ふぶきの部屋

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宝塚コラム・・・立樹遥は星組のサポーター役

2007-01-06 21:41:00 | 宝塚コラム

 本日、日本青年館で「ヘイズ・コード」を見てきました

ネットの掲示板では結構コミカルで面白いと書いてあったので、期待して

行ったんですが・・・なかなかどうして。分かりづらいっていうか?

だから一体何がいいたいの?このお芝居」ってな感じで

安蘭けいねーー

この先、谷正純&児玉明子に斉藤吉正と続くわけですわ

まっとうな作家といえば大野拓史先生しかいないのにこの出来っ

この先大丈夫なのか・・・と不安にかられてしまいます。

(安蘭はやっぱり命をかけたストーリーの方が似合いますわね)

 

安蘭けい&遠野あすかに関しては本公演の時にでも語るとして

 

今回は「立樹遥」について

思えば雪組の昔。「再会」でのライダー役でめちゃくちゃ笑顔が素敵な

男役さんとして認識していらい、ずっと「お気に入り」になってきた彼女

お茶会でのサービス精神と、どんな時にも笑顔を絶やさない人のよさには

つくづく感心させられ・・ 「相手役になりたいわっ」と、何度思ったことか。

特に「アンナ・カレーニナ」のコスチャは、包容力があって優しくて・・・

本当に素敵でした

 

でも、学年が上がるにつれてその「欲のなさ」がマイナスに働いていたような

気がします。

最初から星組で育っていれば(麻路さきの後姿を見せたかった

また違ったかもしれないけど、何と言うか・・育ちすぎてから星に来てしまって

せっかくの長身とルックスのよさを今ひとつ生かしきれないで、ここにいたって

いたと思います

 

でも・・・・最近変わって来たような?

この学年に来てしまっては、今更羽根しょってというわけにはいかないでしょうし

この先、トップを支える立場になりきれるかどうか

(いわば樹里咲穂タイプになれるかどうかの正念場なわけ)

非常に使う側にとってもやっかいな存在になりつつあると思うんです

(小林公一君なら絶対そう思ってると思う)

 

で、そういう回りの目線を多分本人もわかっているんでしょうね

つきものが落ちたような悟りぶりが感じられるようになったんです。

愛するには短すぎる」での船長さん

これは一つの発端だったのかもしれませんが、それまでの

「何となく頼りない」イメージを払拭して、

優しく思いやりのあるユーモアたっぷりの船長さん」になりきっていました。

(なんせ「ベルばら」のアンドレもいい役で、それなりに素敵だったけど

やっぱり遠慮がちに見えたのよねーー)

それから、単独初主演作品の「フェット・アンペリアル」では、

センターに立つ人としてのたくましいオーラを感じさせ、しっかりした演技で

私をほっとさせました

 

多分、これで随分自信がついたんでしょうね

今回のラルフという映画監督の役は、主人公の親友としての包容力と

監督としての目線の厳しさ両面を表現しないといけなかったんですが、

これが非常にきちんと出来ていて

今までのしいちゃんとは違うわっ」と思ったのでした

今までの遠慮がちで二枚目になりきれない、下級生にまでタメ口を

叩かれてしまう「優しいしいちゃん」から「頼もしい上級生」に変身したと

いう事でしょうか

っていうか、ここにきてやっと「上級生」の自覚が出てきたのかな?

 

星組には将来有望トップ候補として柚希礼音がいます。

この流れは絶対に変わらないでしょう

この先、ずっと涼紫央と一緒くたにされてしまうだろうな・・・とも思うんです。

(下手すれば涼の方が番手が上がるかも)

それでも、私は立樹遥の持つ男役として一番大切なものを持っている

(それは包容力です)事は信じて疑いませんし、いつかその力量が十二分に

発揮される役柄に出会うことも信じて待っています

 

コメント
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