ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

JAPANESE AMERICAN 1夜

2010-11-04 15:37:07 | ドラマ・ワイドショー

昨日、初めて「アンデルセン公園」なる場所へ行きました。千葉の外れのアスレチックが
ある公園です 以前から家族に行こうと言われていたんですが、私はそういう場所が
嫌いなので・・・でも昨日は不意打ちで連れて行かれてしまいました
土のにおいや木立の美しさは懐かしかったけど・・・アスレチックも少しは何とか出来た
んですが、調子に乗ってやった「池のいかだ渡り」で池にはまってしまったんですっ
ジーパンも膝まで濡れて、顔は泥だらけ・・・おまけにそのショックで吐いちゃって
夜は案の定熱を出すし・・・池にハマった私を旦那が笑ってみていたのが許せなくて
泣きましたともっ っていうか、吐いたり熱を出したり・・私ってそんな年寄り?

週刊誌による「ダルビッシュ離婚」の話ですが
サエコは初めての育児でノイローゼ状態に加えて2番目の子が体が弱くてなお一層
精神的に不安定になり実家に。
ダルちゃんは自宅に帰っても妻子がいないし、遠征が多いしで次第に浮気するように
とうとう、マンションも「引き払うから出て行け」と奥さんに通告。
叩き出された」と奥さんは言っているようです
ダルちゃんの理想は「落合監督夫妻」なんだそうで、年上で人前ではきつい事もいうけど
しっかり夫を支えて文句を言わない妻がいいって
(あんなモンスター息子に育てた落合夫人なんて嫌だけど)
まあ・・野球選手を夫に持つと、頼る事も出来ず、かといって離れていれば心も離れて
しまうし。微妙だなあ
谷亮子議員の場合は大丈夫なの?何であんなに円満なんだろう・・・・

 百恵さんの長男って「芸能界ニート」になっちゃったの?
2男は順調に俳優生活をしているみたいだけど、長男は音楽活動を止めたんだよね。
まあ・・・プレッシャーだよねーー今でも「百恵さんの」って言われるのは。



 JAPANESE AMERRICAN 99年の愛 1夜目 

 70年ぶりに再会した平松次郎と太田さち兄妹。
 さちは移民1世の平松長吉・とも夫妻の娘として生まれたが、
  日本に帰され以後消息不明に。
 平松長吉は口減らしの為にアメリカへ渡って農業を始め、
  写真花嫁のともと結婚しキャサリンというアメリカ人から土地を譲り
  受けるが、嫌がらせで家を焼かれる。

橋田先生の脚本といえば
 長い台詞
 やたら丁寧な言葉遣い
 妙に気前がいい人が登場

なんですが、全部てんこもりでした

 現代シーン

まず、今時のアメリカにあんなクラシカルなホテルがあるって事に驚きっ
是非行ってみたいわーーー
それはさておき、野球場に登場した平松次郎と平松しのぶ。夫婦かと思っていたら
実は兄嫁と義弟の関係でした。
そこに太田さちの「嫁」が出てきて、3人を合わせる。
上条恒彦&八千草薫コンビは年齢相応かなと思ったけど、
さち役の岸恵子の若さには驚き あのクラシカルなホテルにぴったりのコスチュームで、黒髪のかつらで。
「嫁」が可哀相に若いのにふけちゃって
堀内敬子さん、気の毒っ でもしょうがないか・・・・
岸さんって演技が上手なわけじゃないのに、何で出てくると「銀幕の女王」風になる
んでしょうか。八千草さんが「和」の女王なら岸さんは「洋」の女王
昔懐かしい日本語でよく喋ってくれたなあ。

大体今時、嫁が土下座するか?とか思いました
さちの「嫁」が夫に言われて、何とか姑の最後の願いである「兄」に合わせてやろうと
ぬきうちをかけるのですが、それにさちは激怒。
小賢しい」とまでいうのです (「小賢しい」も死語です。ポリニャック夫人役の
神代錦さん以来ですわーー)
で、嫁は土下座して「申し訳ございませんでした」って謝るんですけどね。

多分、さちさんの家は大金持ちなんでしょうねーー
ホテルの格やらさちの服装やらが庶民感覚ゼロで笑えます。
でもなんだかんだいって平松家にやってきたさち達ですけど、そこのひ孫君が
小学生のくせにやたら言葉遣いが丁寧。
「おばあちゃま」なんて呼ぶのよーー
何にもしらないさちの「孫」に「君だって平松家の人間だろう?」なんて言うので
ははは・・・・ そのひ孫君の語りから長吉さんの話は始まるのです。

