小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



今年の2月1日より小田原市の環境部が簡易放射線量率測定器の貸し出しを開始した。先日、仕事で客先に出かけるとその簡易放射線量率測定器が机の上に置かれていた。聞くと、敷地内の放射線を測定するために借りてきたとのこと。時間に余裕があったので実際に測定に立ち合わせてもらい使い方を撮影することができた。小田原市が貸し出している簡易放射線量率測定器は堀場製作所製のPA-1000Radiという機種で定価は131,250円。この簡易放射線量率測定器が3台用意されており1日単位で貸し出されている。測定器のほか注意書や測定結果の報告書などが一式となっている。貸し出される簡易放射線量率測定器の操作方法は簡単でパワーボタンを押すとカウントダウンが始まり0秒になると測定が始まる。腰くらいの高さに測定器を持ち、敷地内の色々な場所で測定したが線量は毎時0.05μSV程だった。続いて敷地内の側溝の中を測定する。お客さんに聞くとあまり水はけの良くない側溝のようで底にはコケや泥が溜まっている。まず側溝の上50cmほどの場所に測定器を持っていくと少し線量が上がり毎時0.07μSV前後の数値を示した。続いて側溝の土の上5cmほどの位置で測定すると、どんどん数値が上がり毎時0.25μSV前後の数値を示した。側溝内の場所を変え何度か測定したがやはり0.25μSV前後まで上昇する。福島第一原発から300kmほど離れた小田原だが、やはり放射能で汚染されていることを実感。この小田原市の簡易放射線量率測定器は市外への持ち出しや他人の土地の測定は出来ないが、機会があれば借りて小田原の気になる場所を測定してみたい。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )