今年はやたら「父の日」を強調しすぎじゃないですか？
いつから日本ってこんなに記念日が好きになったんだろう。
家族が多いと色々大変なのよーーー
あまり罪悪感を引き起こすような宣伝はやめてほしいわ。
親父の一番長い日
という事で・・・・「父の日」に合わせて作られたのがこのドラマ
さだまさしの「おやじの一番長い日」がベースとなっているわけですが
今時の若い人にはこの歌すら知らない人も多いのでは？
なんせ一曲が１０分強あって、テレビ向きじゃないので紅白とか
大変だった気が・・・当時ってさださんの人気はすごかったし、そのさださんが
「全部通しで歌わせてくれないなら出ない」なんて言っちゃった日には・・
というような記憶があります。
（当時は一曲の長さが４分を超えるのが多かったよね。歌謡曲が
３分強で、ニューミュージックが４分くらい？でもさださんの曲はどれも
ストーリー性があるのでひときわ長かったです）
曲が発売された当時は１０代の乙女だった私。
しかも父親とは微妙な関係に陥っていたので、それほど感動したわけじゃ
ありません
（曲の中の「妹」ってさださんの妹？って話もあったし。自分とは無関係
みたいな？）
でも、後後この曲をじっくり聞くと・・・とっても感動するのよね。
という事でドラマは・・・・・
父親 → 國村隼
兄 → 伊藤淳史
妹 → 長澤まさみ
というキャスティングでした
浅草でちょうちんやを営む父は絵に描いたような頑固おやじ。
妻は良妻賢母。兄は気が弱いけど人がいい公務員で、妹は末っ子
特有の気が強い娘。
で、兄の結婚式で父と娘が喧嘩を始める所からドラマはスタート
娘が付き合っている人と結婚したいというのを父は
「絶対に許さん」と反対していたのでありました。
まあ、父にとって娘の結婚っていうのは理屈ぬきに
「ダメーーー」なんだけど、この娘の場合、彼氏が自己で下半身不随に
なってしまったってのも理由にあると思います。
娘は２４歳。自分は２３歳の母と結婚したくせに、娘が２４で
結婚するのは「まだ早いっ」
彼氏があいさつに来れば無視
娘は一生懸命に父親を説得しようとするものの、父は頑固一徹。
けれど・・・・
リハビリ生活から車いすになった彼氏と野球の試合をして
わざと負けた父は「わかった娘はくれてやる！もってけドロボー」
と叫んで座りこんでしまいました
このドラマを見てて、我が家の姫は
「こんなおとうさん嫌っ！もしダディが私の結婚に反対したら絶交する！」
と息巻いておりました
まあ、まだ１５歳の姫には、何で父が彼氏に
「娘をくれてやる」と言うのかわからず・・・・
「何でお兄ちゃんの結婚には反対しないの？」というので
「だって嫁さんは貰うもんだから」と答えた私です
日頃、姫は「私は結婚しない」というのが口癖ですが、昨日は
「でもでもでも・・・万が一結婚する時は教会がいいわあ」とうっとり。
で、ジュニアに「はっ 姫なんか結婚出来ないよ。してもこの家の側に
住むんだろ」と言われていました。
そう・・・ドラマの中の兄は終始妹の味方をしてくれたのですが、
我が家の兄は父と同じで「絶対に許さん」派なのでした
（姫の彼氏は大変だあ）
とにかくまったりとしていいドラマでした。
伊藤君の気が弱いお兄ちゃんが素晴らしくて、思わず笑ってしまったし
長澤まさみのわがままな娘も好演してましたね。
ただ、お母さんがドラマの後半で入院するんですが
「手術しなくちゃいけないみたいで」とかいう割には、手術シーンがなく
あっさり退院しちゃって「へ？」な感じ。
兄嫁さんもあまり意味のない出演の仕方をしてましたし・・・・・
おばあちゃんはいくら何でも若すぎるのでは？
それと、彼氏が車いす生活になるっていう設定は、親父が頑固に
許すとか許さないで済む問題じゃないし
妹の家族はお父さん以外は全員理解ある人達だったけど、世の中そんなに
うまくいくものか？という気が・・・・・
それにこの「車いす」生活の彼氏の話は、全体的に軽いストーリーの中で
異常に重くて、ちょっと引きました。
最初と最後にさださんが出てくるのが面白かった
さて・・・・我が家の姫は本日、演劇部の大会があるので朝の７時までに
学校へいかなければならず、私と旦那は朝５時に起きてせっせと
お弁当作り
娘の為におにぎりを作る父・・・・悔しいけど形がいいのねーー姑が
つくるのと同じなんだもん。
そして娘の為に車で送る父・・・・何をどう言われても父は娘が可愛い。
「私の歳でこんなにダディと仲がいいのって珍しいよねーー」と
恩着せがましく言う姫
はいはい。その通りです。
明日は父の日だからよろしく頼むねーーー
