「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

佐賀県唐津市 / 唐津くんち 「 八番曳山 ・ 金獅子 」

2014-12-06 04:59:41 | 日記 ・ イベント





























本町の金獅子は、日本一大きな獅子頭であると思われる。
刀町の赤獅子、中町の青獅子と同じように、
角の後ろに人間の上半身がだせるように、頭毛との間に空孔をつけてある。
これは大手門の出入りの際、角を取りはずしたり戻したりするためと、
巡行の時に樹枝や電線などの障害物を避けるために工夫されたものである。

金箔が剥げた時、一時、銀のエナメルで修理されたこともあったと言う。
なお、栓木(支柱)は正角の一角でヤマの角度を整えている。
この造り方は本町のみである。
製作者は不明だが、一説によると石崎八左衛門、
塗師は原口勘二郎とつたえられている。

この金獅子は赤獅子、青獅子と同じように、
面は粘土型を原型として紙を張り重ねた一閑張りである。
しかし、角だけは他の二台より大きく、高さがあるため、
手に持って町中を運んだことがあるので軽くするため、
竹編みの角型の中に差込み用の木を挿入して造ってある。

曳子たちが着る肉襦袢の 「 本 」 の文字は、
常安弘通氏の尽力によって、小笠原長生公の米寿の祝いとして記して頂いたものである。
元来、唐津曳山の一閑張りに使用する紙は古紙札を用いたという言い伝えがある。
昭和29年の塗り替えの時に、唐津大明神の古いお守りが
顎 ( アゴ ) の部分の破れ目からたくさん出たという。
この塗り替えの際、市の補助を受けたのが補助の前例にとなっている。    

また、大正九年の塗り替えの時、額の部分に突起を作り、
左右唇の波形を削り、目を明らかにして工夫を凝らした。
この時、初めて塗金を改め金箔とした。
曳山の幅は3.1㍍で、高さ約5.5㍍。重さは推定で1.6~11.8㌧という。
昭和49年の夏には、東京・明治神宮外苑で開かれた 「 日本のまつり 」 に
魚屋町の鯛曳山と共に参加して熱烈な歓迎をうけた。

平成元年度の総行列は、本呉八町、唐津の町々の首町たる本町が当番町となった。
昔の火消組でいうと「い」組となる。

[参考:唐津くんち「ガイドブック」(1991)] より


馬の詩より ・ 「 悲しいね 」   ミホシンザン

2014-12-06 04:57:41 | 馬の詩 ・ それぞれ...

『 悲しいね 』  ミホシンザン



とっても悲しい思いをした事があるんです
あれはそう
人気になった有馬記念でした
ボクは一生懸命に走ったけれど
三着になりました

ゴールインして地下馬道に降りるとき
馬券の束がバ声と共に飛んで来たのです
それがボクの顔に当たったのです
まだ興奮してたので 『 ムッ 』 としました
でもその時 
ボクの背の政人さんが
首スジをポンポンと叩いて
なだめてくれました
そして背から降りるとき
『 ゴメンな! 』 と
一言つぶやいたのです
ボクはそのコトバを聞いて
思わず泣いてしまいました




1988年 第31回 有馬記念より







「 1987年の天皇賞(春)を優勝するなど活躍したミホシンザン号(牡・32歳)は、
12月4日(木)の朝方、病気のため死亡した。
同馬は、北海道浦河郡浦河町西幌別の谷川牧場にて繋養され余生を送っていた。 」

そんな新聞の記事を見て愕然とした。
ミホシンザンの菊花賞を見たのは、観音寺競輪場で、
そして春の天皇賞を見たのは岸和田競輪場だった。
特に菊花賞は大好きなスダホークが2着だったので、よく覚えている。
それに、あの観音寺開催で優勝したので忘れられない菊花賞となった。
春の天皇賞はミホシンザンがわずかな差でゴールし、
2着に入ったニシノライデンは直線斜行で失格となった。
奇しくもボクも2着で失格の対象となったが、セーフだったから、
より鮮明に憶えている。

そして詩になった有馬記念は、ダイナガリバーの3着だった。
あの時の1番枠だった柴田政人騎手の白いヘルメットが凄く印象に残っている。


ミホシンザン号

◆ 生年月日 : 1982年4月16日
◆ 毛 色 : 鹿毛
◆ 血 統 :
父 シンザン
母 ナポリジヨオー

◆ 競走成績 : 16戦9勝
◆ 主な勝鞍 :
1985年 スプリングステークス(GII)
  皐月賞(GI)
  京都新聞杯(GII)
  菊花賞(GI)
1987年 アメリカジョッキークラブカップ(GII)
  日経賞(GII)
  天皇賞(春)(GI)


◆ 馬 主 : 堤 勘時
◆ 調教師 : 田中 朋次郎

雨で 「 不在者投票に・・・ 」

2014-12-06 04:56:41 | 日記 ・ イベント







今日、現場に行くと冷たい雨が降り出して作業は中止に・・・
その代わり 「 日曜日に出よう 」 と、日曜出勤が決まった。
それで、午後から不在者投票に行って来た。
選挙の投票は国民の義務だから・・・
どの党も遊説ではいいことを言うが、
実際それが実現できるかは疑問である。


多勢に無勢。
議会制民主主義。過半数の原理として、
与野党とも 「 過半数は取りたい 」 ところだろう。
自民党と公明党とで過半数というよりも、
特別議決の3分の2を取りたい。そんな野望がある。
ただ、衆参両議院で過半数を取れば、
独裁政治になりかねない。そんな懸念もある。

あなたの一票。私の一票。
そんな 「 小さな一票が、大きな国を動かす 」 のだろうな。