1月21日 (月曜日) 晴れ
コラム「夜空への広告」のことが・・
▼宇宙ビジネスの進む昨今とはいえ、
まさかブラウンが心配した時代が本当にやって来ようとは。
海外メディアによるとロシアの新興企業が人工衛星によって
夜空に広告を映し出す計画を発表した。
▼この人工衛星は太陽光を反射する特殊なフィルムを張った帆を備えており、
これによって夜空に企業名や広告を浮かび上がらせるのだそうだ。
2021年には実現したいという。
▼この会社が公開したイメージCGを見れば、星空の中、
お月様の近くに商品のロゴが輝く。
広告主や代理店は興味があるかもしれぬが、正直ぞっとしない。
だれのものでもないはずの美しい夜空。
それがお金もうけの「看板」にされてしまうと思えば、落ち着かぬ。
▼<あかいめだまのさそり ひろげた鷲のつばさ>。
宮沢賢治の「星めぐりの歌」。
さそりや鷲の脇に広告がぽっかり。
人類は星を見上げる幸せまで
ビジネスと引き換えに手放すつもりなのか。
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コラム「夜空への広告」のことが・・
▼宇宙ビジネスの進む昨今とはいえ、
まさかブラウンが心配した時代が本当にやって来ようとは。
海外メディアによるとロシアの新興企業が人工衛星によって
夜空に広告を映し出す計画を発表した。
▼この人工衛星は太陽光を反射する特殊なフィルムを張った帆を備えており、
これによって夜空に企業名や広告を浮かび上がらせるのだそうだ。
2021年には実現したいという。
▼この会社が公開したイメージCGを見れば、星空の中、
お月様の近くに商品のロゴが輝く。
広告主や代理店は興味があるかもしれぬが、正直ぞっとしない。
だれのものでもないはずの美しい夜空。
それがお金もうけの「看板」にされてしまうと思えば、落ち着かぬ。
▼<あかいめだまのさそり ひろげた鷲のつばさ>。
宮沢賢治の「星めぐりの歌」。
さそりや鷲の脇に広告がぽっかり。
人類は星を見上げる幸せまで
ビジネスと引き換えに手放すつもりなのか。
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