要石には文化十一 十一月 甲戌 山鹿郡 湯町川 水鏡橋 世話役、石工などの名前が刻まれている
所在地 / 熊本県山鹿市杉 日輪寺公園内
架橋 / 文化11年 ( 1814年 )
移設 / 昭和50年
役職 / 橋根役山鹿會前 万助
石工 / 鍋田の吉兵衛、勘右衛門、甚吉、武右エ門
長さ / 17.70m 幅 / 4.80m
高さ / 4.00m 径間 / 7.00mと7.10m
二連アーチ
湯町橋は菊池川の支流の吉田川 ( 別称・湯町川 ) に架かっていたが、
河川改修や度重なる水害のため、現在は日輪寺公園内に移設保存されている。
橋は下内田村 ( 現在の菊鹿町 ) の石工・仁平の一門と言われる
地元、鍋田の石工・吉兵衛らによって築かれ、
要石には石工はもとより、世話役の名前が刻まれている。
使用された石は地元鍋田の凝灰岩を使い、剛健な雰囲気を醸し出している。