ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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両陛下、サイパンへの旅

2005-06-28 17:28:55 | 皇室報道
戦後60年の節目の年、天皇・皇后両陛下はサイパンへ慰霊の旅に出かけられた。

今回の旅は天皇陛下のたっての希望が通ったと見ていいだろう。
昔から「沖縄・広島・長崎、そして終戦の日を忘れてはならない」と
おっしゃって来た程に「戦争」に対する思いは深い。
天皇も皇后も終戦時にはまだ子供だったわけだから、はっきりいって
戦争の悲惨な記憶というものは、大人だった人達ほどはっきりしている
わけではないだろうと思う。
むしろ、昭和天皇時代の「戦争責任」追及への、一つの答え。
親が残した負の財産を継承し、その贖罪のためといってもいいのではないか。
(難しい話になっちゃった)

迎えたサイパンの方々も、懐かしむように日本語を話し、歌を歌い・・
心の中には数々の癒されない思いがあるだろうに、冷静にそして
素直にこの慰霊の旅を受け入れようとしている。
サイパンといえば「玉砕の島」。そしてこの「玉砕の島」はサイパンだけではない。
硫黄島だってレイテだって・・南方各地が激戦地なのだ。
両陛下の年齢的な事を考えると、全てを回る事はむりかもしれない。
でも、両陛下の戦没者に対する思いや「太平洋戦争」に対する痛烈な
慙愧の念というのは伝わってくるので、それでいいのではないかと思う

余談だけど、今上は意外と硬派というか、言い出したらきかない面を
お持ちのよう。
ご結婚の時もそうだったし、沖縄への訪問時もそうだった。そして
今回のサイパンへの旅も、あらゆる微妙な問題を全て抱えてまでも
行いたかった「執念」のようなものを感じる。
(予定にない場所へもいかれたし)
賛否両論や抵抗などもあるかもしれないけど、今は素直に見守りたい。

それにしても・・・・
70代で病持ちの陛下が一泊二日の強行軍。
サイパンに着いても休む間もなくあっちこっちと訪問されている
映像を見て、ちょっと胸が痛くなった。
皇后陛下だって健康的には万全ではない筈。
(どんな方でも70になれば一つや二つ具合の悪い所はあるもの)
それなのに無理を重ねる「がんばり」というのは一体どこから来るのか。
一方、今回の空港へのお見送りを辞退した東宮妃。
車に乗って参内出来るのだから、健康上は問題ないと思われる。
今回ばかりはきちんとお見送りをすべきではなかっただろうか。
それが東宮妃としての役割では?
仮にそれで疲れきってしまっても、その後に何の公務が控えているわけでは
ないのだし、心ゆくまでおやすみになればいいではないか。
「公務の平等」とか「医者が無理と判断」しても、「やるべき事をやる」
という意欲を持って頂きたい。
(私にはどうしても宮内庁がやらせないとは思わないので)
これで「地球博」には行く・・なんて言われたら・・・・

私達の世代は「親の世代」から思想や伝統をきちんと受け継げなかった世代。
まさか皇室ではそんな事もないだろうと思っていたのに、
現実にはそうなりそうだよね・・・・
コメント (5)
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春ドラ・・何が一番面白かった?

2005-06-28 14:22:35 | ドラマ・ワイドショー
昨日の「エンジン」
はまあ・・・定番の終り方をしたんだけど、そこはさすがにキムタクで、
きっちりとラブシーン+コメディシーンで面白く仕上げてくれました。
久々に見るマッチ
さすがに老けたと思ったけど(そりゃあ、同い年だし)腕が細くって今でも素敵。
あのキムタクがドラマの中とはいえ、頭下げる様子が面白くて・・・・

今シーズンの春ドラって、何気に最終回のツメが甘かったような気がする。
最終回1歩手前では名作が多かったのに・・・

一番面白かったのは・・・面白かったのは・・・・・・
タイガー&ドラゴン
最終回は話をあっちこっちに飛ばせすぎてわけわかんなかったし
年月の流れが今一つだったので違和感があったけど、でもとにかく脚本がめちゃよかった
「落語」と「ドラマ」のコラボなんてそうそうできるもんじゃないし、
ストーリーを作り上げてまとめるだけでも大変
しかも、一つのドラマの中に毎週新しい落語が入れられるのだから、作者が
よっぽど頭よくないと書けないんじゃないかな
落語に精通して、なおかつ現代語にも通じている非常に優等生な脚本だった
が・・テンポが早すぎて中高年層には今一つ受けが悪かったみたい。
長瀬&岡田の言葉遣いも10代、20代にはいいけど30代後半以上にはちょっと・・
という事で視聴率は今一つだった。
長瀬&岡田の芸達者振りや脇を固める西田敏行&笑福亭鶴瓶も最高のコラボだった

それからanego
これも非常に面白かった一品。
最終回は蛇足のような印象だけど、とりあえずセリフのテンポのよさや
主人公の心情がありありとわかる流れに共感を覚えた人も多いでしょう
篠原涼子はまさに役柄にぴったりだったし、そもそも演技の上手な人だから
なんの心配もなかったけど、やっぱりともさかりえの恐さは天下一品でした

自称「勝ち犬に見えるが実は負け犬」の私には、どうして奈央子があんなに
結婚にこだわるのかわからなかったけどね・・・・

「恋に落ちたら」
これもストーリー的には定番中の定番で、草君がわざわざ演じなくても
よかったような気もするが・・・出演者の息がぴったりあっていたような気がする。
ふと、「鈴木島男」がキムタクだったらもうちょっと派手なドラマになっていたのでは
ないかと・・・山本耕史君の魚屋さん・・好きでした

「瑠璃の島」
沖縄物というのは、その海と生活ぶりが映し出されるだけでも癒しになるが
今回の「瑠璃の島」は非常に秀作だったと思う。
人口の過疎化問題を抱える島の必死な思いが伝わってくるし
「血が繋がらなくても家族」になれる南国特有の「鷹揚さ」が嬉しい。
これは主役がまだまだ素人なので、脇を固めるのがベテラン中のベテランばかりで
そこもまた見所の一つだった。
無論緒形拳&倍賞美津子夫婦もよかったけど、今回は「竹野内豊」抜きでは
ドラマの面白さがなかったと思う
まあ・・ハコをあけてみたらば単純なお話だったわけだけど・・・人情味あふれるいい
ストーリーだったと思う。

「あいくるしい」
野島脚本って、どこか哲学的で耽美な部分を抱えているし、そこが物語りのもつ
「暗さ」に繋がっていくのだけど、今回は非常に安心してみていられる
ストーリーだった。
主人公・幌が流す最終回の「涙」は「そうか、そうだったのか」の思いが強く
この涙一つに脚本家のいいたいことが凝縮されていた。春ドラの中で
唯一最終回がまとまっていた一品
それにしても神木隆之介君。並の子役じゃありません

「エンジン」
うーん。これ、キムタクが出ていたから面白いのであって、なんでレーサーと
児童施設なのか・・そこらへんのつながりが中途半端だった
どうせだったらどっぷりと「父親」役をやらせて「演技開眼」させるべきだったのでは

キムタクといえば常に「ワイルド」常に「恋愛」では面白くも何ともない・・

夏ドラは・・あまり期待していないので見る予定はないけど
何かお薦め・・ある?

コメント (6)
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