二径間桁橋でシンプルである
桁の下から向こうに架かる玉繁寺橋が見える
橋脚は切石を積み重ねたものである
現在も現役として活躍している
山の中の下流側から見た桁橋に風情さえ感じる
橋の下流にある香梅ヶ渕
所在地 / 鹿児島市喜入町 : 八幡川
架橋 / 不明
石工 / 不明
長さ / 4.50m 幅 / 3.00m
拱矢 / 1.50m 径間 / 2.00m
香梅ヶ渕橋は、玉繁寺橋のおよそ70m下に架かる橋で、
現在は農道を渡す橋として現役で活躍している。
そんな橋は御影を積んだ橋脚に長い桁が数本架けられた実にシンプルな造りである。
この橋名の由来は、その昔、香梅という美しいお姫様がお殿様のそばに居た時に、
身体の向きを変えようと動かした時、
着ていた着物の帯が帯び摺れで「ブッ!」と鳴った。
その音をお殿様は屁の音だと思い、笑ったという。
そのことを恥ずかしく思った香梅姫は、
渕に身を投げて死んだという場所が 「 香梅ヶ渕 」 である。
橋は香梅ヶ渕から200mほど上流になるが、
地元の人が姫を哀れに思って付けた名前だろうと思われる。
香梅ヶ渕橋へのアクセス
香梅ヶ渕へは玉繁寺橋の約70mほど下になるので、
場所も駐車も玉繁寺橋を参考にしてもらいたい。