「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

12月19日 「 祥月命日の朝 」

2014-12-19 19:07:41 | 朝の風景とその他の風景








今朝は寒かったが、日中は久しぶりに暖かったし、
風がなかったから春のように暖かく感じた。

今日は亡くなった母の祥月命日である。
あの日のことは今でも鮮明に憶えている。
あれは、そう。松山競輪に参加中だった。
松山に行く日の朝、 「 それじゃあ、行ってくるね 」 と言って、
炬燵に座る母に声をかけたのが最後の会話だった。

何となく後ろ髪を引かれる思いがあったものの、そのまま汽車に乗った。
小倉から新幹線で広島まで行き、宇品港から高速船で松山港まで・・・
なんとなく気分の乗らないまま堀の内にある競輪場に入った。

初日が終わって、宿舎の風呂に入っていたその時、
館内放送で 「 福岡の○○選手電話が入ってます。今すぐ選手管理室まで・・・」 に、
一緒に風呂に入っていた選手から、「繰り上がりやろ」って番組編成からの電話だと茶化す。
ボクは、一瞬 「 そうかな? 」 って思ったが、胸騒ぎがしていた。

バスタオルを巻いただけの簡単な格好で、受話器を受けると、
「 おい!母ちゃんが危篤ぞ!すぐに帰って来い! 」 と言われ、
その場に立ち尽くした。

とにかく急いで帰らねばと、服を着替えて帰りの飛行機の手配を頼んだが、
時間的に松山からの飛行機は飛び立った後で、
本州に渡る残されたルートはフェリーで柳井港まで出る手段だけだった。
柳井港から下松まで行き、そこから徳山まで行き、
そこで新幹線に乗り換えて帰るルートだ。
フェリー乗り場や駅などでテレフォンカードで公衆電話から家に電話を入れ入れ帰った。
最寄り駅には兄貴と妹婿が迎えに来ていて、
「 お前の帰りを待っちょるけ、早よ帰るぞ! 」 と言われ、
その言葉に残された時間が無いことを感じた。

急いで帰ったが、その時はもう母は息を引き取った後だった・・・




大分県耶馬溪町 「 蔭平橋 」

2014-12-19 04:29:41 | 大分の石橋



補強された新しい橋と摺り合わせになった石橋








新蔭平橋の下からの眺望








今は新しく橋が出来ているので通行していない








拡幅されたコンクリートの奥に石組みが見える








自然の岩の上に築かれたアーチ







石組みとコンクリートの境は面合わせになっている








橋の規模の割りに意外と小さな輪石





所在地 /   大分県中津市耶馬溪町中畑
架橋  /  大正10年2月
石工  /  不明
長さ   /  ? m  幅   /  3.7m
拱矢  /   ?m  径間  /  ? m
環厚  /  45 ㎝  単一アーチ


蔭平橋は、津民川の小支流に架かる橋で、以前はこの上を県道が通っていたが、
すぐ下流に新しく橋が架けられたため、今では通行することもなくなった。
写真でもお分かりの通り、上から見れば普通のコンクリートの橋だが、
橋の下に降りて見ると石組みを確認することが出来る。
新しく拡幅されたコンクリートとの継ぎ手は天場の面合わせになっており、
どちらにも段差がなくフラットな面で仕上げられている。
橋の下は淵になっており、大きな岩の間から水が流れ込んでいた。


蔭平橋へのアクセス
蔭平橋へは、国道212号線の耶馬溪支所の手前から右に津民豊前線へと入り、
1、2キロほど行った新しい橋の右側になる。
駐車は、橋の入り口が広くなっている所に駐車した。


格別な味 「 シナモンくるみパン 」

2014-12-19 04:28:41 | パン ・ ケーキ ・ お菓子







シナモンの香りとサクサクのくるみがアクセントになった 「 シナモンくるみパン 」
ほんのり塩味とバターの風味がキャラメルとマッチした 「 塩バターキャラメルパン 」 。
どちらも甲乙つけがたいが、個人的にはシナモンくるみパンの方が好きである。

年内に何度か中津に行こうと思っているので、また買って来たいと思っている。