ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

四つの小話 #2

2018-02-26 | アメリカ事情

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コップの重さ

 

 心理学教授は、教壇の周りを歩きながら、ストレス・マネジメントの原則について満場の講堂で教えていました。彼女が水の入ったコップを持ち上げると、誰もが典型的な「水はコップの半分しかない、か、半分もあるか」の質問をされるだろうと思いました。代わりに、その顔に笑みを浮かべて、教授は「私の持っている水の入ったコップはどのくらいの重さだと思いますか?」と質問しました。

学生達は8オンスから2、3ポンドに及ぶ答えを叫びました。

彼女は答えました、「私の見方からすれば、このコップの絶対的な重量は、重要じゃありません。私がどのくらいこれを持っていられるか、によって異なります。もし私が1、2分持っていられれば、これはかなり軽い。もし1時間きっかり持っていられたら、その重さは私の腕を少々痛くさせるかもしれません。もしきっかりと1日持っているならば、私の腕は、けいれんを起こし、完全にマヒして感覚がなくなって、コップを床に落としてしまいます。いずれの場合、コップの重さは、変わらずなのに、持つ時間が長くなると、もっと重く感じるようになるのです。」

クラスの皆が納得してうなづくと、彼女は続けました。「あなたのストレスと人生の心配は、この水の入ったコップにとてもよく似ています。少しだけそのことについて考えると、別になにも起こりません。もうちょっと長く考えると、少々痛みを覚えます。一日中考えると、あなたは、完全にマヒして感覚をなくしてしまうのですーあなたがそれらを落とすまで何もすることができないのです。」

教訓: ストレスや心配を忘れるようにすることを覚えておくのは大切です。日中に何が起こっても、できるだけ早いうち、夕方くらいには、すべての負担を減らすのです。夜通しや翌日まで持ち越さないようにするのです。もしまだ昨日のストレスを感じるなら、それは今そのコップを下す時だという強い印です。

 

 

 

 

 

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