まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

12月18日「TPPと外国人労働者問題をどう考えるべきか」講演会

2011年10月29日 | ニュース・関心事
※※写真は、私が理事を務める日本語教育センタ―の保証人を引き受けているバングラディッシュのファイサル君です。本日保証人感謝祭が開催されました。

TPP(環太平洋経済連携協定)への交渉参加を巡り民主党・自民党内に賛否が広がり、公明党も反対の側にシフトしはじめ、「脱原発依存」と並んで民主党政権の大きな試金石となり始めています。私自身は慎重派側の立場にありますが議論自体は大歓迎です。

TPPというと農業問題という見方がされますが、農業問題だけでなく医療・保険、食品安全、労働市場、外国人専門家など20分野に及びます。私が代表を務める市民団体・アジアを考える静岡フォーラム(FAS)の外国人労働者問題は大きなテーマです。

外国人労働者の門戸開放か鎖国かをめぐっては中曽根内閣時代の日系人労働者の移入決定からずっと論争になって来ました。マリア・クルスデスさんの静岡市葵区駒形地区での餓死事件をきっかけに労働力の開放と人権の観点からかかわりを持ってきました。

「血のつながり」である日系人に限定された労働力移入や介護労働・看護労働での条件付き緩和など、日本は「鎖国的」状態です。過去の戦争による中国・韓国・朝鮮人への差別的待遇が、部分的移入や難民条約などで改善されてきた「閉鎖性」があります。

こうした中で、アジアを考える静岡フォーラムの今年度3大方針(外国人無料検診会チャリティ、TPP講演会、アジアエスニック料理を楽しむ会)の一番目は大成功に終わり11月13日の検診会を待つわけですが、TPP講演会の準備が始まります。

12月18日14:30(日) 労政会館5階会議室 講師 春日 匠さん(大阪大学コミュニケーションデザインセンター特任助教)。テーマ「TPPと外国人労働者問題」参加費500円 先だって13:30より県内外国人問題4団体交流会が開催されます。

まだ少し先ですが今からすKじぇユールの確保お願いします。



11月13日第14回外国人無料検診会、厚生病院にて開催

2011年10月29日 | ニュース・関心事
今日は、市内繁華街のフィリピン人パブ2軒、USAパブ、スペイン、メキシコ、タイレストランなど外国人無料検診会実行委員会メンバーと検診申込書やポスターを持って訪問しました。こうした形での呼びかけは10年ぶりです。

というのも、昨年の受診者が半分以下となり、その原因は血液検査をやめたことが大きいのではないかと分析し、今年は済生会病院の皆さんの協力で血液検査を再開できることになりましたが、申込者がまだまだの状態。

そこで、焼津市や藤枝市の外国人住民の多い公営住宅や150号線沿いのブラジル食材の店などにもポスター、申込書を配りに出かけました。しかし、成果もすぐには現れず、今回の市内での配布活動となりました。

今年は浜松市での検診会は、事情は定かではありませんが中止とのことで浜松市の実行委員会にも働きかけを開始しました。静岡市内の外国人が働く工場にも配布する予定です。毎年掲載してくれたブラジル人新聞は倒産。

頭を悩ませています。せっかくの無料での検診会ですが、申し込み者がなくてはせっかくのボランティア活動も意味がありません。3月11日の東日本大震災で多くの外国人が帰国したことも大きな要因と分析しています。

開催まであと2週間、ぜひ、周りの外国人の方々にお知らせしていただけるとありがたいです。