夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ハリー・ポッター』脇役陣、この人を観るなら(その3)

2003年05月16日 | 映画(番外編:映画とこの人)
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の出演者で、
もうひとり、忘れてはいけないのが、ほとんど首なしニック役のジョン・クリース。
彼はイギリスのお笑い軍団「モンティ・パイソン」の一員。
『バンデットQ』(1981)や『未来世紀ブラジル』(1985)、
『12モンキーズ』(1995)などの監督であるテリー・ギリアムも
同じくモンティ・パイソンのメンバーです。

メンバーのひとりのグレアム・チャップマンは
15年ほど前にエイズで死亡しましたが、
モンティ・パイソンの結成30周年記念パーティーにはお骨で登場し、
テリー・ギリアムが遺灰をぶちまけてしまうという場面も。
彼らのギャグはスゴイです。

ジョン・クリースなら『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(1988)。
ワンダをはじめとする4人は宝石泥棒をはたらく。
強奪したダイヤをそれぞれが独り占めしようとあの手この手を考えます。
クリースはこの映画で脚本も担当。非凡なオッサンです。

この作品と出演者はほぼ同じ、
やはりクリースが脚本も担当した『危険な動物たち』(1997)も侮れず。
ロンドンのとある動物園が業績不良のため、アメリカの企業に買収される。
新社長は獰猛な動物ばかりを買い取って、
スリルあふれる動物園へのイメージチェンジをもくろむ。
処分されることになる小動物たちを救済したい飼育係たち。
新社長側と元の動物園側で対立がはじまり、事態はスゴイことに。
これもおバカでしょ。

ほとんど首なしニックが登場するたんびに
「オヤジ~、がんばっとるなぁ!」と声援を送りたくなる私です。

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