小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



毎年7月に開催される小田原ちょうちん夏まつりの一環として小田原城址公園のお堀に小学生が手作りした小田原ちょうちんが飾り付けられる。その手作りの小田原ちょうちんを飾り付けるための鉄パイプの設営が先週から二の丸堀で行われている。小田原市内の全小学校の児童が制作した小田原ちょうちんを展示する小田原ちょうちん水上アートフェアは7月20日から28日まで。午後6時からはちょうちんの中に明かりが灯る。ちょうちんを飾り付ける鉄パイプの設営のため現在、お堀の水位が下げられている。石垣についた跡を見ると平常時より約40センチほど水位が下げられているようだ。お堀に注ぎ込まれているのは早川から取水し小田原用水から分水した水で日量5千立方メートル前後がお堀へと流れ込んでいる。お堀の水位が下がっていると石垣の跡が気になってすこし見栄えが悪いが、普段は水面の下に隠れている学橋の橋脚部分が見えたりするのでなかなか面白い。お堀に住み着いているアヒルがねぐらにしている学橋の橋脚部分は水面から40センチ近く上になっている。この高さは上がれるのだろうか。お堀の水位を調整しているのが観光バス駐車場横にある2基の水門。ここから排水された水は大蓮寺排水路を通り荒久海岸へと流れていく。小田原ちょうちん水上アートフェアの準備のため水位の下がったお堀だが、水深は均一ではないようで所々で底の部分が露出している。馬出門の横部分も少しばかり底の部分が見えていた。かつて住吉橋が架かっていた辺りのお堀の馬出門側は底が露出している。お堀の底はヘドロかと思っていたがこの周辺はゴツゴツした岩が転がっていた。お堀の水位が下がると一番影響を受けるのはアヒルではないかと思い二の丸堀から住吉堀を探すもなかなか姿が見えない。羽を休めている姿をよく見かける観光バス駐車場下の縁や学橋の橋脚部分にいなくてお堀にも浮かんでいない。一体どうしたのかと探しまわったら。馬出門裏側のお堀の底が露出した部分で羽を休めていた。いつもは学橋下の狭い橋脚部分で寝ているようなので、この水位が下がったときに露出するお堀の底の部分のほうが広々として過ごしやすいのかもしれない。鉄パイプの設営の様子を何度が見たが、作業員の膝上くらいの深さなので、二の丸堀の平常時の水深は1m弱くらいではと思う。しばらくは水位の下がったお堀の風景とアヒルの様子を撮影出来たらと考えている。

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