 長吉ととものシーン 

さすがに戦前を描かせたら妙にリアルな橋田脚本。
農家の人々の苦しい暮らしぶりがそのまま伝わってくるような感じで、ドラマとは
こうあるべきと思いました。
三谷幸喜の「わが家の歴史」でしたっけ?なんかの賞をとったけど、あんなの甘い甘い。
家族の「歴史」を描きつつも視聴者を説得する台詞の数々と、少々オーバーな
「いじめ」シーンはドラマに大きな魅力を与えてくれていました。

 日本からの移民を制限 → ストップしようとするアメリカ
 勤勉な日本人が嫌われる理由 → アメリカ人のアイデンティティの崩壊

この二つがドラマの大きな縦軸になっています。その上で
「それでも日本人は真面目に一生懸命働く事しか出来ない」という結論に達する
人々の潔さっていうんですかねーー1世はアメリカ人じゃないから土地を買う事が
出来ない。借りた土地を耕作してもいつかアメリカ人に奪われる恐怖感と付き合っている。
それに人種差別や偏見。
それらに向き合いつつ「それでも真面目に誠実に一生懸命働くしかない」って思うのは
日本人の美徳の一つだったんですよね。きっと
多分、今だって中国やロシアに色々やられても、「それでも真面目に一生懸命」
やるしかないのが日本人で・・・もう、ほんと、それしかないって感じ?

キャスティングがとにかくベストでした。

長吉 → 草なぎ剛・・・長い台詞をほんわかとしっかり喋ってくれたし、キャラとしても
               誠実さや真面目さが伝わってきてGOOD。

とも → イモトアヤコ・・・意外性のベストキャスティング。美人名お姉さんが逃げちゃって
      代わりにアメリカへ来て、でも「働く事は平気」と言ってのけて、
      初対面のプロポーズを引き出す能力がおありとはっ 
     農場で木の切り株を引っ張る姿は本物の農婦そのもの。
     さらに「陣痛が起きても働くのをやめない」ってのもやたらリアルでしたし。

野中一郎 → 市川右近・・・さすがに滑舌が素晴らしく、あの長い台詞が聞きやすいの
                  なんのって。しかも感情がしっかり伝わってきます。
                  最高です。

橋田脚本に登場する「気前がいい人」・・・キャサリンおばあちゃん
長吉ととも夫妻が荒れた土地をいちから耕し、野菜をしっかり作る事に感銘を受けて
長男の一郎が生まれた事を機に土地を譲ることに。
少々「出来すぎ感」がなくはないけど、その後、アメリカ人のハワードに散々意地悪
される事を思うと、許してあげようと思います。
そのアメリカ人のハワードもステレオタイプな「偏見を持つ男」で、開口一番
「ジャっプ!」といって長吉たちを馬で追い回し、最後は放火。
いななく馬に乗る姿は「悪人」そのもの。でもわかりやすくていいんじゃないかしら?

1話目は長吉とともの可愛らしい「愛情」物語が結構素敵でした

我が家の姫などは「日系移民」の話なんか「習ってないから知りません」状態です。
でも私が小さい頃は山田太一の「あめりか物語」とか大河ドラマなどで、その厳しい
生活は覚えていたつもりです。
でも、今その歴史を思うとき、今のようにすぐに飛行機で行けるわけでもなく、情報が
しっかりしているわけでもなく、言葉も通じない国へなんですぐに「行こう」と決断
出来たんだろうなあ・・・・という事
今だって経済的には閉塞状態。日本でいくら働いてもお金は増えないし、貧乏人は
貧乏のまま。でも「じゃあ、外国へ行って一旗あげよう」とか「自分が外国へ行くことに
よって家族を救う
」なんて日本人はいないでしょう?
親の年金をあてにして生活し、死んでも届けを出さないような時代。
20代の若者が「ヨーロッパかアメリカに出稼ぎに行って、仕送りするからね」なんて
言ってくれたら、あるいは「タイや中国の工場で働く」と言ったら、随分世の中も
変わってくるんじゃないかしら

ともがアメリカに着いて、長吉に断られたら「一人で働くから大丈夫」と軽々と
言ってのけるけど、そんな勇気、今の日本人にはないよね。

また、1世や2世はともかく、3世4世になるとあっさり「アメリカ人」になりきれると
いうのもまた日本人の特徴じゃないかしら?

今夜は2夜目です。みないとっ




 

コメント
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