夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

ジュード・ロウの胸毛

2010年11月19日 | 映画(番外編:映画とこの人)
すんません。こんなタイトルで。

先日、レンタル新作の『レポゼッション・メン』(2010)を観ました。

舞台は近未来。人工臓器の進歩で延命が可能となっています。
しかし、人工臓器は高額であるため、それを必要とする人たちは、
購入のさいにローンを組まなければなりません。
ローンを払い続けることができるのだろうかと、
購入者なら誰もが持つ不安を一掃するような、巧みな販売員の言葉により、
みんな、安堵の表情を見せてローンの書類に署名します。

ところが、ひとたびローンの支払いが滞ると、
製造販売元のユニオン社が送り込む回収人、通称レポメンによって、
人工臓器はただちに回収される仕組みとなっています。
突然現れるレポメンは対象者を気絶させ、人工臓器を切り取るのです。
ローンが払えなくなった者は死んで当然という現実。

ユニオン社の凄腕レポメン、レミーは、
この仕事を嫌がる妻の要望を聞き入れることを決意。
最後の回収にしようと向かったその先で大事故に遭います。
昏睡状態から覚めると、彼の体には人工心臓が埋め込まれていました。
自身がローンを組むはめになり、
仕事を辞めれば支払うことができないわけで、続けることに。

けれど、それ以来、回収現場で恐怖を感じて動けません。
回収しなければ給料はもらえず、
支払いの滞ったレミーは同僚から追われる立場に。

そんなお話です。
後味よく終わってほしかった感はありますが、
なかなか楽しめました。

内容以上に気になったのがタイトルの件。
ジュード・ロウの胸元が見えた瞬間、
「えっ?」と思って、巻き戻してしまいました。

ジュード・ロウの印象といえば、胸毛。
すぐに思い出すのは『ホリデイ』(2006)で、
あのときはまちがいなく胸毛があったはずなのに、
どうして本作はツルツル?
巻き戻して再確認したけれど、やっぱりない!

あの胸毛は作り物で、もともとはなかったのかと、
どうしても気になって調べちゃいました。
そうしたら、こんな記事が最初にヒット。
「ジュード・ロウ、厳寒4度でも胸毛チラリ!」。

そのほか、いろんな人のブログに、
「胸毛が鎖帷子みたい」とか「胸毛ワトソン」とか、
「スーツに胸毛がダンディ」とか「胸毛ハンサム」とか。

そっか、やっぱりあの胸毛は本物で、
今回は剃っていたのねと安堵。
なぜ安堵している自分がいるのかわかりません。(^^;

レポメンに胸毛は不要?

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