フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

1Q84 book3 読了

2010-05-06 10:08:16 | Weblog
1Q84 読み終えました 青豆と同じようにとプルーストの「失われた時をもとめて」を借りてきたけど青豆と同じく読み進まない。笑ってしまう。別に身を隠す必要はないけど青豆と似たような暮らしぶりだからと思っ1Q84遊びをやっていた。「一人ぼっちではあるけれど孤独ではない」とか「今日死んでしまえばば、明日は死なずにすむ」とか気に入ったフレーズを暗唱してその世界にはいるのも悪くない。結論から行くとおおむね満足。結論であってもりたいけどこれは更なる戦いへの序章なのか。10歳の時に出会った想いが何十年と言う時を超えて結実する
伸ばした手の先にあるのは
ずっとさがいていたもの
なくしてはいけないもの
廣瀬さんの詩がリンクする。古いけど新しい形。人が基本的に人を思う気持ち。天吾と青豆が示してくれた愛。

いえない気持ち  廣瀬裕子

たくさんの言葉があふれていた
言いたいことが体の中をめぐっていた
だけど何もいえなかった言葉にできなかった

のみこんでしまった
たいせつなひとこと

ただただ
じかんがすぎていく。

このまま終わればいいと願ったのに緊張はさらにつづいていくようだ。エッソの虎はどっちをむいていれば正解なのだろう。
自分自身、本を読み終えても戦いは続いているのだから青豆も天吾も終わったとは思ってないだろう。
コメント
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