ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

MITSUKO2

2011-06-19 11:39:34 | ヅカOG その他舞台

 出演者について

 

安蘭けい・・・ミツコ。ヅカ時代から私が安蘭に持っていた印象というのは「歌唱力はある

       けど、演技力が平坦」でした。どこか心ここにあらずで表面的な演技をして

       いるような感じ?それが女優になったら余計に出てしまった

       1幕の小娘ミツコはかつらも衣装も「なんじゃこりゃ?」で、声音を上げている

       のが妙にわざとらしいっていうか・・・大地真央二世?

       恋をした事がないのかな。ハインリヒを愛しているようには見えないし

       当然「母親」としての慈愛のまなざしも感じられませんでした

       女優を続けるならまず「恋」を演じられなくては。そこに柔らかさとか色気とか

       可愛げが出てくるのです。今の安蘭は男にも女にもなりきれてないかも。

マテ・マラカス・・・ハインリヒ。

           見た目は大変よろしい。日本語も随分頑張ってはいたけど

           やっぱり聞き取りにくい言葉が多々ありました 歌も、キーがあって

           ない?それとも疲れてきた? 彼の個性を出したとは言えないのでは?

ジュリアン・・・リヒャルト。歌はまだまだだなあ。ひっくり返りそうになる部分もあって。

         でも何て可愛いの おばちゃまは一目ぼれ

          14歳も年上のイダと結婚するって言ったらそりゃあ、怒るわ。プン

         うちの可愛いジュリアンをたぶらかしおってーーみたいな?

         今後、二枚目系の俳優さんになっていくのでは?ルドルフあたりどうでしょ?

         そしたらおばちゃまは見に行くわよーー

AKANE LIV・・・・イダ。

            神月茜ちゃんじゃありませんかっ 背丈はあるし歌唱力抜群だし

            演技力もあるし。ああ・・いい男役だったのにーー宝塚は本当に

            人材の無駄遣いをしたのね。

           イダとして年下の夫を支えるよい奥さんぶりが微笑ましかったです。

            地声は低いのに、本当に高い声まで出るんだなあって。

増沢聖・・・成人リヒャルト。この方は可もなく不可もなく。髪の色・・何とかして欲しかった。

          あの可愛いリヒャルトが何でこんな風になるの?って。

未来優希・・・ミツコの母。日本人記者。その他。さすがに「エリザベート」で

           見事な皇太后を演じただけあって、「母」役はもってこいって感じですね。

           安蘭と未来の何が違うって、目に宿る「感情」なんだと思います。 

           「ロミオとジュリエット」の乳母が楽しみ。

大月さゆ・・・日本大使館の娘。

        いくつの設定なのかな。服が女子校の制服のようで、それがまた何とも

        似合って可愛いです。ジュリエット、彼女でいいじゃん?っていう感じ。

        (ジュリアンとさゆちゃんならぴったり)

        男役が女性の役をやっている中で、娘役が女性の役ですから、。非常に

        たおやかで美しく可愛い。私がハインリヒなら彼女と結婚したいです。

 

 この作品、安蘭シンパの方々以外にリピートは難しいでしょう。安蘭シンパの

方々も2幕目を見たいかどうかはわかりませんが。

「mitsuko」を通して私達は「国境を越えた愛」至上の愛を見たかったはずなんです。

なのに小難しい政治劇を見せられるハメに。時代が妙に「エリザベート」とかぶって

いる部分もあり、ヅカファンには「そんな事しってるよ」的な感じもあったんじゃ?

確かにミツコの人生は波乱万丈だったのは前半のみで、後半は描きにくいと思います。

だからそこをどう書くのかなと楽しみにしていたのですが。

しかし、それでも安蘭けい様いる限りこの作品は「名作」になるかもしれませんし

上演を続けるかもしれません

安蘭に関して辛口で書きましたけど、早く天海路線でいくのか、それとも一路路線で

いくのか決めないとチケットは売れるけど業界の評価は得られないと思いますが。

そうすると、歳をとってから苦労するんじゃないかと。

 

それいしても元雪組総出演とは・・・・

 

コメント (10)
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MITSUKO1

2011-06-19 10:43:35 | ヅカOG その他舞台

土曜日で阪急貸切のわりには席が埋まってなかったような?

成瀬こうき&汐美真帆がご観劇・・他、関係者らしき人が多数。

 

 MITSUKO 

脚本・作詞・演出が小池修一郎という事で期待値も高い舞台であると思います。

でもあえて書かせて下さいね。小池先生はオリジナルは書かない方がいいです

2幕通してみるのは正直辛いっていうか・・楽曲がいいだけに残念で。

 

 一体誰が主役なの?

