ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

これはもはやテロなんじゃない?

2005-06-14 10:16:21 | つれづれ日記
山口県立光高校
での爆発物を教室に投げ込んだ事件。
少年がまだ高校3年生という事で、名前は出ないし顔も出ず・・
動機などもわからず・・このまま報道が終わってしまうのではないかと
ちょっと心配。
マスコミは「心の闇」
を強調するけど、そんなやわな問題ではない。

これは「恨み」に対する「テロ行為」だ。
だってそうでしょう
隣りの組の生徒に苛められて恨みがあったなら、その生徒だけを狙えばよい。
それなのに、教室に爆弾を投げ込むという事は「無差別に狙った」と
言われてもしょうがないだろう
しかも爆発物に多数のクギの他に金属が入っていた。
モデルガンも持っていた・・単なる「しかえし」の域を越えている

動機はわからないけど、今のところは「いじめ」が原因ではないかと
言われている。
学校もそれを認めた。
気に入らないのは校長先生が「加害者にもすまなかった」と謝った事。
確かにいじめを早期に発見出来ず、3年の今の時期まで持ち越して
来た事は非常にまずかった
少年は無遅刻・無欠席を押し通し「恨み」を増幅し、追い詰められて
いったのだとは思うが、本人からの訴え、あるいは親からの訴えが
あったのかなかったのか・・・それを踏まえて「学校の落ち度」を
認めるならまだしも、どうにもこれって「マスコミにバッシングされない
為の手段」のように思えて仕方ない。

テロにあって亡くなった被害者の家族がマスコミに向かって
「国家にご迷惑をおかけしてすみません」と謝るようなもの。
もし、「本人からの訴えもなく、教師も把握していなかった」とだけ
言ったら、今週の週刊誌には必ず「いじめの実態を把握出来なかった
光高校」と銘打って、こてんぱんに校長の言動が叩かれ、プライベートな
生活実態まで暴かれたかもしれない
(これからもそういう報道がないとはいえないけどね)

本当の被害者は、あの1組の教室にいた生徒であり、
怪我をしたり、心に傷を負った生徒である。
受験生にとってこの夏がどれほど大事なものか。
どのような理由があろうとも、教室に爆弾を投げ込んではいけないし
それを肯定したり、同情したりする発言もいけないのである。
校長先生は、加害者に対し、
「いじめの実態を把握していなくて申し訳なかった」
「少年の心の傷をわかってやれなくて申し訳なかった」と
謝ったのだろうけど、それは個人的に本人に言ってやればよい。
公の席でそういう発言をするという事は、歪曲されて
「少年犯罪は理由があればやってもよい」
「少年犯罪は、起きる前に阻止できない大人に罪がある」と
解釈されかねない。

35人の中の数人に恨みがあっても、叩く時は無差別で。
大人達が今、現在繰り広げている「戦争」の小さな体現・・・
だと思う
コメント (2)
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花田家のごたごた・・・

2005-06-14 09:53:59 | ドラマ・ワイドショー
連日、これでもかっ!という程にマスコミに取上げられている「花田家の確執」
昨日の時点では、マスコミは貴乃花親方の味方になりつつある。
なかにし礼氏が「貴乃花はお兄ちゃんなんかと器が違うし、
背負っているものの大きさが違う。同じ土俵で物を考える事自体に無理がある・・
ゆえに親方のほうが正しい」という論理を展開。
相撲に造詣の深い方々は多くがこの意見かもしれない

その発端はいわゆる「喪主騒動」のこと。
花田家としての喪主は兄だけど、相撲協会の喪主は貴乃花であるということについて、
なかにし氏は「単なる1家族としてみるのではなく、国技の家としてみるなら相撲界を
離れている花田勝氏が喪主をやらないのが当然」というご意見のよう。
テリー伊藤氏なども「貴乃花親方の背負っているものは大きいし、
角界をこんなに考えている人はいないおだから」お兄ちゃんはひっこんでいない・・
という事らしい

個人的に見ると
貴乃花親方の顔つきが変だよと思います。
目つきが完全にいっちゃってる・・感じがします。
遺骨の戻り先に関してももめたみたいだけど・・・
本来は「貴乃花部屋」に置くべきだと思うのね。でも、それが出来なくて、自宅に
持って帰ったらやっぱり何だかんだいわれそうだと思ったから、お兄ちゃんは
「お寺に預けよう」と思ったんだと思う。
でも弟はそれを「信じられない」としてわざわざ「遺骨はどこに置くべきか」と
寺に尋ねて自己の正当性を主張。
結局、親方の自宅に持って帰ってしまった・・・

何でここまでこじれたか・・・
二子山親方が自分で撒いた種ともいえるかも
反抗期もほとんどなく、親の言うとおりに相撲をやってきて
跡取りにされた貴乃花親方の「アイデンティティ」の大元は「相撲界での地位を認めて貰う事」
「花田家の当主としての扱いをしてもらうこと」
しかないだろうし。
お兄ちゃんの方は「一応,親の希望通り横綱になったんだし、あとは好きにさせて欲しい。
でもだからといって花田家の長男をやめたつもりはないから」って事かな。

一つの家に二人の当主が存在している・・・事が問題なのだ。
貴乃花親方としては自分の存在意義を守るのに必死
マスコミであれこれしゃべるのも全てが「当主として認めてもらう・親方として認めてもらう」
それしかない。
一方、花田家から見ると
「偉大な横綱で親方であろうとも、まだ32歳でしかも弟。何を生意気な事言ってるの。
可愛げがない。全部奥さんが裏で糸を引いているに違いない」と思ってる。
その「可愛げがない」「弟なのに」が親方を苛立たせるのではないか?
物心ついた頃から親方は多分、自分の親を「親」と思ったことはないのかもしれない。
「子供」として素直に愛されたという経験がない親方は、どこかひねくれているし
孤独感も強いのだと思う。
でも「親の愛」は欲しい。たとえ条件つきでも。
だから「愛情」を得る為に横綱にまでなったとも言える
一度は「跡取り」として認めてもらいながらも、最後に父親が選んだのは
お兄ちゃんの方だった・・・これは傷として残ってる。
「愛され感」がない親方が痛々しく見えるのはその為。
目がいっちゃってるのも、「トラウマ」のせいか。
(相撲をやめてるお兄ちゃんが両親に愛されてるも傷)

角界においても、タニマチを解散してサポーター制にしたり、自宅と部屋を
別にしたりというのは、何の根回しもせずに突如行うにしてはあまりに
可愛げがなく、起きて破りもはなはだしいと思われるところ。
今後、相撲協会での孤立も考えられる。

そうなると、貴乃花親方の唯一の味方は景子夫人という事になるわけ。
このご夫人が、兄弟の間を取り持ち、協会を立てつつ夫の地位向上を図る事が
出来る程賢い女性ならいいのだけど、どうもそうではないらしい
80年代バブル世代だから・・自己実現欲求と財力で人を推し量る癖が
あるような気がする。
大元は同じ価値観をもっていそうな美恵子夫人の方が潔いというか、変な
野心がないだけよかったということかな。

「孤独」という傷はなかなか癒し辛いもの
日本一幸せな家族だった「花田一家」の中で、どうしてここまで
「愛され感のない孤独な人間」が出来上がってしまったのか
私達一般庶民も考える必要性があるのかもしれない。
コメント (3)
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