時間半が過ぎた。
やっぱり身体を使って歌うって素晴らしい。背筋を伸ばし、胸を開き、深い呼吸をしながら、口をしっかり開けて声を出す気持ち良さを久々に体感。ちょっと高揚した気分のまま大満足で会場を後にした。
終了時間には夫が迎えに来てくれて、3人でお茶をして帰宅した。
息子には先日面接したアルバイト先から採用の連絡もあり、親子3人でほっとする。
彼は明日、寮に帰っていく。私は卒業式・学位授与式で出勤だ。
すっかり春らしく暖かくなった今日、体調も大分戻ってきた。息子と一緒にこんなふうに歌を歌うことが出来て、幸せな時間を過ごせたことに感謝である。