夜な夜なシネマ

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『クラユカバ』

2024年04月26日 | 映画(か行)
『クラユカバ』
監督:塚原重義
声の出演:神田伯山,黒沢ともよ,芹澤優,坂本頼光,佐藤せつじ,狩野翔,西山野園美,野沢由香里他
 
公開中のたいていの劇場で本作と『クラメルカガリ』を続けて観られるようにスケジュールが組まれているかと。
前述したとおり、1度目はシネ・リーブル梅田で鑑賞して爆睡したので、
つまらなかったせいなのか疲れていたせいなのかを確かめるために、本作も109シネマズ大阪エキスポシティにて2度目を鑑賞。
これは目を覚ましていることができました。
 
塚原重義監督を知らなかった私が本作を観たいと思ったのは、弁士役で本物の弁士、坂本頼光さんが出演しているから。
主演の荘太郎役の声は人気講談師の神田伯山が担当しています。
 
探偵の荘太郎はいかにも金持ち風の老人から「飼っていたオウムがいなくなった」との依頼を受け、
助手の少女サキを使ってオウムの捕獲に成功するが、その老人が行方不明。
金を受け取れずに困っていたところ、巷で集団失踪事件が起きていることを知る。
失踪した人々の顔写真の中に老人を見つけ、オウムを返して金をもらうために事件を調べようと考える。
 
「クラガリ」と呼ばれる地下世界に謎を解く鍵がありそうだとサキを送り込んだところ、サキが誘拐された模様。
放ってはおけぬと荘太郎自身がクラガリに出向くのだが……。
 
クラガリは「福面党」と呼ばれる半グレみたいな組織が仕切っています。
事件を捜査中らしい装甲列車を指揮するのはタンネという凄腕の列車長。
『クラメルカガリ』同様にややこしくてついて行きづらい部分はあるものの、こっちのほうがだいぶ面白い。
 
とにかくやっぱり絵が良い。ずっと観ていたいような世界ですが、すると睡魔に襲われる(笑)。
もう一度くらい観れば全部理解できるかなと思うけれど、その馬力が私にあるかどうか。
 
母を亡くした直後のリハビリ映画としては、夢見心地で適度にうとうとできてよかったかもしれません。

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