フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

海舟が書いた

2010-05-16 01:23:35 | Weblog
廣井磐之助の墓を探してきたとこのところ俄か郷土史家として燃えているバジルが朝早くからやってきて案内するというので自転車で行ってきた。


竜馬伝探検隊というかバジルは、「龍馬伝が行く」と言ってる。廣井磐之助は日本で最後の仇討ちをした人で確か竜馬と海舟が手助けし海軍操連所の一員にしてもらい苦労の末やっと親の仇を和歌山で見つけ仇を打った人で龍馬も海舟も喜んで「おまんはまっこと孝行息子じゃき」とうげまわったと。だけど敵討ちでよっぽど疲れたのか翌年死んでしまったんだ。それで有志が集まって墓を建てることになって、多分発起人は龍馬だろうね。みんなで力をよせあってこの自然石の墓を建立したのだと。


墓の表の字は海舟によるもの。裏には、坂本龍馬の名前もあり。墓は、開発をのがれたのか鬱蒼とした昔ながらの森の中にあって魂が眠るにはいいとこだ。



ここに龍馬も海舟も来なかったかもしれないけど多くの人が訪れたに違いないと思いながらまた、この墓の話を江戸で聞いている竜馬や海舟を想像した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする