ふぶきの部屋

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宝塚ファンを悲しませているのは労基署と遺族と阪急

2023-12-16 07:00:00 | 宝塚コラム

まず、私は言いたいです。

歌劇団は宝塚ファンを何だと思っているんでしょうか?

どんな時も歌劇団の意向に逆らわず、ご贔屓さんの為に耐えて、チケット買って欲しい時には買ってくれて、「お断り」には素直に従って、お金持ちとかおばさまとか、大量にお金を使ってくれる人には優遇して。

そういう事でしょう?

 公演見直しについて 

① 過密な稽古スケジュールの改善を図るために、稽古日数ならびに舞台稽古日数の増加などを実施します。そのため一部公演の初日を変更します。
② 本公演(宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演)の1週間あたりの公演回数を、「週10回」から「週9回」に変更します。
③ 新人公演の在り方の見直しを図るため、2024年1月~3月の間の新人公演は、東京宝塚劇場のみの上演といたします。(以降につきましてはあらためてお知らせします)

 

その理由として

11月14日に公表した調査報告書で対処すべき課題(提言)として指摘いただいた内容を真摯に受け止め、各種改善策に取り組んでいます。
そのうちスケジュール改革につき、「過密な公演スケジュールの解消」、「新人公演の在り方の見直し」等につきまして、前倒して実施いたします

としているのです。

しかし、これはチケット販売後の話なんです。

チケットを売っておいて「見直しする。公演を中止にする。大劇場の新人公演やめる」

これはあんまりじゃないんですか?

実は労働基準監督署が12月になって2度目に入ってます。

労基署は暇なんですか?

宝塚より、地方公務員が置かれている方を重点的に見るべきでは?

数々の役所ではパワハラ・セクハラがはびこっており、助けを求めたくても出来ない人達が沢山いるんです。

それなのに、いわゆる商業演劇の世界に「役所の掟」を押し付けるなんて横暴すぎます。

これを許したのは、阪急ホールディングス、宝塚歌劇団、その前に遺族の弁護士ですね。

つまり労基署は弁護士の言った「自主稽古も、マッサージも、髪飾りを作る事も全部パワハラ」を鵜呑みにして行動したわけです。

 

「一人の生徒が自殺した」お気の毒です。可哀想に。

だけど、本来、商業演劇、アスリートの世界は全部「競争」であり、自分がどれだけ努力を続けるかに成功のカギがあるのです。

なぜ宝塚歌劇団が女性だけの歌劇団でありながら、ここまで集客を増やし、ファンを増やす事が出来たのか?

それは、歌劇団の決まり事以上に生徒達の努力ですよ。

努力を中断して逝ってしまった人の為に、なぜ歌劇団が変わるのでしょうか。

 

今回の事は、先にチケットを売った歌劇団が悪い。

けれど、少なくともお正月1日から公演をやるつもり、新人公演をやるつもりで行って来た準備を台無しにしたのは労基署であり、また遺族側弁護士ですよね。

私達一般人には関係ないけど、歌舞伎だって歌劇だって1日から初日が始まるんです。

それはどこも同じです。

歌劇団が超過勤務というのなら歌舞伎はどうなんですか?

東宝ミュージカルはどうなんですか?

お正月独特の宝塚の雰囲気を大事にして来たのは、ファンのみならず、宝塚のおかげで潤っている周りの商店、ホテル、温泉ですよ。あんな交通の便が悪い劇場になぜ、1日からお客が来るか。それは歌劇のおかげでしょう?

まして、1月は星組「RRR」の公演です。悪いけど宙組とは一切関係ないし、10月は博多座で成功をおさめていましたよ。

新人公演というのは、生徒の成長を見る上で大事な公演なんです。

正直、演出家は400人もの生徒の顔と名前、特技などは知りようがありません。

劇団側から「この子は押しね」とでも言われない限り、実力があっても芽が出ない生徒は沢山います。

そんな研究科7年目までの生徒達が目立つ唯一の機会を労基署、阪急、そして遺族側弁護士が奪っていいのですか?

それとも103期以下、みんな新人公演が嫌なの?

お稽古するのが苦痛なの?だったら退団すればいいじゃん。

努力しない生徒に払うお金なんかないでしょ。

 

歌・ダンス・演技・髪型・衣装の着付け、体型の維持、化粧のうまさ、それらの総合芸術が宝塚です。

俗に男役10年というけど、新人公演を経て自分の時間が出来てそれをさらに有功に使って、「ああ、歌が上手になったな、演技が上手になったな」と評価できる生徒は沢山いますよ。

そして、一度でも新人公演を見た事がある人はわかると思いますが、あれははっきりいって「生徒の保護者」に対する学芸会のようなものでもあります。

なんせ新人公演メンバーの親、そして歌劇団のお偉いさん、演出家、生徒しかいないような公演ですから。たまたまチケットを持って入る一般人は疎外感を持つというか、これが特別な世界だなと認識してしまうんですよね。

だからなくしていいというものではありません。

 

公演数を減らすのは別に構わないけど、生徒の稽古時間を奪う事はやめて欲しいです。

正直、大劇場と東京宝塚劇場、バウが主なんですから、全国ツァーや博多座、梅田といった別箱を減らせばそれでいいのではないか?

