エラいところに嫁いでしまった!
今週で2回目ですが、結構楽しんで一気に見てしまっています
今までの「嫁姑」物っていうのは、「夫婦関係」にあまり配慮しないドラマが
多かったと思うのですが、今回はしっかり「新婚ほやほやの磯次郎君と君子さん」
の関係性が描かれていていいと思います
それにしても・・・磯次郎さんや、あんた・・どういう夫なのさっ
何でも安請け合いして、いい事しか言わなくて、困るとすぐに
「君ちゃん、助けてっ」と挫折するのも早すぎっ
前回よりもより強調されていた「ダメんず夫婦ぶり」
つまり何をやってもダメな夫と、何でも引き受ける「断れない」妻。
そんなコンプレックス夫婦が少しずつ自分を発見していく物語なんですね
でも・・・いくらドラマでも新婚の次男夫婦に葬式を仕切らせるお姑さんが
いるかしら?
まあ、悪気のない、とってもいいお姑さんだけど
(その分、わけもなく嫌味な小姑の濱田マリ)どこかズレてるんだよねーー
好意が全部裏目に出てしまう可哀想なお姑さんに安請け合いの息子。
そして断りきれない嫁に無口な義理の父?
もうめちゃくちゃなんだけど、それでも一つだけ感動的なエピソードを入れ
(今回は住職さんを説得するシーンね)
最後にほろりとさせる所が面白いし、定番の「嫁姑物」にならないよさが
あると思います
でも・・磯次郎さん。東京ではグータラなのに、実家に帰ると突如働き者に。
こういう夫っているよね?誰って?
それはうちの旦那様です
実家に帰ると突如5時起きして、姑にお茶を入れたり掃除をしたりと
甲斐甲斐しいわけ・・・ほーーんと、嫌だわーー
拝啓、父上様
もう・・最初から最後まで「北の国から」バージョンだよーー
脚本家も歳を取ると自分の作品をパクるようになるのかしら?
(宝塚の演出家がそうなもんで、つい・・・)
ナレーションが本当に「北の国から」なのよね
で、二宮君の声を聞きながら吉岡君の顔を想像しちゃうもので・・困ったわ。
あのちょっと気の弱くて優柔不断でいい奴という一平のキャラは
どこから見ても純君そのものだよねっ
これは偶然なのか、それとも故意なのか、聞いてみたいものです。
今回も静かに物語が進んで行きました。
おめかけさんの宿命っていうか・・夫が、父が、祖父が死んでも
陰ながらひっそりと見送るしかない悲しさが十二分に出ていましたよね。
そして一平のまだ見ぬ「父親」への思慕が重なって・・・
そういえば「優しい時間」も父親と息子の話ですよね。
「北の国から」だってそうだし・・倉本さんは、永遠に「父と息子」を追及
し続けるんでしょうか?
昔、倉本脚本で「君は海を見たか」というのがありました
これは父子家庭で息子が白血病になってしまうお話で、父と子の間を
見つめなおすという感動的なストーリーでした
(ショーケンと高橋恵子さんが出演していましたっけ)
そう考えると、倉本聰って人は「父」「息子」に強いこだわりがあるんですね。
「拝啓、父上様」はしんみりと静かに見たいドラマですね。
ところで、先週からBS2で「宮廷女官チャングムの誓い・完全版」が
始まっています。
第1回目なんかは残酷な話しだし、録画だけしてみないでおこうかな・・と
思ったんですけど、結局見始めたら止まらなくなってしまって
吹き替えじゃなくて、字幕だと集中できるっていうか、ついついハマってしまいます。
恐るべしっ 「チャングム」です。