ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

親になった日

2020-07-06 | 家族

Larkspur(ラークスパー=チドリ草、飛燕草)は7月の誕生花

 

7月5日は長女の誕生日だった。前日の独立記念日の午後から陣痛が始まり、翌朝やってきたのが娘だった。夫はずっと付き添い、娘が誕生した途端に涙にくれ、看護師から生まれたての初子を抱かされ、計量器に連れて行ったのだ。私は、大役を果たし、疲労困憊、喉は乾き、突然空腹を感じたのを覚えている。親や姉妹から遠く離れたアリゾナの地でこれからしていく育児に、私は不安がなかったわけではなかったが、夫は非常に熱心に育児や家事に関わり、二人でやっていく仕事だ、と心に決めたのだった。

 

夫は昨夜コンピューターに向かってなにやらタイプしていたが、今朝それをプリントしてカードに同封してほしいと私にくれたのは、その娘に対する両親としての思い、である。それを訳すのは、恥ずかしくも思うが、下に付記する。夫は私が母親と実感・自覚するずっと以前に、とっくのとうに、父親という役を決心していたからである。

 

親愛なるダイアナ、

38年前の今日、私たちの生活はあなたの誕生とともに永遠に変わりました。それ以来、その日からの毎日あなたを迎えることができてとても幸せでワクワクしています。私たちはあなたに会って、あなたを抱きしめ、毎日あなたをもっと愛し始めたときから、ずっと愛しています。子供への愛は永遠であり、それに近いものは何もありません。あなたがチャーリーを愛し、今ではキャスパーをも愛しているように、親が子供に対して持っているその愛は毎日強くなるだけです。私たちは、あなたが私たちの最初の子供であることを、そして全ての弟妹を一緒にまとめる接着剤となり、彼らがガイダンスとアドヴァイスが必要な時には与え、それ故あなたを尊敬していることを本当に嬉しく思っています。

 

親であるためのマニュアルがないことを知っているように、それは経験と毎日直面することによってもたらされます。私が言えることは、私たちは最善を尽くしたということです。時には素晴らしい日もあれば悲劇的な日もありましたが、私たちはあなたとあなたの弟妹が成長している間ずっと良い生活を送ろうとしてきました。ご存じのとおり、エルセントロは地球上で最も幸せな場所ではなかったし、私たちは世俗的なことに関しては豊かではありませんでしたが、私たちは天来なことでは豊かでした。あなたとあなたの家族の近くにいることは特別であり、あなたたちとの絆を愛しています。

 

私たちはあなたが長く幸せな人生を送っていくことを願っています。チャールズとあなたの子供たちがあなたを毎日愛し、尊敬し続けることを願っています。あなたは私たちと天父にとって特別な娘です。そのため、彼は38年前にあなたを私たちに送りました。天の御父の最も恵まれた祝福がこの日とこれからも、あなたとあなたの家族と一緒にありますように。

愛を込めて、

 

ダッドとマム

 


 

コメント (8)
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