山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山里は名人の宝庫だった

2013-01-15 19:55:52 | 出会い・近隣
 関東の大雪のニュースを後にして、うららかな陽射しに押されて畑を垣間見る。
 昨日の雨でシイタケは大喜び、霜ではなく雨が嬉しい。

 そんなとき、隣の師匠から電話があった。
 「チェンソーのチェーンを見てやるよ」とのことだった。
 先日、チェンソーのスタートができなかったのを直してもらったばかりだった。
 しかし、「切れ味が悪い」と言ったら、向こうから「直してやるよ」と言うのだ。

                 
 すぐに見てもらったら、「ヤスリの磨き方が悪い」と指摘された。
 さすが営林署に長く勤務しただけあって、チェーンを見てひと目でわかってしまう。

 チェーンを研いでいただいてから、さっそく、丸太の玉切りをする。
 調子が良くなった。
 夕飯はその薪でダルマストーブの上で野菜スープを温め、さらにお湯を沸かす。

 
 一昨日もそうだったが、山里には心優しく技術のある名人・師匠がいっぱいいる。
 それを行政も住民も生かしきれていない。
 自分の守備範囲を越えようとしない。

 
 ベストセラーを連発している伊集院静は昨日、成人になった若者に向かって、「大人になるとは」と、二つの提言をした。
 「第一は、自分のことは責任を持つこと。第二は、他人のために生きること」をあげた。
 自分の守備範囲をふまえながら、他人や地域のことに思いをはせることが重要だ。
 日本を取り戻すとは、こういうことではないか、阿部くん!?
 
コメント (2)
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