当然「MITSUKO」ですって言われたらそれまでですが、私にはMITSUKOが主役に

見えませんでした。

むしろ、ハインリヒとその遺志を継いだリヒャルトが主役なんじゃないかって

1幕目・・・ハインリヒが日本に傷心を癒すために来てミツコと出会い、たちまち恋に

      落ちて結婚。ボヘミアに渡り、子供を育て自分も勉強。

      でも後半は、ハインリヒがユダヤ人差別を批判した著書を書く事がメインに

      なって、ミツコが何をどう思い、夫婦関係がどうであるという事は一切描かれず。

      リヒャルトのナレーションによる「絵巻物」になってしまいました

      ミツコって一体どんな性格なの?気が強くて頑張りやなのはわかるけど、

     非常に薄っぺらい描かれ方をしているので、感情の変転がわかりません。

2幕目・・・こちらの主役は完全にリヒャルトで、彼の「汎ヨーロッパ主義」の説明と

      世界情勢が描かれ、歳をとったミツコは脇役に回ります

      なにゆえにミツコはああも偏屈な人間になってしまったのか・・というのが

      リヒャルトとイダの結婚のせいだけってのはあまりにも極端。

      また他の子供達がなぜ母親に辛くあたってしまうのか・・・という事に関しても

      よくわからず ミツコの思想、ミツコの母としての思いが全く伝わってきません。

小池先生は2幕を通して「ミツコ」を描きたかったのではなく、ユダヤ人差別を

批判するハインリヒとその影響を受けたリヒャルトを描きたかったのでは

 

 外国人及びハーフを多用するのは

  いいんだけど・・・・

マテさんの日本語には限界があり長台詞の一端を成人したリヒャルトが言うという

場面もあります。

また、マテさんを始め、リヒャルト、イダ、をハーフが演じるというのはリアル感が

あっていいのかもしれないけど、男性アンサンブルが全員「おかしな外国人」に

見えてしょうがなかったです 特に髪の色が問題・・・・主要キャストをそこまで

リアルに拘るならアンサンブルもヨーロッパ系を使うべきだし、ボヘミアでハインリヒが

日本語を使っているのも変じゃないか?と思ったりして

舞台は「嘘」の集大成を本物に見せる空間だと思っています。中途半端にリアル感

が入ると観客は夢を見られないのです。

 

 ナレーションで流れていくという手法

うまくいった例の代表格が「エリザベート」でしょうね。

ルキーニという狂言回しをうまく使って、あちこちの場面に絡ませていく。

でも日本人がこういうスタイルをとると、なかなか難しいのかも。

和央ようか主演の「ディートリッヒ」や大地真央主演の「ガブリエル・シャネル」も

そうなんだけど、自分語りをさせたり、親友を登場させたりで、次第にどっちが

主役かわからず、ナレーション付きのドキュメンタリーみたいになってしまう

そうなると山場もないし、だらだらした印象のみが残ります。

今回、特に2幕目はリヒャルトがでしゃばりすぎましたね

最後は「もう汎ヨーロッパ主義の事はどうでもいいからMITSUKOはどうなった?」

って思いましたもん。(最後に「カサブランカ」の「我々は生きている」でも唄えば?)

他にも兄弟が沢山いるのにそっちの事は一言で終わりって・・・あんまりなっ

 

 演出について

セットは大きな額縁の中についたてが並べられて、そこに映像が現れてという

小池先生お得意の分野。大道具や小道具を使うとお金がかかるから?

最近、この手の手法が増えていて、それはそれで綺麗だけど、あまりにそればかり

っていうのは寂しいよね 手抜きされてる印象で。

明治の日本とハプスブルク終焉のヨーロッパを何とか説明しようと、歌や踊りで

そりゃあ沢山やってくれたけど、あまり意味があったとは思えません。

1幕最初こそ「おおーー宝塚みたい」って思ったけど、あとはテンションが下がりっぱなし。

うるさ方の親族とミツコの直接対決もなく、かっちり分けてしまった事もよくなかった。

主役は勿論、外国から呼んでるマテさんに見せ場をあげないといけないのはわかるし

2幕目からしか登場しないAKANE LIVも大事にしないといけない・・・とか

あっちこっちに「見せ場」を要求されて集中できなかった感があります

小池先生らしいダイナミックな演出が見られなかったのが残念。

 

コメント (2)
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