私が考えていた「過密スケジュール」っていうのは

 一つの公演に役代わりが多すぎる。

 別箱が多すぎる

この2点だけです。先ごろ博多座「ミーマイ」をやった星組も、ビルとジョン卿を役代わりにしました。主役クラスを役代わりにするのは精神的にも肉体的にも大変すぎると思っていました。

しかし、暁千星をトップと呼ぶわけにいかない。水美舞斗を星組トップには出来ない。

礼真琴が休養に入った関係でシステム上、仕方のないものではありました。

だけど、それ以外にも、実質3番手争いを仕掛ける為とか、ファンの感情を逆なでしてチケットを売る為の役代わりが本当に多くて、その点はあんまりだなと思っていました。

労基署はそういう部分を見るべきであって、本公演を減らすとか、正月からやるなとか、大きなお世話すぎます。

別箱にしても、バウが空っぽで梅田や博多座など大きな舞台をトップが本公演に引き続きやるのも変だと思っていました。

阪急としては梅田の集客率を上げる為に宝塚は欠かせないのかもしれないけど、5組抱えてここまで過密になるのがおかしいと思っていました。

 

これらの私が考える「過密スケジュール」は亡くなった子とは無関係です。

彼女が「やけど事件」で特定の上級生を悪者にした事を鵜呑みにしたり、夜中まで髪飾りを作ったりしていた事を問題視するのはまるっきりおかしな話です。

かつて舞風りらは髪飾りを作るのが好きで得意でよく披露してましたし、これらの技術をいかしてアクセサリーを売ったりしているOGも沢山いるんですから。

 

売ったチケットを返金すればいいというものではないでしょう。

こういうやり方をすると、どんどんチケットが転売されて、普通のファンが通えなくなりますし、ファンクラブに入っていても有難味が少なくなります。

ホストに貢ぐホステスのようになれというんでしょうか?

無理です。B席3500円→1万になったって買えませんよ。

今回のような中止の仕方で、迷惑を被った旅行会社、ホテル、ファン、どうしてくれるんですか?

あの川人とかいう弁護士は「公演やめろと言ってない。劇団潰そうとも思ってない」と言いましたが、やってる事は同じ事です。

いくらなんでも・・・・迷惑のかけすぎ。

そして阪急はプライドなさすぎ。

変わらなければならないのは上層部。

本当に「宝塚歌劇」を愛する上層部であれば、こんな心無い仕打ちはしないでしょう。

生徒達は自分のファンになんといえばいいんですか?

「劇団の方針だから」とでも冷たく言い放てと?

 

コロナ禍の中で、公演中止が相次ぎ、それでもファンは文句を言わず待っていたし、中止になった時も黙って受け入れました。

夏の星組も同じ。週刊誌に色々言われながらも耐えましたよ。

チケットを持つ度に「不安」を抱えるファンの気持ち、わかってますか?

必死に働いて落としているお金は無駄金ではない。特に地方から遠征する人にとっては死活問題になります。

チケットが余ってる時ばかり「追加を受けます」的な態度を取る劇団にも腹が立ちますし、駄作でも売り切れになってるのはファンのおかげという気持ちが全くない。

誠意がない。

阪急並びに歌劇団は、まずファンに謝って欲しい。

角会長。ファンの前で土下座すべき。夫婦揃って。

初日と千秋楽にどかんとS席占拠している劇団のお偉いさんたち、みんな土下座すべきです。その席はファンが座るべきところで、あなた方が座る場所ではない。

 

花組が突如中止になったり、雪組の初日が遅れたり、そういう事が続いてどんなにファンが傷を負ったかわかりますか。

ヅカファンというだけで「公演を見たいなんて死んだ人に失礼」とか中傷されて。

もう、本当にやめて欲しいです。

大谷選手のドジャース入りで大騒ぎの日本ですが、彼が日本でWBCに休まずに出場してくれて、優勝出来たけど、その後すぐにアメリカに帰って続けざまに試合に出てましたね。

あれこそ「過密スケジュール」の働かせすぎなのでは?

誰もそれを指摘しなかったけど。

彼が自分の責任で出場し、試合をし、日々研さんしているのが「働きすぎ」になるんでしょうか?

 

コメント (6)
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