夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈あ行〉

2005年12月11日 | 映画(あ行)
映画を観るのに体力はいらんと思ってましたが、
集中力も体力も落ち気味の今日この頃。
今年観た映画を50音順に1本ずつ、
今年公開or DVD発売作品を挙げるよう努めます。
ネタバレ御免。

《あ》
『アイランド』(原題:The Island)
地上は汚染されていると聞かされて、
外界と遮断されたコミュニティで生活するクローンたち。
クローンの発注者に臓器提供するために製造された彼らは、
作られた記憶を刷り込まれ、自身がクローンであるとは知らず、
地上最後の楽園行きを抽選で引き当てることを夢見ている。
知識は子ども並みのクローンたちが一斉に地上に飛び出す、
この大作のその後はどうなるのん?

《い》
『イン・ザ・プール』
同名短編集の映画化。
オダギリジョーは勃ちっぱなしに悩む会社員。
田辺誠一は泳がずにはいられないプール依存症。
ガス、電気、玄関の鍵、出がけに何度確認しても
出先で心配になって家に戻ってしまう市川美和子。
そんな患者たちが集う病院の医者を松尾スズキ。
いちばんおかしいのはアンタやで~。

《う》
『ウィスキー』(原題:Whisky)
ウルグアイの作品。それだけで希少価値。
靴下工場の経営者である初老の男性が主人公。
母の墓の建立式のため、遠くに住む弟が訪ねてくることに。
独身なのに既婚だと弟に嘘をついていた彼は、
弟の訪問中だけ妻のふりをしてほしいと部下の女性に依頼。
淡々と進む未知の国の日常に興味が湧きます。
写真を撮るときは「チーズ」じゃなくて「ウィスキー」。

《え》
『エターナル・サンシャイン』(原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind)
辛い恋の記憶をどうしますか。
別れた彼女に未練たっぷりの男が彼女の勤務先まで押しかけるも、
彼女は彼のことをまるで知らない様子。
不幸な記憶を消し去ってくれる会社が存在し、
彼女が彼の記憶を消去したことを知った彼は
自分も彼女の記憶を消去する決意をするが……。
最後まで観たら「ええ話やん」。
その前で終わってくれてもよかったけど、
ちょっと皮肉が混じるのは『マルコヴィッチの穴』(1999)や
『アダプテーション』(2002)の脚本家だから。
結局同じ人に恋をする。

《お》
『オレたちなんちゃってガールズ』(原題:Girls Will Be Girls)
出演者が全員男性。邦題が邦題なもんで、
オカマの気持ちをテーマにしているのかと思ったら、
みんなホントの女性の役で驚いた。
年増の女優とその友人、さらに女優志望の若い娘が同居。
アホらしい愛憎合戦に唖然呆然。
劇場未公開、当たり前やっちゅうの!

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